『トランスフォーマー/ロストエイジ』は香港が舞台ではあるのだが
ごぶさたしていました。いやー大変な1週間だった。
香港をスクリーンで見たかったので行ったのだが。
長かった…。
167分で、インド映画とあまり変わらないのだが、長かった。
まあ、こういうところがすごいらしいのだが。
なぜ長く感じられたかというと、
・もともとトランスフォーマーにはそれほど興味がない
・香港目当てで見た
・インド映画や香港映画の文法に慣れすぎた
ということがあったのだと思う。
ストーリーは、トランスフォーマーがすっかり敵扱いされている世界で、マーク・ウォルバーグ演じる発明家兼修理屋のところに変わり果てたオプティマスプライムが拾われ、オートボットとトランスフォーマーを自分たちで作ろうとする人間に作られたものが最終的に香港で戦うというもの(たぶん)。
でも、結局見せたいのは、トランスフォーマーの変形とかCGとか格闘シーンで、人間は付け足しの設定に感じられて、誰にも感情移入できず、ストーリーもこれでなくてもいいんじゃね…と思ってしまったのだった。
もちろん「テキサスから香港にどうやって行くんだよ」と思いながら見ていたので、ストーリーが頭に入ってこなかったこちらの責任もある。
でも、インド映画や香港映画は、もうちょっと特撮以外で盛り上げる工夫をすると思うんだよなあ。人物の造形が紋切り型過ぎてつまらないんだもん。
自分はSF映画を愛するものなので、もちろんあの手の映画は嫌いではないのだが、特撮だけではなく、ちゃんと「映画」も見たいのだ。
しかも、よりによって主人公の名字が「イェーガー」だったので、どうしてもどうしても『パシフィック・リム』を思い出してしまったのも敗因だったと思う。あれも香港戦だし。
香港のシーンは、もっぱら香港島側が舞台だと思うのだが、ここはどこ?湾仔?この団地どこ?と前面で戦うトランスフォーマーそっちのけで背景を見てしまったのだった。中国銀行の「海老ビル」の使い方や、例によって壊されるエキシビジョンセンターはよかったと思う。
あと、あのつるんとしたおっさんが飲むべきなのは、大陸のミルク系飲料ではなく、香港ならビタソイだと思います(対中国向けのタイアップらしいけど)。
今後は背景目当てで観に行くのはやめようと反省しました。
香港プレミアの模様とのこと。そりゃ盛り上がるわね。
これが167分でノーカットなら、インド映画はノーカット公開でいいと思う。
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