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2013年7月

「ムトゥ(踊るマハラジャ)」を久々に見る

 18日間のごぶさたでした。めっぽう余裕のない日々ではあったが、なんとか生きております。だがしかし、風邪を引いてしまい声が出なくなる寸前である。声が出なくなると商売あがったりだし咳がひどいので、夜、仕事がらみの宴会があったのをキャンセルし、少し余裕ができたのであった。
 で、久々に「ムトゥ(踊るマハラジャ)」を見たのだった。邦題が(  )に入っているのは、よくよく考えてみると納得がいかないからである。基本的にマハラジャじゃないし。(【追記】後でつらつら考えてみると、その後のラジニ映画に「踊る」が連発されまくったことが原因のようです)
 なぜ見たかというと、これも久々にこちらのブログを見にいったから。

 『ムトゥ踊るマハラジャ』のすごさ:アジア映画巡礼

 すごいです。こうやって分析するのか。
 分析対象になっているのはコレ。

 「菜食主義のツル」。
 5分11秒で145カットだそうです。すげえ。
 これを初めて見たときは2分あたりに出てくる婆ちゃんがすごいと思った。堂々と主役を張り、3分58秒あたりに出てくるときはポーズを決めて微動だにしない。絶対ただものではないと思うのだが、誰なんだろ。(【追記】コメント欄で教えていただいたのですが、Jyothy Lakshmiという人だそうです。動画もいっぱいあった)

 あと、やっぱりコレだ。

 特に、耳をぱたぱたする象さんと3分30秒過ぎの転調するところが好き。

 それにしても、前よりはインド映画の教養がついたところで見直してみると、やっぱりこれは「ボリウッド映画」ではない。ストーリーがちゃんとしてないもんなあ。ものすごくハイコンテキストで、「ムトゥは凄い(演じているのはスーパースターだから凄いに決まっているという匂い)」とか「旦那様恋に落ちる」とか「ムトゥとミーナ馬車で逃げる」とか短いシークエンスはあるけど、全体的なストーリーラインは無理矢理推測させていると思う。ヒンディー映画とは映画の文法が全然違う。
 しかし、力がある映画なので、これをインド映画として初めて見たら、それは刷り込まれるし、こちらにも書いたけど、これが基準になっちゃうこともあるのだろうなあ。
 たしか、ムトゥは江戸木純さんがものすごくがんばって公開にこぎつけた…ような記憶があるのだが、残念ながら、その後しばらくインド映画は日本に定着しなかった。今にして思えば、組織的な問題や、ヒンディー映画ではなかったこともあったのだろうと思う。内容のバラエティや物語性はヒンディー映画のほうがあるし。
 今度こそ、インド映画がせめて香港映画なみに定着してほしいと思う。
 「ムトゥ」のBlu-rayがついに発売とのことなのだが、昔出たDVD(家にある)は現在amazonで22000円である。
 「Om Shanti Om」は予約開始。ついにBlu-rayが!日本語字幕で!

 感涙。

 「3 idiots」もソフト化されるらしいのだが、「Ek tha Tigar(タイガー伝説のスパイ)」とか「「Jab Tak Hai Jaan(命ある限り)」も是非きっちりソフト化してください。お願いします>関係各位。

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海辺へ寄り道

 いつもと毛色が違います。
 いや、このごろは朝早く起きて早く仕事を始めて早く帰るようにしているので、以前ほど疲れは溜まらなくなった(というか溜まると目が回って使いものにならなくなる)のだが、けっして暇というわけではなく、どうにもこうにも、どこかに行きたい。
 特に、海!
 海っぺりでぼーっとしながら波の音を聞きたいのだった。

 というわけで、いつもより早めに職場を出(といっても定時はとっくに過ぎている)、最寄りの駅からJRに乗り、海辺に出かけました。

20130711umi2

 うまいこと、日没に間に合った。

20130711umi3

 波の音を聞きながら、ぼーっと日の入りを眺める。

20130711umi5

 沈みきって夕闇が漂い始めたころ、時間が来たので帰る。

 結局、帰宅したのはいつもとそれほど変わらない時刻で、要した時間は2時間ぐらい。これなら、また実行できるというものである。
 もともと海の近くで育ったし、学生時代は小樽に通学していたので帰りに海で降りてぼーっとしたりしていたのだが、最近はとんと海に縁がなかった。それでどうということもなかったのだが、なぜか急に海が恋しくなったのだなあ。
 いつかは、できれば暖かいところで、西向きの海辺に住みたいとは思っているのだが。それまでは、ちょくちょく出かけることにしようかな。

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映画でイルファンを補給する:「アメージング・スパイダーマン」「Maqbool」など

 本日は7月で唯一、何も予定を入れていない日。本当は出かける予定があったのだが、うっかりすると目が回るので、おとなしくお家にいることにした。
 見たい番組の録画が溜まっているのでハードディスクを少し片付ける。
 結果的に、「うちのイルファン・カーン」を補給することになってしまった。なぜなら、「アメージング・スパイダーマン」をイルファン見たさに録画してあったからである。

 ソニーピクチャーズ・インディア(というのがあるのか!)がイルファンをフィーチャーした公式動画を上げていた。スパイダーマンと最終的に戦うことになる相手はあまり悪者ではないのだが、イルファンは悪そうである。「ライフ・オブ・パイ」より痩せたかなあ。短髪で相変わらず強面。後ろ姿のプロポーションがかっこよかった(足が長いんである)。

 で、引き続き、「Maqbool」(2004)に手をつける。
 「マクベス」を翻案した映画でイルファンは堂々の主役。翻案ではあるが、例によってインド映画では全然違う映画になっていて面白いのであった。
 イルファンはマフィアのナンバー2で、ボスの愛人であるタッブーと実は相思相愛。警官ながら同じマフィアに出入りする警官ナッスルディーン・シャーとオム・プーリに「お前はマフィアの王になる」と占われ、運命が変わっていく。まあ「マクベス」なのでハッピーエンドではないのだが。

 「その名にちなんで」と同じ組み合わせだ。
 本家マクベスでは「3人の魔女」なのが、こちらではナッスルディーン・シャー(とても好き)とオム・プーリ(こちらも好き)!マフィアのボスを演じたパンカジ・カプールがまた只者ではなく、タッブー以外は演技派のおっさんてんこ盛り。インドの田舎で(田舎のマフィアなんだろうか)、必要な歌舞音曲以外はしーんとしている感じで、静かに物語が進んでいくのがとてもよかった。音楽がイスラム風で、これもなかなかよい。

 今、イルファンの映画で見たいのは「D-Day」である。
 こちらで教えていただきました。

 マフィアのドン(リシ・カプール!)暗殺のため、腕利き諜報部員(イルファンとアルジュン・ランパール!)が送り込まれる話らしい。見たい!

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