『Urumi(秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男)』
長らくご無沙汰してしまいました。いろいろ大変ですが何とか生きています。
さすがに疲れて、録画しておいた映画を見た。最近、NHKBSプレミアムでは金曜日のお昼にアジア映画を放映しているのである。
今週は、『秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男』。
たしかNHKアジアフィルムフェスティバルで上映したものだったので、なんとなく、文芸路線の歴史ものかと思っていた。
のだがしかし。
予告編。
いきなりプラブテーヴァとヴィディヤが出てきて驚く。
ヴィディヤ・バランは、個人的にとても好きな女優の1人。『The Dirty Picture』や『Ishqiya』(そういえば、どちらも感想を書いていなかった)に出ている。
プラブテーヴァは、何回か書いたことがあるのだが、元々はとっても上手いダンサーで(どれだけ上手いかはこちらのリンク先などを参照)、伝統的なダンスのコンテストでムーンウォークをして失格になったとか骨がないと言われたなどの伝説がある。いまはコレオグラファーや監督をしていて、『Rowdey Rathore』や『Wanted』が監督作品。
マラヤーラム映画はよく知らないのだが、これは文芸映画ではなさそう。
歴史上の有名人、バスコ・ダ・ガマが大悪人です。
歴史物かと思ったら、いきなりGoogleとYoutubeが登場し、冒頭は現代、「2人の若者が登場」とナレーションでは言われている。プラブテーヴァ(主人公の親友役)は若者か?ともあれ、主役のプリトヴィラージは、先祖伝来の土地を鉱山会社に売り払うべくケララの田舎に赴くのだが、それに反対するNGOのヴィディヤに続き、謎の男が登場し、彼の先祖の物語を語るのだった。先祖は、胡椒に目がくらんでケララを蹂躙しようとしたバスコ・ダ・ガマに立ち向かった勇者だったのである…というお話。「秘剣ウルミ」とは、主人公が操る太刀魚のような剣。たしかこの剣は何かの映画でアジャイ・デーヴガンも使っていた気がする(たしかベルトに仕込んでた)。インド伝来の剣なのだろうか。
主な内容はこちらのお話なので、プラブテーヴァもヴィディヤも出なくなるのかと思ったら、主なキャストは現代と昔の両方に二役で出てくるのだった。
ということは、踊るよね?プラブテーヴァと思っていたら、ちゃんと歌舞音曲シーンもあったのだが、こちらによると、もとは160分あったものを120分にカットしたらしい。たしかにこちらは2時間51分だ。
40分もカット!もしかしてダンスシーン削ってませんか。エンドクレジットのトップに特別出演としてタッブーが出ていたのだが、もしかして削られたか。
と思って検索したらば
ヴィディヤ、踊ってるし。
160分の40分といったら4分の1じゃないの。なんでそんなにカットするか、そんなことしちゃいかんでしょう>NHK!
上映してくれるのは嬉しいけど。テレビで日本語字幕でインド映画が放送されるのは嬉しいけど。
今後はこのようなことがないよう切に望む。
実は、7月6日からwowowで連日21時から「ボリウッド4」と『Om Shanti Om』と『マッキー』が放送される(ノーカットでしょうとも!)ので、これは、とてもとても嬉しいのだった。
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