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ドクター・フィッシュの心得

 ふたたび、話はカンボジアに戻る。
 「ドクター・フィッシュ」とは、魚が人間の足の角質を食べてくれるというものである。他の国にもあるような気がする。

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 シェムリアップのパブ・ストリート周辺には、ドクター・フィッシュができるところが、たくさんある。歩いている人のほとんどが外国人観光客だから。
 うっかりして全体像の写真を撮り損なっていたのだが、魚がたくさん泳いでいる水槽の周りにベンチがしつらえられていて、客はそこに座って水槽に足を浸すという仕組み。1回2ドル。時間はたぶん無制限。

 水槽は2種類あって、

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 小さい熱帯魚みたいなのが1種類だけのと、

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 いろいろな種類の大きめの魚がいるのがある。
 どちらも、カンボジアの魚なんだろうか。
 わたくしは是非とも角質を解消したかったので、大きい魚の方にした。

 ところが。

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 ほぼ同時に向かいに座った欧米系のおじさまに魚が集中。
 どんだけ角質があるんだという群がりぶり。

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 この鯉が平べったくなったような魚がひいきで、赤いのを「あかお」黒いのを「くろお」と心の中で呼びつつ、おいでを願ったのであるが、おじさまが去るまで、あまり来てもらえなかった。
 お魚たちは、おじさまが去ると、やっと来てくれたのであった。
 おかげで長いこと足を水に漬けていたので、ふやけて角質がよく取れたことであろう、と思うことにする。しかし、教訓は

  ドクター・フィッシュはライバルがいないところを選ぶべし。

 それにしても、あのお魚たちは栄養過多にならないんだろうか。

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