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香港で『バシフィック・リム』を観た

(【追記】:帰ってから加筆・修正しています)
(【再度追記】帰ってからまた観たので、さらに加筆しました)

 The Grand CinemaでIMAX3Dで観ました。
 香港まで行って何を見ているんだという気もするけど、これは香港で見てよかった。ちょうど札幌で『ガメラ2』を見るようなものです。『ガメラ2』は札幌で観るのがよいと言う話はこちらに書いたのだけれども、それに匹敵する愉しさ。
 The Grand Cinemaは九龍駅のそば、ということは九龍半島の西側の埋め立て地にあるのだが、イェーガーの基地は、香港島の西側の山の見え方から察するにあの近くだと思うんだよね。最後に香港島と九龍側を両方遠望している背景があったので、もうちょっと西側の埋め立て地かもしれない。でも、最初の俯瞰シーンで後ろに山があったんだよな。山がある島はもっと新界側になるだろうけど、香港島の見え方が近い。
 しかし、香港の海上戦闘シーンは、香港島の見え方からするとビクトリア湾っぽいんだけど、それにしては湾の幅が広すぎるんだよね。

20130825hongkong2

 九龍半島先端のプロムナードから見るとこんな感じだし。

 もしかしたら、九龍側も香港島側も思いっきり埋め立てて西に伸ばしたのか?とも思ったけど、ビルの形が違うので、それほど緻密にロケハンをしていないのかも。ハンニバル・チャウの店のあたりは湾仔だと思うんだけど、香港と言うよりブレード・ランナーのようだったし。
 というか、香港スタッフが作ったところとそうじゃないところがあるのかもしれない。陸上でジプシー・デンジャーがタンカー振り回すのは湾仔〜金鐘〜中國銀行ビルあたりの皇后大道の感じで、けっこうリアルだった。皇后大道の真ん中には椰子の木は生えていないと思うけど。
 ジプシー・デンジャーがコンテナをぶん投げて戦うのは間違いなくここだと思う。昂船洲のコンテナターミナル。

20130825hongkong1_2

 A22のバスが通るルート沿いの好きな景色。
 ちなみに、この橋は戦闘で壊される「あの橋」に相違ないのであった。
(【追記】
 前の記事を見返してみると、チェルノたんと赤色暴風(違)が戦っていたのは、このへんかもという気がしてきた。上の写真の橋の反対側(南側)

20120506hongkong3

 香港島の距離感がそれっぽい。
 たしか中国語字幕で黄金海岸がどうのと言っていたけど、黄金海岸はかなり北の方。チェルノの背後は橋じゃなくて島だったのでKaijuは北に向かっていたのだろうか。だとすると、ジプシー・デンジャーが戦っていたのは橋の南側(下の写真の方)のコンテナ・ターミナルなのかも?)
(【さらに追記】
 日本で再度2D字幕版を見て確認しました。
 チェルノと赤色暴風が戦うのは、背景に中環中心(色の変わるビル)がはっきり映っているので、その沖合い、九龍半島の西側の陸に近い海上だと思われます。上の写真の真ん中へん左寄りかなあ。シャッター・ドームは、ドアの向こうの景色が中環っぽいので、そこからあまり離れていないような気がする。上の写真の右あたりかなあ。最後の俯瞰を見ると九龍半島の先端の並びっぽいんだが。
 ジプシー・デンジャーとレザーバックの戦いは、ジプシー・デンジャーが一度橋の向こうに投げ飛ばされているので、最初に断定した2枚上の写真の場所で間違いない。今度A22のバスで通ったら嬉しくて笑ってしまうと思う。)

 …と、香港のことばかり書いてしまったのだが、まあ比較対象が『ガメラ2』なので分が悪いのは否めない。地元だし。香港も地元のようなものだけど。
 映画自体としては、本当に好きな映画なんである。

 予告編。

 マニアが好きなありとあらゆるものをぶち込んで手間と予算を思いっきりかけて煮詰めたような映画で、まず笑いが止まらなくなり、次に開いた口が塞がらなくなり、最後に泣きました。
 ジプシー・デンジャーの質感は鉄人28号のようだし。怪獣はウルトラマンとかガメラ風味だし(特にナイフヘッド)、2人で戦うのはバロム1かウルトラマンAかという感じだけど、雰囲気としてはエヴァンゲリオンのシンジとアスカちゃんのシンクロ風味だった気がする。強酸性の体液はエイリアン風味だし、異次元への扉は「スタートレック劇場版」のヴィージャーを思い出させるし。
 でも、これらはすべてオマージュであってパクリではない。全編にリスペクトが満ちあふれている。最後に出る献辞は「モンスターの師ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧げる」だし(こっそり拍手した)。
 イェーガーの名前もかっこいいんだよね。「ジプシー・デンジャー」「チェルノ・アルファ」「コヨーテ・タンゴ」「クリムゾン・タイフーン」。「暴風赤紅」って警報かよ、いっそ「紅色暴風」にしてはどうか。
 香港で見ると中国語字幕がつくので、コマンド担当が「蔡さん」なのかとか、湾仔の避難所が「ここは怪獣の自助餐だ!」とか、愉しかった。
 「チェルノ・アルファ」の壁を守る戦いとか「クリムゾン・タイフーン」の戦いとか、ウラジオストクなど他の地域のイェーガーの話とか、どうやってドリフトを開発したのかとか、サイドストーリーがとても知りたい。菊地凛子ちゃん(がんばった!)の話も。
 ニュートのお手製ドリフト装置(どうやって作った?)のふいごには萌えた。
 日本のシーンの看板「益代&由美子剣」「萌え&健太ビデオ」はわざとか?
 最初ドリフトのシーンを見ていて動く空間が広いのでロボットの中じゃなくてリモートコントロールかと思ったら実はロボットの頭がパイルダーオンするシステムで、もしかしたらリモートのほうが人的損失が少ないかとも思ったけど。あそこから落ちるというのはサイボーグ009のオマージュか(「ジョー、君はどこに落ちたい?」というアレ)と思ったら、どうして助かった?!と思ったけど。凛子ちゃん、その装備で泳いだら沈むんじゃ(攻殻機動隊の少佐か)と思ったけど。水圧はどうなっているのかと思ったけど。あんな近くで2回も核爆発があったら被爆するような気がするけど。全て許す(もはやストーリーはかなりどうでもよくなっている)。

 ああ、細かいことを考えるときりがない。いっそ常時IMAXにかけておいてほしいわ。

 春巻さんのところで教えていただきました。
 毎日見て熱唱してしまう。
 しかし、思い出すとBGMは川井憲次さんになる不思議。
 しかし、その後ほんもののメインテーマが頭の中でヘビーローテーションしはじめ、いやがおうにも勇壮活発な気持ちになってしまうのであった。
【2013年8月27日追記】
 頭の中のメインテーマに釣られて札幌でも見に行ったのだが、香港における戦闘地点の特定以外にも、ハンニバル・チャウの店に京都念滋庵の蜜煉川貝枇杷膏が売られているのを発見。店の奥に行く扉になっているガラス棚の左側。こちらの記事の便利装じゃなくて瓶に入っているやつだと思う。あと、ハンニバル・チャウの店のテラスから茶餐廳の看板が見えた。
 実は、最初に見たときから、香港っぽい!と思って萌えていたのは、シャッター・ドームの通路などの「STOP」の下に必ず書いてある「停」の文字。香港の道を思い出す。ハンニバル・チャウの店に行く途中の車止め(マークが蛍光塗料で書いてあったとこ)も旺角にあるやつみたいだった。

 台湾版公式動画というのがあった。

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