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2014年4月

『不二神探(ドラゴン・コップス微笑捜査線)』

 ながらくご無沙汰してしまいました。
 大繁忙期に輪を掛けていろいろなことがあり、帰ると寝てしまうかぼーっとするかでブログに手が回らず。
 やっとお休みらしいお休みで久々に映画を観に行きました。
 予告編。

 舞台は香港。被害者が微笑を浮かべて殺されている連続殺人を追う刑事の話。
 主役は名作『海洋天堂』のリンチェイことジェット・リーと文章くんなのだが、名作の香りはかけらもせず。香港を舞台にした大陸映画の感じ。
 公式サイトはこちらなのだが、あれ、これ大陸映画だとばかり思っていたのだが、この作品が劇場初監督である王子鳴のお母さんが香港映画のベテランプロデューサーということは、この人香港人なの?これ香港映画なんですか?こちらを見ると香港のテレビ界の人らしいのだが、てっきり香港映画が大好きな大陸の人が香港映画っぽい映画を一生懸命作ったのだとばかり思っていた。だって、主なキャストは北京語話者だし、冒頭のキャプションは全部簡体字だったし、北京語だったし、自分の思う香港映画のテイストではなかったし。大陸の人に香港をアピールして売ろうとしている感じだったし。
 もし香港をマーケットとして考えていたとすれば、警察署から空港に行くシーンでピークから下りていくような撮影はしないでしょう、いくらなんでも。警察署があんな上にあるわけないし海渡るし。
 公式サイトを見るまでは大陸の人が一生懸命作った香港映画っぽい映画ということで、好意的ですらあったのだが、香港人が大陸向けに作ったのだとしたら、話は違う。
 冒頭、香港の空撮が入って「おお」と思ったあと、チープなCGが入ったので、これはすっかり大陸映画なのだと決め込み、細かいところを楽しむ姿勢になってしまったのだけども。ふんだんに出てくる香港の風景が、香港映画での香港愛からではなく、大陸の人々のための香港のように見えてしまったんだよなあ。どうしても。
 ギャグが滑りっぱなしだったのは、撮り方が下手だっただけなのだろうか。
 とにかく、文章くんのボケが邪魔で、リンチェイ+コリン・チョウ戦や、リンチェイ+ウー・ジン(太った?)戦では特に「邪魔するな」と思ってしまった。あと、廟の中庭みたいな茶餐廳(あそこでお茶飲みたい)での、レオン・カーヤンをはじめとする顔なじみの強面おっさん達とのシーンも、ちゃんとおっさん達をフィーチャーしてほしかった。最後のブルース・リャン戦はさすがに力が入っていたけどね。武術指導がコリー・ユンだしな。
 たしかにゲスト出演は豪華絢爛で、マイケル・ツェが出てきたのは「larghing兄貴」だからかしら、とか、バックにかかる将軍令(黄飛鴻のテーマ)とか、いきなり出てくる黄暁明とか、ロー・ホイパンとか、お久しぶりスティーブン・フォン(いい声だ)!とか、おおジリアン元気だったのかとか、林雪!そういえば大陸出身だったっけ北京語うまいと思いつつ思いっきり手を振ったりとか。最後のNG集はジャッキーの真似だよなあとか。しかし大陸映画という頭で見てしまったせいか、どうしてもオマージュには見えなかったのだなあ。「俺は警官だ」は広東語で言わないと気分出ないしなあ。

 中文版予告編。

 簡体字幕に英語がついているのが謎。繁体字版・広東語版が見つけられなかった。どう考えても大陸向けの映画なのだが(中国で大ヒットと宣伝されているし)、香港映画なのかなあ。最近の香港映画が「Made in Hong Kong」色が強くなってよかったと思っていたのだが、一方で大陸向け「香港映画」が作られているのだとすれば、昨今の「香港に殺到する大陸の人々」を思い出したりして、複雑。広東語・繁体字版だったら印象が違ったのかもしれないけれども。
 いずれにしても、見終わってから、帰ったら香港を舞台にした正調香港映画で口直しをしたいと思わざるををえない心境になってしまったのだった。マイケル・ホイは偉大だなあ。『喜馬拉亞星』が一番好きだという気もするのだが(あんな香港らしい映画はないと思う)。

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油麻地の犬猫 2013年12月

 本当は3月に香港に行きたかったのだが行けず。夏も行けるかどうかわからず。ゴールデンウィークはどうか!?と試してみたら、予約がとれてしまいました。行けるといいな。

 前の香港行きの下書き記事が残っていたのでお蔵出し。
 
 2013年12月は滞在期間が短かったのだが、最終日に犬猫に恵まれた。
 市場は犬猫の宝庫である。

20140114hongkong1

 文房具屋の猫。
 お洋服を着せてもらっているけど白いソックスは自前。

20140114hongkong2

 街市の猫。
 ちょっと機嫌悪そう。

20140114hongkong3

 ぽってりしている。

20140114hongkong4

 乾物屋の犬。

20140114hongkong5

 乾物屋はネズミよけに猫のイメージで、犬は珍しい。
 かわいい唐狗ちゃんだった。

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香港日清のレトルト喳咋

 香港日清の糖水系列で最も在庫が多いのはコレ。

20140326hongkong1

 喳咋である。
 前にも記事にしているのだが、小豆、赤いんげん、ひよこ豆、芋などが入っている。アルミパックが2つ入って14.5ドル。お湯で5分温めるかレンジで2分ほどチンして食べる。
 考えてみると、源記ではいつも「凍」なので、冷やして食べてもいいのだな(というのは前にも書いた)。

20140326hongkong2

 箱の写真より具が少ないのは、まあしょうがない。
 緑豆沙は作れる気がするのだが、喳咋は豆の種類が多いので、ちょっと二の足。

20090116hongkong1

 やっぱり、源記に行きたいな。

 ちなみに、このシリーズは箱から出すと全部同じ袋で、1箱に2つ入っているので、ときどき1つ余ったのの正体がわからなくなる。喳咋と思って開けたら白キクラゲと蓮の実の入った杏仁露だったので、今後は袋にマジックで名前を書いておこうと思ったのだった。

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2009年の春の鉄観音(茶友熱烈大募集!)

 ごぶさたしておりました。
 まだ繁忙期ではないだけれど、なぜか眠くて眠くて早く寝てしまっていたのでした。
 繁忙期に突入しつつあるのだが、並行してちょぼちょぼ片付け中。
 いろいろなものが発掘された。
 そのひとつ。

20140407cha

 愛子さんのところの2009年春の鉄観音。
 左から31号、4号、11号。
 2009年といえば、5年前である。
 が、5年前でも、このお茶はうまーい!のである。
 なぜなら、ご覧のように、7gずつ、ひとつひとつ丁寧に酸素を抜いて、ぴっちりパッキングしてくださっているから。これ、中国で小分け用の包装袋を買って、愛子さんたちがひとつひとつ包装してくださっているのである。旅日記に出てくるのだが、品質がいまいちで完全に包装できない袋もけっこうあって、それは表には出さず、分けてくださるのは完全品のみ。
 
 左の30号は、初めはちょっと苦めのお茶っぽい感じなのだが、奥に干しプラムのような味と香りがあって、ずっと胸の中に味が続く感じ。真ん中の4号は、バニラのような華やかな甘い香り。おいしいー。右の11号も味がずーっと続く。
 ソムリエみたいな味の評価はできないけど、おいしさが違うのはわかる。
 5年経つと、ちゃんと保存したお茶は老茶となって価値があがる。うちで発掘されたもので完全なお茶倉庫で保管しているわけではないので、ちゃんと保管したお茶とは違うと思うのだが、それでもこれだけ美味しいのは、きっちり真心こめて包装してくださっているから。

 先日、愛子さんのブログに衝撃的な記事が出た。

 製茶の経費が昨年のほぼ2倍。

 理由は人件費。
 おとんや愛子さんは無償で働いているし、お茶の加工や茶摘みの工人(腕のいい人は少なくしかも年老いつつある)は限界まで削っているし、茶樹の管理は手を抜くと数ヶ月で背丈を超える草が茶樹を覆ってしまうため削れない。おとんと愛子さんのお茶の源である山の生命力は同時に草の生命力でもあるのだった。
 繰り返しますが、お茶の包装も発送の手間も完全に手弁当。
 これ以上、経費がもたない。

 茉莉茶も龍井茶も碧羅春も、もう作れなくなった。
 鉄観音も、ついに終わるかもしれない。

 目の前が暗くなって背中が冷たくなった。

 しかし。

 このお茶はぜったいに終わらせてはいけないお茶である。
 くりかえして書いているけれども、地球の宝のようなお茶なのである。

 実は、私は、昨年一昨年と「心の隊員」に参加していなかった。仕事がものすごくしんどくなって余裕がなくなったため。実は、今年は史上最高に大変なことが予想されるのだが、なんとか戻ってきた。でも、戻ってくるのには勇気が要った。でも、間にあった。戻って来られてよかった。

 前に愛子さんのお茶を飲んだことがあって、離れている方、まだ飲んだことがない方、もしかすると「敷居が高い」感じがあるのかもしれないとは思う。それもわかる。
 でも、敷居なんてないんです。
 美味しいと思って、好きと思って飲めばそれでいいのです。

 愛子さんのお茶に興味はあるけれど敷居を感じている方、どうかどうか、その敷居を踏み越えてみてはくださいませんでしょうか。
 引き続き、茶友大募集中です。
 この記事が再びブログのトップに上がって、愛子さんは歩き続けて行く決心をしたのだと思った。嬉しかった。
 いっしょに歩いてみませんか。

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