『縦横四海(狼たちの絆)』
『銅雀台』で周潤發に見とれてしまい、チョウユンファまつりを開催せざるをえなくなった。
とりあえず、ソフト蟻塚の上にあったコレを。
1991年制作。
たしか、肝臓障害で休んでいた發仔の復帰記念およびチェリー・チェン結婚引退記念およびカナダに移住してしまうレスリーこと張國榮の送別記念映画だったと思う。監督はジョン・ウー。
發仔とレスリーとチェリーが3人組の凄腕美術品専門泥棒で、育ての親である『英雄本色(男たちの挽歌)』のキンさんことケン・ツァンの悪だくみに立ち向かっていく話なのだが、3人の組み合わせは『冒険者たち』のようであり、裏切りとか銃撃戦とかいろいろあるけど基本的には明るい話で、とても好きな映画だった。封切りでもビデオでもDVDでも見たなあ。
見直してみると、みんな若い!發仔は、おちゃらけていることが多いので、たまに見せる真顔がそれはそれは素敵。チェリーもかわいい。
何より、レスリーがねえ…初登場シーンはパリの橋の上ですかしているのだが、今みなおしてみると、涙が出てくるのであった。2003年4月1日に發仔はチェリーと食事をしているときに知らせを聞いてエイプリールフールの悪い冗談だと思ったということをどうしても思い出してしまう。
おまけに、忘れていたけど、主題歌がこれだった。
「風繼續吹」は、山口百恵の「さよならの向こう側」のカバー曲である。
昨年の没後10年コンサート「繼續寵愛・十年・音樂會」のラストでゲストが大合唱し、会場である香港の紅館でも中継された日本の映画館でも、おそらく香港のテレビやネット中継でもファンが号泣した。
今でも泣いてしまう。
することがあったので、ながら見だったのだが、巻き戻し(って今は言わないってほんとですか)ながら2回かけてしまった。
今でも大好きな映画だけれど昔と同じ気持ちでは見られない。
發仔には、また香港映画で茶目っ気のある役をやってほしいなあ。
次のチョウ・ユンファ祭りは、『英雄本色』か『大丈夫日記』か、それとも最近の重厚な役どころの映画か悩み中である。
【追記】
本日2014年5月18日はチョウ・ユンファの59歳のお誕生日とのこと。
生日快樂、發仔!
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