「打擂台」日本語字幕版
ついに来ました。
このジャケットは初回限定版なのか。
香港で観て監督とお話ししてプロデューサーの林家棟と写真を撮りテディ・ロビン師父のお見送りをし、香港版DVDを何回も何回も見た「打擂台」、たしか、香港でもBlu-rayは出ていなかったと思うのだが、Blu-rayで、しかも日本語字幕と吹き替えつきで堂々のリリースである。
日本語つき予告編。
最近何度も書いていますが(ありがたいことである)いやー日本語字幕っていいわあ。
ストーリーは最早よーく知っているのだけれども、日本語字幕だと、いろいろなことが見える。たとえば、冒頭、不動産会社のへっぽこ社員である黄又南が出向く香港の村では地上げが進んでいて家が取り壊されつつあるとか(似たようなことが、今、実際の香港ではたくさん起こっていると思う)、あのアヒルは師父の奥さんが漬けていたのか、とか。
師父怒濤の特訓のあたりから鼻の奥がつーんとして、最後の、梁小龍と「浅野忠信」の戦いのあたりではごうごう泣いた。
例の楽器屋のシーンでは店のおっちゃんに力一杯手を振り、目覚めるや一気に場をかっさらうテディ・ロビン師父に心を奪われ、最後の晩のシーンではやっぱりごうごう泣く。陳觀泰や梁小龍や羅奔師父などおっさんの可愛らしさにも心を奪われる。チャーリー・チャンもいい役だよね。うん、年をとってわかることもある。
リングは一つの場所にすぎないし、強い拳を出すよりも強い拳を受けても前に出ることが大事。
ああ、やっぱり大好きだこれ。
日本語字幕版がソフト化されて本当によかった。出してくださってありがとうございます。札幌では公開されなかったんだよね。
それにしても謎なのはメニュー画面で、MC JINも「浅野忠信」もチャーリー・チャンも羅奔も羅永昌監督もいるのに、なぜか黄又南と賈曉晨は写っていないのだった。
この写真ね。この茶館は行きつけにしたいけど。
好きなのは、やっぱりこちらのバージョン。特に、おっちゃんたちの笑顔が素晴らしい。
「功夫(カンフー・ハッスル)」で、カンフー映画にオマージュを捧げ梁小龍をスクリーンに呼び戻した周星馳の功績は大きいと思う。
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コメント
最初に好きになった香港明星はと聞かれたら、梁小龍と答えています。子供の頃、日本のTVドラマ「闘え!ドラゴン」で見た彼をきっかけに、香港に憧れ、香港電影にも惹かれていきました。だから、打擂台が日本で公開になった時には本当に嬉しくて、今でも、iphone 壁紙は打擂台です。おじさん達は、年をとったけど、本当にいい味をだしているので、昔の彼らを知らない世代にも、是非見てほしいですね。
投稿: 甜品 | 2013.08.03 22:14
甜品さん
コメントありがとうございます。
最初に好きになった香港明星が梁小龍…それは渋いですね。
私は、「功夫(カンフー・ハッスル)」で「そういえば…」と意識したように思います。そのせいか、昔より今のほうがいいかも、などと思ってしまいます(基本的におっさん好きなのもありますが)。
洋を問わず、いい味があるのは若造よりおっさんと確信していることももちろんありますが、何と言ってもいい映画なので、みなさんに是非観ていただきたい!と思うのであります。
投稿: きたきつね | 2013.08.04 11:47