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『Shaadi Ke Side Effects(結婚の裏側)』(2014)

 『Kahaani(女神は二度微笑む)』の札幌での上映が5月15日まで延び、しかも夜上映になったことを寿ぎ(シアターキノさん、ありがとうございます!これで平日も行けるというものです)、DVDを片付けがてらプチ・ヴィディヤ祭りを開催。
 たしか、この映画は『結婚の裏側』の邦題で映画祭上映されたと思う。
 主演は、ヴィディヤ・バランと、天は二物以上与えているんだなあといつも思う(『ミルカ』の主演で『Don』の監督で『Rock on !』ではミュージシャンだしねえ)ファルハン・アクタル。

 予告編。

 ヴィディヤとファルハンは夫婦役で、ファルハンはミュージシャン。
 音楽はプリータム、音楽提供はT-Series。

 T-Seriesって、そうやってミュージシャンを探しているのか!というくだりがあり、まるでメタフィクションのようだった。
 タイトルからコメディかと思っていたら、ほろ苦さの方が勝っていた印象。
 ミュージシャン(住んでいるところから判断して売れていると思う)のファルハンとキャリアウーマンのヴィディヤに子どもができて、ファルハンは気が進まなかったけれどもヴィディヤはどんどん母親になっていき家庭に居場所がなくなった気持ちのファルハンは…というお話。
 終始ファルハン目線で話が進むのだが、自分の気持ちやプライドが最優先で、子どもを可愛いと思わなかったのかなあ…というのが疑問であった。まあ、子ども最優先のヴィディヤを淋しく思うのもわからないではないのだが、どのぐらい普遍性のある話かわからない。
 それにしても、ヴィディヤ、それは博打を打ちすぎでしょう!とか。これから大丈夫なのかよ、とか、あまりハッピーエンド感がなかった気がする。観る人の性別や年齢で感想が違うかもしれない。

 あと、これを見て「Dil To Pagal Hai」(今でも好きな映画なんである(詳しくはこちらを)。いつか日本で「シャールク名作まつり」が開催されたら、是非日本で公開してほしいと思う。けっこう盛り上がると思うんですよ「シャールク名作まつり」、いかがでしょう関係者の皆さま)を思い出したのだが、90年代のインド映画のロケはヨーロッパと相場が決まっていたけど、今はオーストラリアなんだなあとか、題材が「恋が成就するまで」じゃなく「結婚してから」なんだなあ、など、時代の変化を感じたことであった。

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