カンボジアのテレビと映画
カンボジアのテレビの娯楽チャンネルは、夜はカラオケが多かったのだが(記事はこちらやこちらに)、ドラマや映画もやっていた。
すべてクメール語吹き替え。
しかし、けっこう中国のドラマが多かった。なぜわかったかというと、中国語の字幕がそのまんま残っているからである。気にしないのか、カンボジア人。しなさそうだな。
字幕が英語と中国語併記のは香港のドラマの可能性もあるのだが、知らないものばかりで、よくわからなかった。ヤムヤムことサイモン・ヤムがクメール語を喋っていたサスペンス風ドラマもあったのだが、字幕からみて大陸のものではないかと思う。
インド映画らしきものもあって、なんとなくヒンドゥー映画ではなく、もっと南のもののような感じだったのだが、知らない映画だったうえ、クメール語吹き替えなのでわからず。
さて、今回、このMVを見て、はたと思ったことがあった。
カンボジア人はチャウ・シンチーが好きなのではないか?
そう思ったのは、髭の女子が『少林サッカー』のセシリアっぽかったせいもあるのだが、太ったお兄ちゃんはデレク・クォクのようだし。雰囲気が無厘頭(「何も考えていない」というような意味。かつてチャウ・シンチーの映画でよく言われていた)だ。
それで探してみたら、やっぱりシンチーがクメール語で喋ってました。「Tenfi」って、おそらく、カンボジアでのシンチーの愛称なのではないか。動画がたくさんある。やっぱり、こういうのが好きなのか。
実は、カンボジアオリジナルの現代映画もかなりあるようで。
冒頭の畑の中でバイクに乗っている雰囲気がカンボジアの青春もの?と思ったら、どうもゴーストものらしい。
「Khmer Ghost Funny Movie」だそうだ。50万回以上再生。
この、80年代のくだらなめの香港映画とインド映画を混ぜたような雰囲気、きらいじゃないのだが、別に字幕がなくても、往年のインド映画のVCDを字幕なしで見ていたことを思えば苦にならないのだが。
繁忙期で全部見る時間がないのが残念である。
最初の5分で「何だこれは?!」と思ったのだが、関連動画をよくよく見ると、クメール正月の午後2時ぐらいからテレビで一斉にお正月番組が放送されるようで、これの3分過ぎからを見て、顔が三つある神様(の首)はお正月に関係があるらしいということがわかったのだった。
「Angkor Sankranta Angels Exchange Ceremony」だそうである。バイヨンの前でやっているんじゃないかと思う。
そして、やっぱり後半は歌になり、みんな踊っているのだった。
Non-Stop Karaoke は作業用BGVにしているのだが、おかげで、youtubeの「あなたへのおすすめ」がクメール語で埋まってしまっている今日このごろ。
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