『特殊身份』
帰って早々にアップしようと思いつつ、風邪などもろもろで遅くなりました。
11月の香港行きについても、書くことがいろいろあるのだった。
一発目はコレ。
まさか観られると思っていなかったのだが、出張期間が上映と重なることが判明し全力でスケジュール調整、観られてよかったなあ。
九龍湾の影藝にしようか迷ったのだが、前後のスケジュールの関係で旺角の新寶で観た。
おそらく上映期間の終わりの方で、館数が減っていたのだが、
ぎっしり。
チケットを買った時点で残り5席。
最前列の端っこのブロックの角に座った。
スクリーンが斜めで、 登場人物の顔がなかなか見分けられないほど。
(あんまり斜めなので1枚撮ってしまった)。
でも一番端じゃなくてよかった。
予告編。
黒社会でぶいぶいいわせるドニーさんは、実は警官(ちゃいやん)である。そういうお家の跡取りではないかと思うのだが(自信なし)お母さんは真の身分を知っていて理解してくれている。麻雀屋で格闘したりする合間に警察の鄭中基と会ったりしているのだが、大陸に赴き刑事の景甜と任務に従事するのであった…という話だと思う。
冒頭、麻雀屋でいい手をつもって大乱闘というシーンがあって(予告編にも入っている)、その部屋が古い茶餐廳風のタイル張りで、ああ香港で観られてよかったことだよと思った。お客さんも満席だったし。鄭中基とのやりとりで場内爆笑だったのだが、何が受けていたのだろう。
作風は明るく、親孝行なドニーさん、女性に優しいドニーさんなどが見られます。「おれは特殊身分だからな、ははは」という感じなのだが、『無間道』のトニーさんや『黒白道』のニック・チョンのことを考えると隔世の感がある。
制作中にいろいろトラブルがあったという話は聞いていたので、無事に完成し公開することができてよかったなあ、というのが第一印象。なので、中身については予測も期待もしていなくて、まるでインド映画のダンスシーンのようにドニーさんのアクションを楽しんでしまったのであった。
いや、まじめに、ドニーさんのアクションシーンはインド映画におけるダンスシーンのようだと思う。劇中必ず何回かはあって、観客がキター!と思うという意味で。
たぶん交代になったのはアンディ・オンの役だと思うのだが、元の人よりいいと思う(苦手というのもあるのだが)。スタッフロールに谷垣健治くんはじめ日本人スタッフの名前がたくさんあって嬉しかった。大変だったんだろうなあ。がんばったんだろうなあ。景甜が(スタントの人だと思うけど)車に張り付くシーンなど、まるで往年のジャッキー映画のようであった。
制作特報。
日本で公開されるとしたら、タイトルは『特殊身分』か『Special ID』か。日本公開、されるよね?
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