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『救火英雄』

 今回の香港の目的のひとつはこれを見ること。
 1月2日公開の優先場だったのだが、けっこうあちらこちらでやっていた。ほかの映画や予定や行きやすさを勘案し12月29日に港威戯院で鑑賞。
 デレク・クォク(郭子健)監督の最新作である。
 予告編。

 1月2日公開だけど、2013年のクリスマスイブに香港で見るのがよかったと思う。

 お話は、さかのぼること1年前、屯門の火事でむちゃをして負傷したニコラス・ツェとショーン・ユーが叱責されている。2人は、そのかどで龍鼓灘というところに飛ばされたのではないかと思う。『香港街道地方指南』で調べたところ、龍鼓灘は新界の西端、発電所が2つあり、望后石というところに消防署がある(何もなさそうだけど、ちょっと行きたい)。
 で、舞台は2013年の12月23日、龍鼓灘の消防署。区長はアンディ・オン、伝説の消防士サイモン・ヤム、消防隊長がニコとショーン、新しく入ってきた消防隊員が胡軍、ついでに書くと長官がリウ・カイチーと鉄壁の布陣である。ニコは龍鼓灘勤務最後の日らしい。
 管区内のお酢工場が火事になり消し止めるのだが、地面の温度が下がらず。裏に発電所につながる天然ガスのパイプが通っていることから、ニコはさらなる消火を進言するも、アンディ・オンは却下。一方、その発電所にはショーンの息子が見学に行っており、勝手に出歩いて非常階段に出てしまい戻れなくなっている(子供って馬鹿だから…と思いつつ、実は自分も「Chandni chowk to Hong Kong」で同じ目にあったことがあるのだった。あれは大変だ)。しかも、クリスマスイブなので先生は気もそぞろで子供の数をろくに確認せずバスに乗って帰っちゃう。件のお酢工場では家族を亡くしたお婆ちゃん(もしかして邵音音?ゲストに名前があった)が供養で火を焚いちゃう。
 で、その後、それはもう大変なことに。見ている間生きた心地がしなかった。
 映画自体はとてもローカルな描き方をしているのだが、これは実は大パニック映画ではないのか。一瞬、メテオだかポリスストーリーだかわからなくなるくだりがあるのだが、洒落じゃなくなっている。香港の他の場所はどうなっているのだろう。だってクリスマスイブの夜なのよ。
 ポセイドン・アドベンチャーやタワーリング・インフェルノがパニック映画であることを考えると、ローカルな部分だけでもパニック映画といえないこともない。しかし、この映画の本質は、人命救助に命をかける消防士の物語である。
 何を書いてもネタバレになりそうなので詳しくは書けないのだが、今回実感したのは、

20140103as_light_goes_out1

 胡軍は声がいい!ということ。
 もう頼りがいのあるいい声なのよ。
 ちなみに、画像検索するとポスターにはいろいろなバージョンがあるようなのだが、港威には、それぞれの人物ごとのポスターが貼ってあった。

20140103hongkong6

 主役はニコなんだろうなあ。
 見ている間、ニコがんばれ!超頑張れ!と思いながら見ていた。ニコとヤムヤムとアンディ・オンが煙草を吸うシーンで泣きました。

【2014年9月追記】
 『ファイヤー・レスキュー』のタイトルで2014年10月11日より日本公開されます!札幌でもディノスシネマさんがかけてくれそう。公式サイトはこちら

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