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『あのひととここだけのおしゃべり(文庫版)』は初版を買う

 ずっとインド映画の話題が続いているのだが、もとから下書きがたくさんあるうえに(覚え書きを書いて放ってあるもの多し)最近のお楽しみと頭休めはインド映画なので、ますます下書きが増える一方で。
 しかし、これは早いほうがいいので割り込み。

 本屋に行ったら、これが出ていた。

 前にこちらでご紹介したことがある『あのひととここだけのおしゃべり』(よしながふみ)が文庫になっていたのである。
 単行本は好きで何度も読むあまり手垢がつきまくっているのだが、買った。
 なぜなら、文庫版には新たに堺雅人さん(「大奥」の映画版とテレビドラマ版で主演)との対談が入っているうえに、初版にはおまけがついている。
 堺雅人さんは「目が笑っているくせに奥では笑っていない」(そのとおりです、よしながさん。お父さんもすごいわ)ところがいいと思うのだが(うんと怖い役をやってほしい)、羽海野チカさんとか漫画家さんとも親交があるのね。そういえば「ハチミツとクローバー」で修ちゃんだったっけ。こちらの対談も面白かった。話が面白い人なんだな。
 で、初版限定のおまけは、雑誌『メロディ』に掲載された「大奥」映像化記事のイラストエッセイが挟まっているのだが、何がツボだったといって、「何話してるんですか」「火付盗賊改筆頭与力佐嶋さまのお話を」というところ。
 佐嶋!

20130512sajima
 
 借り物の写真ですが、この人です。
 髙橋悦史さん演じる佐嶋はテレビ版の「鬼平犯科帳」で一番好きな登場人物なんである。出てくると「さじまー!」と言いながら手を振ってしまう。「うさぎ…」と苦り切っているところなど最高。残念ながら髙橋さんは亡くなってしまい以後佐嶋は出てこないので、そのあたりはあまり見ていないのであった。
 佐嶋!いいよね!よしながさん!
 ついでに書くと、現在絶賛放映中のNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」には「鬼平」の兎忠と粂八が義理の親子設定で出てきて(わざとか?このキャスティング)先週は酒を酌み交わしていたので、お好きな方は大喜びであったろうと思う。「あまちゃん」は毎日見ているうえに、80年代歌謡映像満載で大丈夫かDVD?とも思っているので録画もしているのであった。クドカンさすがである。

【追記】
 実は、上記の記事はざっと読んだ時点で書いていて最後のほうを見落としていたのだが、菅野美穂さんのことが話されていて、しかし、対談の時点では結婚の話はまったく出ていなくて、「ああよかったね」と心から思った。おめでとうございます。お幸せに。
 「佐嶋」が出てくるイラストは、実は本冊にも出てきていました。でも、ほかのイラストもあるので、やっぱり初版を買った方がいいと思う。菅野美穂さんは男らしいのか。

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コメント

こんばんは。
>NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」には
>「鬼平」の兎忠と粂八が義理の親子設定で出てきて
あーっ!!ホントですね!!気づかなかった!!
私のバカバカバカ!
我が家はオットが「鬼平」が大好きで、82回シリーズのDVDを定期購読しております…いったいどれだけ好きなんでしょうか…?

投稿: Kei | 2013.05.19 23:26

おお、「鬼平」お好きでしたか。拙宅ではBSフジの放送を欠かさず録画しております。ボックスがあるシーズンもあります。
粂八…じゃなくて蟹江敬三さん演じる忠兵衛さんは今日漁に出てしまいましたが、まだ兎忠は出てますね。「あまちゃん」は脇役の充実ぶりがすごいと思います。

投稿: きたきつね | 2013.05.20 21:56

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