カテゴリー「映画(中華圏・インド以外)」の120件の記事

IMAX 3Dでハッブル

 今日は昼すぎまで仕事。
 そのあと、映画館に走っていった。
 なぜなら、IMAXで「ハッブル」というものがかかっていることを新聞で知ったからである。なんじゃそりゃ。ともかく行かねばなるまい。
 映画の公式サイトはこちら

 予告編。

 基本的に3Dって好きじゃないんだけども。
 しかし、これは、3Dの方がぜったいいい。
 当初の予測では、ハッブルで映した天体写真が主だと思っていたのだが、実際には1990年の打ち上げミッションから始まって、スペースシャトルによる修理などのミッションが多かった。でも、打ち上げが目の前いっぱいに轟音と共に拡がり、いつもはパソコンの小さいウィンドウで見ていた燃料タンクの切り離しもアップで見られ(もっと見ていたかった)、なにより、修理されているハッブルの後ろに拡がる地球が!もうね、眼前いっぱいに拡がっていて、いろんなところが見えるわけです。
 ごうごう泣きました。
 「なべつかみで脳外科手術をするような」修理ミッション、襲い来るトラブルの数々。そりゃあねえ、宇宙服に穴が開いたらえらいことだが、金属を扱うわけで、手袋が切れてしまう可能性もあるわけで。眼前に拡がる地球にうっとりしながらも、手に汗を握る。
 そして、その合間に差し挟まれる天文写真。
 オリオン大星雲の中で生まれる惑星系とか、やっぱり出たよ、わし星雲とか。

Gas Pillars in the Eagle Nebula (M16): Pillars of Creation in a Star-Forming Region
Source: Hubblesite.org

 これこれ。
 3Dなので、星々が立体的に見えて、背後の星も星雲もいろいろ映ってて、そちらも見てしまって。
 で、この調子でハッブル・ウルトラ・ディープフィールド(現在見られるもっとも遠い宇宙。いろいろな時代の銀河が群れ集まって見える)が出たら、何をどう考えても泣くよな、と思っていたら、最後にやっぱり出てきて。

Hubble Ultra Deep Field Infrared View of Galaxies Billions of Light-Years Away
Source: Hubblesite.org

 もう号泣でした。
 3Dメガネ邪魔だし。外すと画面がぼけるし。
 まあ、その前から泣きっぱなしだったわけだが。

 この際、「ISSから見た地球」とか「宇宙へ」とか「ハッブルが見た宇宙」とか「ボイジャーの旅路」とか「はやぶさドキュメンタリー」とか、どんどんIMAX 3Dでやっていただきたい!と心の底から思ったのであった。
 予告編があったのだが、「STAR WARS」のエピソード1を3Dでやるのよね。エピソード4〜6を3Dでやってほしいかというと、複雑なのだけれども。

 今日の写真は、すべてハッブルの公式サイト(写真の下のキャプションからも飛べる)からお借りしました。いつもながら、NASAは太っ腹だと思う。

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「グレン・グールド—天才ピアニストの愛と孤独—」

 今年映画館で観た映画2本目。見たのは先々週なので、下書きしてあったのを急いでアップ。
 本来の予定より1週間上映が延びたので、走って見に行った。シアターキノさん、ありがとう。
 原題は、"Genius Within: The Inner Life of Glenn Gould"。グレン・グールドの生涯を、証言と音楽(当然演奏は全編グレン・グールド)で綴った映画である。
 
 グレン・グールドのおっちゃんとのつきあいは古い。なぜか家にあったモーツァルトのソナタのCDを聞いていたある夜、だれもいないはずなのに人の声が聞こえて、すわ心霊現象かと思ったところが、「このおっちゃん歌ってるよ…」と気がついて以来、ずっとずっと聴き続けていて、バッハとか手に入る曲はほとんどグールド盤で、あまりにも日常的な存在なので、自分の中ではアーノンクールと並んで「おっちゃん」呼ばわりするポジションを確立している。
 世間的には変人呼ばわりされているらしいということは、かつて「カナダには有名人いないし」と言う知り合いのカナダ人に「グレン・グールドがいるじゃん!」と(心からの好意で)言ったところ、なんとなくむっとされて以来、うすうすは感じていた。
 映画でも冒頭から「変人」「ハンサム」と言われてましたな。

20120115glenn_gould

 なるほど、言われてみればハンサムかもしれん。
 あまり考えたことはなかったが。

 変人というのもなあ、邪心というものは一切ないし、したくないことは金輪際したくない人だとは思うけど、しかし晩年のエピソードを聞くと、やっぱりそうなのかな。
 何より驚いたのは、

 おっちゃん、彼女いたんかい!

ということだった。
 いや、若いころなら驚かないけど、尊敬していた音楽家の奥さんと子供もろとも同居していた、とか、当初は良好な関係だったのが偏執的な束縛のあまり彼女が夫のもとに戻ってから、ソプラノ歌手と特別な関係になっていたとか。
 いや、しかし、もてるかもしらん。うん。
 純粋な人ではあったのだろうし。引退後の夢が「島で『子犬牧場』(と字幕にあった)を開く」ことだし。犬好きだったよなあ。
 数は少なかったかもしれないけど、友達にも恵まれたと思う。よかったね、おっちゃん。

 全編に流れ続けるおっちゃんの音楽は、あいかわらず素晴らしく、うっとりである。

 おっちゃんを知ったときには既に没後だったのだが、今年はちょうど没後30年になるのだなあ。生きていれば80歳なのだなあ。もし今生きていたら、きっと喜々としてパソコンとか新しいテクノロジーを使っていただろうなあ。たしか、おっちゃんを知ったのは没後1年ぐらいだったので、すでに30年近くつきあっているのか。
 評価がどうであれ、自分の葬式には81年版の「ゴールドベルグ変奏曲」を流してほしいという気持ちは今も変わらない。
 おっちゃん、素晴らしい音楽をありがとうね。

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「宇宙人ポール」

 といいつつ、いきなり他の映画の話なのだが、実は「インディペンス・デイ」がけっこう好きだ。理由は、主人公デイビッドのパソコンの起動画面がHAL9000の赤いランプで、あの声で「Good Morning, Dave」(だったか、とにかくHALの台詞)と言ってくれるとか(だから主人公の名前はデイビッドなんだよね)、ウィルスをMacOSで作ってて、しかもそれが宇宙船に大ヒット(ということは宇宙船のOSはMacOSということだよね)とか、いろいろあるのだが、一番好きなシーンは、エアフォースワンの中で大統領が「エリア51なんて嘘っぱちだろう」と言うと、軍隊とCIAのえらいさんが「今のお話にはいろいろと間違いが…」というところである。
 「木曜スペシャル」を浴びるほど見て育ったからなあ。
 ついでに書くと、スピルバーグ映画で一番好きなのは誰が何と言っても「未知との遭遇」であるし、「STAR WARS」の生涯最多鑑賞映画記録は破られることはないと思う。エピソード1〜3は3Dでもなんでもしてもらっていいけど、オリジナル3部作はそっとしておいてほしい。できれば、エピソード6のラストは元に戻してほしい。

 というわけで、「宇宙人ポール」である。
 予告編。

 公式サイトはこちら
 アメリカに憧れのコミコンのためにやってきたイギリス人のオタク2人が、エリア81から逃げてきた宇宙人を拾うという話である。
 いやあ最近のCGはよくできてるねえ、とか、セス・ローゲンはいい声だねえ、というのはともかく、あの宇宙人って、まあグレイタイプなんだけど、顔は「未知との遭遇」のマザーシップから最後に降りてきたやつのだと思う。
 冒頭の宇宙船が落っこちるところ(まんま「未知との遭遇」)やコミコンのシーンから笑っていたのだが(後ろのテレビに映っていたのってカーク船長だよね?)、1980年にスティーブンからポールにお電話がくるところとか(レイダースのあの倉庫はスピルバーグのオフィスがモデルだったんだなあ…違)、飲み屋でバンドが「酒場のバンド」を演奏しているとか(いいんだ、これが)、「笑え、化け物!」(「ジョーズ」だ!)とか、いちいちツボにはまって爆笑していた。うるさかったかもしらん(すみません)。
 マザーシップが帰るところは「STAR WARS」冒頭だよねえ。「I love you」「I know」じゃなくて、エピソード6のあっちのセリフをもってくるとか、いいよね。この手の映画(「ギャラクシー・クエスト」とか)には、リプリーが不可欠だ。
 お話も、定石どおりにはらはらさせつつ、心温まる最後でよかったです。ゾイル捜査官、いい男だったなあ(どこかで見た顔だと思うのだが思い出せない)。わんこのポールは気の毒であった。
 車がアメリカ中西部のなんにもない荒野の真ん中をずっと走っていくのも、一種のロードムービーのようでよかった。撮影協力にニューメキシコ州が入っていたしこちらを見ると、エリア51のあたりでほんとに撮影したのかなあと思う。
 お迎えのシーンはぜったいあそこだよね。一度行ってみたいなあ。「未知との遭遇」で見たときには架空の場所だと思ったのだが、実在するらしいということを知って驚いたっけ。
 帰り道はマイナス12度の中「未知との遭遇」の歌(映画の中でインド人が歌っているやつ)を歌いながら帰りました。
 ああ、この手の映画を見続けてきてよかったことだよ。

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「アンダーグラウンド」アンコール上映

 シアターキノでアンコール上映(公式サイトはこちら)。だったのを、最終週の日曜に駆け込んで見た。1日1回上映だったのでぎりぎり。夜の上映だったのだが、けっこう混んでた。

 予告編。

 これで通じるのかいな。

 見ている間は、何が現実で何がそうでなくて何がなんだか、という感じだったのだが、最後に吃音だったイヴァンがすらすらと喋るところで泣いてしまい、帰り道ずっと泣いてました。うちに帰って、3時間もあったことに初めて気がついた。
 何が現実かは実はどうでもよくて、ユーゴスラビアという国があって、どんなに戦争に翻弄されて、どんな国だったのか、どんな人たちがいたのか(いや、かつてのユーゴスラビア国民はもちろんいくつかの国に分かれて今もいるわけだけれども)、その国や人々がどんなに魅力的なのか、ということは、よーくわかった。まだ何も終わっていないことも。
 音楽と踊りが好きで、動物が好きで(…は監督クリストリッツァの趣味か?)、酒も好きで、女好きで(男好きもある)、こっすからいところもあり、しかし憎めず、したたかで、何があっても死なない。
 名前はスラブ系の名前もあり、母方がロシアだったり、ロシア文化に親しんでいたり、でもマルコなんて地中海系の名前もあり、ムスタファなんていう名前もあり、踊りはトルコ風というかどことなく中東的な感じもあり。第二次世界大戦中も大戦後も冷戦中も、もちろんその後の内戦でも、いろいろなことがあり、いろいろな人がいた。
 共産主義や世界は地下室で、世界の地下にはあらゆるところ(少なくとも、イタリアやドイツやインドには通じている)に通じる太い地下道が通っていて、車が行き来している。
 クロもマルコもベラも魅力的だったなあ。クロは割といつでも幸せそうだったが、ベラはあまり幸せそうな顔はしていなかったけれども。考えてみると、あの3人は、それぞれユーゴスラビア人の象徴で、3人でひとまとまりなのだという気がする。
 ユーゴスラビアという国とユーゴスラビアの人々のことはずっと忘れませんとも。クリストリッツァ監督。
 これは家でテレビの画面でみるのではなく、映画館の暗いところで他の人たちといっしょに見るべき映画だと思う。映画館で観られてよかった。
 それにしても、あらゆるところに通じるぶっとい地下道は、これからぜったい夢に出てきそうだ。

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「幕末太陽傳(デジタル修復版)」

 今週はちょっと記事を書きためてみました。

 今年の初映画館はこれ。 
 上映期間に間に合ってよかった。
 日活の100周年記念特別上映らしい。

20120115bakumatsutaiyoden

 ポスター。映画はモノクロだけど。

 冒頭は公開当時(1957年)の品川。オープニングタイトルとかキャスト・スタッフが重なるので、どちらも見たくて悩ましかった。
 「舞台は今の品川ではなく」とナレーションが入って、画面は江戸時代の品川宿になる。
 最初は、江戸時代ってこんなんだったんか、とか、杉浦日向子さんの本に出てきた吉原とか「息子」ってこんなんか、とか、女郎という仕事は大変だったろうなあ、などと思いながら見ていたのだが、そのうち、「わー落語が動いてる!」と思うようになった。
 当時28歳のフランキー堺が動く動く。仲間と相模屋に繰り込んで持ち金がなく行灯部屋に居続けするのだが、頭と身体を使いまくって「居残りさん」「いのさん」と相模屋じゅうから重宝され、小金を稼ぎ、女衆からは大もて、男衆からは嫉妬を買う始末。最後の方で「居続け稼業」と言っていたから確信犯的に何度もやってるよね。肺病やみで、だんだん周囲から「悪い咳」と言われるようになり、行灯部屋で大仰に薬を作ったりしているけど、外で見せる明るい顔のわりに、実は幸せそうではなかったり。ふと暗い影がさしたり。
 でも、「地獄も極楽もあるもんけえ、俺はまだまだ生きるんでい!」なんだよね。その通りだよ、人生は。

20120115bakumatsutaiyoden2

 しまいには、フランキー堺がイケメンに見えるのであった。
 同じく居続けしている尊皇攘夷の志士、高杉晋作役の石原裕次郎もいい男だけどさ(都知事って完全に弟の七光りだよなと思う)。
 若い頃の岡田真澄(フランキー堺から金を取り立てられず陰間茶屋に売られそうになる)がまたイケメンで、南田洋子とか左幸子も美人で、考えてみると川島雄三もイケメンだわね。小林旭は、出てきたとたん、わーイケメン!と思うのだが、髪型がちょっと変だよ。
 あと、隠れた見どころは隙あらば出てくる動物で、生きてるのも死んでるのもいるんだけど、往来の犬とか鶏とか、座敷牢のネズミとか、小沢昭一が女郎たちの前で貸本を広げている真ん中にいる猫とか、最後に眠りこけている岡田真澄が抱え込んでいる猫とか、もしかして川島監督は動物好きか?と思う。
 最後は、フランキー堺が昭和の品川に駆け抜けていくという案が最後まであったらしいのだが(最後の最後に監督が翻意したらしい)、そのラストも見たかったなあ。

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大スクリーンの喜び:That's Entertainment

 うわあ、恐ろしいほど更新していない。余裕なさすぎ。
 ふと気づけば、本日は祝日であった。仕事をしないで映画を見ることにする。「午前十時の映画祭」で「That's Entertainment」をやっていたんである。

 「That's Entertainment」は、実は映画館で観た。乏しい小遣いをはたいてサントラの「LP」を買い、VHSも買い、レーザーディスクも買い、DVDボックスも買った。もう何度見たかわからない。
 でも、スクリーンで見るのは、やっぱりテレビの画面で見るのとは全く別物である。

 予告編。


 
 MGM設立50周年記念映画で、MGMミュージカル映画の歴史が歌と踊りと共に、往年のスターを進行役に綴られる。
 もう、映画館で観るのは格別なんだけれども、公開して35年が経つわけで、ああ、みんな死んじゃったなあ…とか、もう、いろいろとしみじみする。最初と最後に序曲と終曲があって、序曲のあと、説明が出てくるのだが、何千人もの名もない才能ある人々が作り上げてきたことと、「This film is dedicated to them」というところで泣く。
 最初の方は、MGMミュージカルの歴史とか、MGMのスターはみんなミュージカルに出されましたという話で、だんだんミュージカルスターの話になっていくのだが、最初に方に出てくる、エリノア・パウエルとフレッド・アステアの「ビギン・ザ・ビギン」が好きで好きで。
 これこれ。

 関連動画いっぱいあるのね。

 おそらく、一番出てくるのはジュディ・ガーランドなのだが、娘であるところのライザ・ミネリが紹介するメインパートは、ジュディを惜しむ気持ちがよく現れているなあと見るたびに思う。
 しかし、最も好きなのはフレッド・アステアが出てくるところで、よくジーン・ケリーと比べられていて、お互いがお互いを「もっとも好きなパートナー」として挙げている。

 共演した映画は1本だけなんだけど。

 どちらが好きと言われれば、掛け値なしにフレッド・アステアだ。ジーン・ケリーも上手いし、監督もやったりして才能はあるんだろうけど、自分大好きで臆面もないところがどうにも苦手。振り付けもパターン決まってるし。「雨に唄えば」は好きだけど。
 …といいつつ、やっぱり全面的に楽しんでしまった。

 しかし、甲羅を経ると思うところもあるので。
 ソング・ピクチャライゼーションについては

  インド映画の方が圧倒的に上。
 
 MGMの方は、本人が歌うということに力点が置かれていて(吹き替えもある)、対するインド映画は、歌は原則吹き替えでスターは踊れるのが前提というのが違っていると思うけど。ミュージカルについてはインド映画の方が歴史が浅いのになあ。インドすごい。

 あと、どうも今回の上映はフィルムの順番が違っていたような気がするんだよな。ジェームズ・スチュワートとピーター・ローフォードのパートが逆だったような気がする。今回だけだといいんだが。

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BS怒濤のアジア映画祭り(特に「デリー6」)

 10月1日から、WOWOWが3局を役割分担して全部HD放送にするとか、スカパーがBS放送を初めてしばらく無料とか、アニマックスもしばらく無料とか、BSFOX238というチャンネルができて1年間無料らしいとか、放送大学がBSで見られるようになった、とか、BSが賑やかなことになっている。
 そのせいでもないのだろうけれども、実は明日から2週間、NHKBSプレミアムの昼の映画が怒濤のアジア映画祭りなのであった(スケジュールなど詳しくはこちら)。

 自分のための覚え書き。

 10月3日 13:03〜14:48「アイス・カチャンは恋の味」(2010 マレーシア)
 10月4日 13:02〜15:24「デリー6」(2009 インド)
 10月5日 13:03〜14:35「冬休みの情景」(2010 中国)
 10月6日 13:05〜14:28「ピノイ・サンデー」(2009 台湾/日本/フランス)
 10月7日 13:05〜14:49「キャプテン アブ・ライード」(2007 ヨルダン)
 10月10日 13:00〜15:14「トンマッコルへようこそ」(2005 韓国)
 10月11日 13:05〜14:29「トゥルー・ヌーン」(2009 タジキスタン)
 10月12日 13:05〜14:53「シャングリラ」(2008 中国)
 10月13日 13:00〜15:14「胡同のひまわり」(2005 中国)
 10月14日 13:00〜14:29「運動靴と赤い金魚」(1997 イラン)

 「アイス・カチャンは恋の味」や台湾に出稼ぎにきたフィリピン人の話「ピノイ・サンデー」、「胡同のひまわり」は是非見たいと思っているのだが、何と言っても、今回の目玉は「デリー6」である。
 実は「Delhi6」はインド版のDVDを持っているのだが、日本語字幕のハイビジョンで見られるなんて夢のようだ。お話が(途中から斜め上の話になるんだけど)よくて、オールドデリーの街が趣き深く撮られていて、しかも音楽がよい。お馴染みA.R.Rahmanです。

 たぶん一番有名なのはこれ。

 主役はアビシェーク・バッチャン(インド映画の帝王アミターブ・バッチャンの息子)。ニューヨーク育ちで両親がイスラム教徒とヒンドゥー教徒。最期を生まれ育った場所で過ごしたいという祖母に付き添ってオールドデリーにやってくる。オールドデリーはイスラム教徒とヒンドゥー教徒が一緒に住んでいるのだが、ある事件をきっかけに対立が起こり…という話。
 曲の中で踊っているのはソナム・カプール。「スラムドッグ・ミリオネア」で「みのもんた」役だったり「24」ファイナルシーズンでフセイン大統領だったアニル・カプールの娘さん(似てない、と思う)。アビシェークのご近所で、親からは見合いを迫られているが本人はテレビのオーディション番組に出てスターになることを夢見ている。ちなみに「マサカリ」とは白い鳩の名前。

 アビシェークが、イスラムとヒンドゥー両方の文化を背負っていて、しかもニューヨーク育ちでありながら、インドの都市の伝統を背負っているオールドデリーに住むというのがミソ。どちらにも属していて、どちらにも属していない。この曲はオールドデリーとニューヨークがオーバーラップしている。

 この曲も好き。

 インド映画は、よい映画でもなかなか公開されないことが多いので、この機会に少しでも多くの方に見ていただければと思う。
 もっと宣伝してよ、NHK。もっとインド映画をやってくれると、もっと嬉しい。

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「ベスト・キッド」(2010年版)

 実は前に一度見ているのだが、WOWOWで再度見た。なんで記事にしたかというと、これって北京ロケだったんだー、と気がついたから。
 ご存じのように、1984年に作られたヒット作のリメイク版。お師匠様はパット・モリタではなく、成龍(一発変換したぞATOK)ことジャッキー・チェンで、教わるのは空手ではなくカンフー。だから、厳密にいうと、英語タイトルの "Karate Kid" というのは正しくないのだな。

 シングルマザーの母親の仕事の都合で北京に引っ越さざるをえなかったアメリカの少年が、手ひどいいじめに遭い、アパートの管理人にカンフーを習い、最後にはみごと試合で優勝するという話である。
 主人公を演じたジェイデン・スミス君(ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスの息子。エンドクレジットを見ると、ご両親は現場に来ていたようだ)は、まあよくがんばったと思うのだが、なにせ役柄があまりにも子供。自分は動きが速いだの集中力があるだの言う人間が強いわけないでしょう。映画のかなり途中まで、何も知らず、礼儀も立場の違う他者への想像力もない。
 かたや師匠であるところのジャッキーは、ひたすら暗い。その理由は後に明らかになるのだが、中国で、アパートの管理人をやっていながら英語ができてカンフーがめちゃくちゃ強い人が、何も訳ありじゃないわけないじゃないか。
 最初はうだつのあがらない管理人に見えたジャッキーが実は強かった、ということがわかったシーンで、無謀にも向かってくるいじめっ子に対して思ったことは、その人は映画史上もっとも無茶なことをやってきた人だぞ、なんて無謀なんだよ君たち、ということだった。
 敵方の卑怯師匠は于榮光なんだけど、立場的にはどう考えても「ジャッキー先輩」なわけで、やりにくかったかもなあ、と思う。香港国際警察で共演しているし。
 あと、「気ってフォースみたいなもの?」というシーンでは、いや、その師匠のかつての師匠(「酔拳」のユエン・シャオティエン師父ですが)は元祖ヨーダなんだぞー、と思った。訓練シーンがあまり「酔拳」ではなくて残念だったなあ。まあ、「続・酔拳」ではないからな。

 というわけで、これはまずジャッキー映画として見てしまったわけだが、次に思ったのは「アメリカ人に中国を見せる映画なんだなあ」ということ。
 故宮に見学に行くしね、万里の長城で訓練しちゃうしね。どっちも全然人がいないというのが驚異的だ。もしかして一番のりだったのかもしれないけど、誰もいない故宮を見られるのがどれだけ有り難いかわかるかね、子供たち。ほんとは人が山盛りなんだから。オーディションを控えたお友達のメイ・インを「休まなきゃ」と引っ張り回す(実はあれは迷惑なんじゃと思った、ああ子供だ)ところでは、鳥の巣とか王府井の小食街を回って、最後は景山公園(やっぱり人がいない)から故宮を見下ろしていたのだが、すごい移動距離だぞ、実は。
 ジャッキーがかつて修行をしていた山は「グリーン・ディスティニー」で最後に出てきたところかなあ。いかにも外国人受けしそうなカンフー技が満載だったなあ。あの湖は山の形からすると桂林かなあ。

 観光地然としたところだけではなく、実は北京の街中もけっこう見どころだった。ジャッキーが住んでるのは胡同なのだが、途中で南羅鼓同を通ってた。

20110928beijing1

 このへん。
 胡同の庶民の家は、中庭もつぶして狭くぎっしり暮らしている家も多そうなのだが、ジャッキーが住んでいたのは中庭の残っている四合院で、庭を囲む4つの建物の1つを借りているらしい。古くて壊れかけているけど、なかなかいい家だったなあ。ちなみに、メイ・インのお家は、ほんまもんの四合院でお屋敷という感じだった。すんごいお嬢さまではないか。

20110928beijing2

 門の扉にこんなのが付いてたぞ。
 ガイドさんの話によると、北京でもっとも高い不動産は四合院で1億円ぐらいするらしい。いっぺん四合院ホテルに泊まってみたいなあ。

 というわけで、少年成長映画&ジャッキー・チェン映画という以外にも、中国や北京を見る映画としてもなかなか面白かったのだった。つい最後まで見てしまったぜ。

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STAR WARS Blu-Ray Box きたる

 福岡出張から午後に帰還。夜また出かけなければならなかったのだが、その間隙を縫って配達してもらった。

 

 実際に買ったのは先着購入特典付のほう。フィルムが付いてきました。
 いや、STAR WARSの旧三部作(エピソード4〜6)については、ばら売りLD、特典付きLDボックス、特別編のVHSボックス、特別編のDVDセット、特典に劇場公開版がついた3枚など、笑っちゃうほど数々のソフトを買いつづけてきたわけですが、これは買う。特典ディスクも3枚ついているし。
 でろでろに疲れているのだが、ついエピソード4をかけてしまう。最初はやっぱりコレだよね。どうしたって見てしまうし、一旦かけたら最後まで見てしまうことは必至。
 残りのディスクは明日見ることにして、目下の感想。

 画質はとてもきれい。タトウィーンの表面の柄ってこうだったっけ、とかR2-D2とC3POはこんなに汚れていたのか、とか。目が悪い人が眼鏡をかけたようにくっきりはっきり。
 字幕はかなり改善されていた。特別編以降のT田奈津子訳はひどかったからなあ。劇場公開版は岡枝慎二さんだったけど(「理力」とかはありだと思う)。
 音や視覚効果が加えられている。冒頭、反乱軍の宇宙船にダースベイダーが乗り込んでくるところ、爆発のときにショッキングピンクの効果はなかったと思う。ジャワの台詞(?)も追加されてたし。サンドピープルを撃退するオビワンの声も変わっていた。惑星ヤビンの上の星の色がピンクだった。

 ゴミ置き場から脱出して、いやいやをするチューバッカさんとか、奇声をあげてストームトルーパーに突撃するハンソロとか、ハンソロとルークがTIEファイターを撃退するとことか、好きなシーンを堪能。あのシーンはやっぱり胸が熱くなった。キャリー・フィッシャーはお母さんのデビー・レイノルズに似ていると思う。

 それにしても、高画質で見たいのは、やっぱり最初に劇場で公開したバージョンなんである。モスアイズレーがあっさりしているやつ。ルーカスは出さないだろうけどな。でも1回はDVDの特典映像にしているんだから、出してもいいと思うぞ。今回のBlu-Rayの特典は、前のDVDの特典とは重なっていないらしく、出そうと思えば、他のバージョンのブルーレイはいくらでも出せそうだけどな。そして、旧三部作なら出たらきっと買ってしまうんだな。

 コマーシャルらしき(パロディかも)動画。やっぱりR2は叫ぶのね(毎回叫んでるし)。エピソード6のお魚提督が出ていて嬉しい。

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ゆうばりファンタ1日目

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 これは、窓からの眺め。
 雪の中興じる参加者の皆さん。楽しんでってください。
 とりあえず映画を2本見て、ホテルに帰還。
この後の予定は、22時からドニーさんの「錦衣衛」、25時から待望のラジニ「Robot(レポートはこちら)」で、6時間の長丁場である。ハードだ。

 ツイッターにも上げましたが、本日のスナップ。

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 夕張駅前。なんもない。

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 「ジョニー・トーは戦場へ行った」と「ドリーム・ホーム」を見た夕張商工会議所。中身もそのまんま。
 向かいには大型犬が5匹いるので行き帰りにかまう。

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 アディーレ会館の喫茶スペース。
 手作り満載で暖かい雰囲気。地元の方が、手作りパン、手作りのお菓子、ケーキ、汁物、カレーライスなどを提供してくださっている。映画は2000円のパスポートで見放題なので、このへんでお金をばんばん使わなければいけない。
 映画のレポートは後から別項で。

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