『あまちゃん』あと8回
(【追記】ついに鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子が歌ったので、加筆しました)
繁忙期ではないのだが、なかなかハードな日々。明日から出張である。
今しか書けないので書いてしまおう。
巷で話題が沸騰しているに違いないあのドラマである。
ついにこれを買ってしまったのだった。
なぜなら、作業中にずっと春子さんの動画を流していたからである。
もしかして、この曲は今カラオケで一番歌われているかもと思う。
しかし、このCDには鈴鹿さんバージョンは入っていないのだなあ。
なぜ、春子さんの動画を流していたかというと、昨日の、鈴鹿さんが自分で歌う!と宣言して春子さんが「やりましょう!」というくだりで号泣したからである。その前の日はユイちゃんが「やるよ!」と言ったしなあ。今日は大吉さんにもらい泣きだったしなあ。
拾いものですが、この写真がとても好きだ。
8月末に出たファンブックが既に4刷というのにも驚いたのだが、8月末に出たということは、まだアキちゃんはGMTにいるわけで、春子さんは北三陸にいるわけで、映画のオーディションなんか夢にも出てきていないわけで。
熱心に語っている皆さま、鈴鹿さんや春子さんがどうなると思いますか!と言いたい気持ちでいっぱいになる。
最初の頃は、都会から田舎に戻った人、田舎にずっといる人、都会に出たいけど出られない人など、田舎と都会の話かと思った。もちろん、そういう面もある。しかし、その他にも、影武者が影武者ではなくなる話であり、奈落から浮かび上がる話であり、逆回転(再生)の話であり、人生にはそれはそれはいろいろなことがあるけれども、人は変われるし変わらないところもあるし生きていけるという話であり、おそらく、見ている人は、みんなどこかに自分の物語を見つけられるのではないかと思う。
おまけに、周到すぎる伏線や繰り返されるテーマや膨大な小ネタ、無駄玉がひとっつもない配役、朝っぱらから豪華すぎる絵面(小泉今日子と薬師丸ひろ子が並んでいるとかフレディとか)などなどのために、何か言いたくなってしまうのだなあ。本当にすごいよクドカンと演出・スタッフのみなさん。
昨夜ほとんど徹夜で明日も早いというのに、つい40話から見直してしまい(全部録画してある)、ミズタクの初登場は41話で鈴鹿さんは45話だったのか、など発見もありつつ、今になってはエピソードが全然違って見える(夏さんがリアスのカウンターにいるときの勉さんとか)のでなかなか寝られない。
「潮騒のメモリー」を初めてカラオケで歌う春子さんとか、お座敷列車での「潮騒のメモリー」とか、大漁旗を振る夏さんとか、ミズタク怒濤の留守番電話とか、粉チーズをかけてあげる勉さんとか、白くなっていく太巻とか、無頼寿司の梅さんとか、兎忠と粂八が義理の親子とか(個人的にとてもツボ)、人によって好きなエピソードは違うと思うのだが、自分としては、今週が、もしかすると今まで一番かもしれない。
あと8回で終わってしまうことについては、早すぎるとは思わない。これが1年だったら身体がもたないような気がする。8回しかないといっても、3分で市長選挙が終わったりするので油断はできないし。
おそらく、最終回は初回と同じ7月1日なんだよね。鈴鹿さんもユイちゃんも「潮騒のメモリー」歌うんだよね。お座敷列車でみんな勢揃いだね(泣)。
薬師丸ひろ子が「潮騒のメモリー」をフルコーラスで歌うソフトが出たら絶対に買います。映像版の歌のアルバムがいいな。
【2013年9月25日(水)追記】
薬師丸ひろ子というか鈴鹿さん、ついに歌いました。ほとんどフルコーラスで(伴奏が音楽担当の大友さんのギターとヴァイオリンとチェロとピアノのアコースティックバーション)。予想より早く最終回の3回前で。予想のはるか上をいく展開で。
若き日の春子は成仏する、そこだけナレーションがアキちゃんになる(本来ナレーション担当の春子は当事者だから)、「三途の川のマーメイド」が実は壮大な伏線だった。すごい、すごいよ!クドカンと演出の井上さんと編集の人!!
号泣のあまり、仕事がたてこんでいないのを幸い午前は休みにしてしまったのだった。
【2013年9月26日さらに追記】
…と思っていたら、鈴鹿さんは10曲を見事歌いきり、今日になって「実は歌えた説」が浮上(春子さんによる)。歌が苦手で駆け出しで断れなかったため。もし、そうだとしたら、音痴のふりをしたことで太巻が影武者を立てたがために春子の人生が狂い、それがわかったときには真相が言えず、夫である太巻にも言わず、子供にも「死霊のだんご三兄弟」を歌ってきかせるぐらい徹底して嘘をつき続けた25年間だったわけで、それは凄まじい人生だったのではないか。舞台から春子さんを見たときの表情も「歌いたい」と言ったことの意味も全く変わってしまう。春子さんが「プロだわ!」というわけである。
もしかしたら影武者だったことを明らかにするのかと思ったらそれはしないようで、真相は藪の中。視聴者の心の中には謎が残るのであった。しかし、この期に及んでこんなことをするクドカン、どれだけ話をひねるんだ。
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