カテゴリー「映画(中華圏以外)」の93件の記事

イルファン・カーンで画像検索

 なんでこういう状況でも更新するかな>自分。もちろん、今日もまだ仕事中です。
 拾い物をクリップしておきたいのだった。

 どうしちゃったんだ、イルファン。
 「Rog」という映画らしいんだが。まあ、イルファンを堪能できる動画ではある。歌っているのはソヌニガムさんかしら。つるっとした人は怪しそうだ。
 もうひとつこちら。貼ろうかどうしようか考えたのだが。インド映画でそこまでやるのって珍しくないか。ちょっとびっくりしたぞ。その女は怪しくないのか。Youtubeのコメントがぼろかすで笑ってしまったぞ。

 その続きかなあ。いいお部屋ね。

 それにしても、これはどんな話なんだろ。こうして、本編が見たくなるのが常なんだけどね。

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「その名にちなんで」

 まだ仕事終わらず。例によって下書き(4月に書いてた)に加筆。

 ずっと見たかった「その名にちなんで」がwowwowで。
 ちなみに、7月13日11:40から再放送、翌日7月14日17:00からは「ダージリン急行」なので、来週は、なんと2日連続でイルファン・カーンが見られるのである。ニーズは多くないとは思うけど。
 原作は、ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで
」。これと短編集「停電の夜に
」を今年のお正月に読んだのだが、とても好きなのだった。アメリカに移民したベンガル系インド人の心の機微が静かに書かれていて、とてもよい。新作短編集「見知らぬ場所 」も出ていたのね。
 「その名にちなんで」の「名」はゴーゴリの名前だと思う。ゴーゴリの父アショケは、学生時代、手にしていたゴーゴリの短編集により汽車の事故でからくも命を救われる。事故がきっかけでアメリカに渡ったアショケは、アシマと見合いで結婚する。ベンガル人は内輪で使う名前と公式の名前を持っており、アショケとアシマは公式の名前で、夫婦間で呼び合うときには使わないらしい。ゴーゴリの名前はインドに住む祖母に付けてもらう予定の名前が間に合わず、アショケがつけた。小学校に上がるときにニキルという公式名に改名しようとするが、子供なので変えようとしなかった結果、授業中に馬鹿にされたりなど嫌な思いをし、大学に入るときにニキルと改名する。建築家になったゴーゴリにはまたいろいろなことがあり、ゴーゴリの名前の由来を聞かされた直後に、アショケは心臓発作で死んでしまう。結局、ゴーゴリという名前でもニキルと名前でもうまく生きていけない主人公…と書いていても、あまり神髄が伝わらないような気がするんだけど、名前になぞらえて、2つの文化の間で生きなければならない心を描いているのが肝。
 映画は淡々と事実を追っているので、原作を知っていると嬉しいのだが、原作を読んでいないと淡々としすぎて伝わらないことが多いかもしれない。

20090705namesake
 一家の写真。

 個人的には、この映画の主人公はゴーゴリ(アジャイ・デーブガン似の濃い顔で、最初はどうなるかと思ったが、いい子に育ってよかった)ではなく父親のアショケで、アショケを演じたのがイルファン・カーンなので、イルファンの映画としていいのである。アシマを演じたのがタッブーで原作のイメージより遙かに美しく、差し挟まれるインドの風景やサリーの数々も見ていて楽しかった。できれば、マクシーン(ゴーゴリの彼女でいいお家の娘さん)のお屋敷をもっと映像で見たかったな。
 原作になかったシーンがいくつかあったのだが、遺灰を河に流すシーンとアショケが亡くなってゴーゴリが頭を剃るシーンはよかったと思う。回想で一瞬映ったイルファン・カーンのスキンヘッドも素敵だったし。ラストシーンがアショケと子供だったゴーゴリが遠くまで行くシーンだったのもよかったのだが、願わくば、灯台の先に砂嘴があるような原作通りの景色で見たかったなあ。


 予告編。いまひとつ原作の良さが伝わらないような。
 それだけ原作が好きなんだけど。

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劉家輝

 今日もお仕事。
 仕事の合間の息抜きは、好きな俳優さんの画像検索。
 本日の検索は劉家輝である。昨日に続き、欧米映画に出ている香港俳優つながり。考えてみれば、一番欧米映画に出ているのはジャッキーだよなあ。
 劉家良と劉家輝は義兄弟なのだが、なぜか、「劉家良」は「ラウ・カーリョン」で、「劉家輝」は「リュウ・チャーフィー」である。劉家輝は北京語のショウブラ映画で紹介されたからかなあ。
 何度か取り上げているNHKBS「香港映画のすべて」で、ほとんど一番にぐっときたのは、「劉家輝、すてき!」ということだった。インタビューされていたのだが、人間ができていて素敵に年をとったなあ、という感じだったのよ。デヴィッド・チャンも同じくインタビューされていたのだが、その時はいい人そうだなあ、という印象。実はそのときには、ショウブラ映画のことを全然知らなかったので、デヴィッド・チャンがどんな人かは全然知らなかったのだった。ごめんね。
 劉家輝は「少林寺三十六房」があったから知っていたのかも。修行シーンと李海生(戒律院の院長)との対決シーンはいいよねえ。

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 ああ、今でも素敵だわ。
 (写真はこちらからお借りしました)
 
 というわけで、これがとても見たいのだが、

 もちろん、劇場で見られるにこしたことはないのだが、せめてDVDを出してくれないだろうか。アクシャイ・クマールとディピカちゃんも出ているし。そういえば、イベントコンサートに行ったし。

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ハムナプトラ3

 あと10日弱でいろいろなことをしてしまわなければならず、今日明日が勝負。「お休みって何?」という状態。考えてみると、6月も休みはあんまりなかったな。再来週は休めることになるのか。免疫力を上げておかなければならないのだが。
 しかし、昨日は何もできなくなり、思い立ってマッサージに行ったら極楽だった。身体って大事ね。
 今日の午前中は家のたまったことをちょっと片付け。
 ふとDVDレコーダーを見ると、ハードディスクが予約録画でぱんぱんなので、映画をDVDに焼く。
 「ハムナプトラ3」って、もうwowow でやっていたのね。「ハナムプトラ」だと思っていたら、違ったのね(「ハナムプトラ」で画像検索をかけたら、全然関係のない画像で、ここが引っかかって気がついた)。うう。英語の原題は「The Mummy」か。
 しかし、名前を間違っていても、このシリーズは好きなんである。

20090704cinema1_2
 
 誰がといって、イムホテップ(写真左下のつるっとした人)とアーデス(その右の黒髪にひげの人)が。イムホテップは悪役なのだが、純愛の人なのに裏切られいじらしさ爆発。アーデスは、かっこいい。申し訳ないが、主役のブレンダン・ブレーザーは正直言ってどうでもよかったり。
 しかし、「3」には、この2人は出ないんだよね。

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 リンチェイは出るんだけどね。

 実は、この映画、飛行機の中で見たのである。「リンチェイが出る」ことは知っていたのだが、ミシェール・ヨーも出ているし、

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 何より秋生さんが出ているのにびっくりしました。

 思わず機中で画面に手を振る始末。
 悪役だけど、いい役だな。
 秋生さん、欧米映画にも登用されているのか。強面もコミカルな役もできる演技派だし。ちょっとイルファン・カーンに立ち位置が似ているかも、と思う。

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イルファン・カーンが好き

 忙しいと言いつつ更新。今日は日付が変わる前に帰れたわ。
 好みが偏っているとは思うのだが、インド映画の俳優で誰がいいかというと、シャールク・カーンでもなくアクシャイ・クマールでもなく、サルマン・カーンでもなく、やっぱりイルファン・カーン(Irrfan Khan)なのであった。いや、みんないいとは思うんだけどね。誰?と言われたらイルファンだなあ。なんでこの手の顔が好きなんだろ>自分。
 香港映画だと、林雪とか呉鎮宇とか秋生さんとか、トー先生の映画に揃っている面々なのだが。

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 こちらで教えていただいたインド版GQの表紙。
 うう、かっこええ。
 確かに欧米映画にたくさん出ているよね。「その名にちなんで」とか(これはインド映画か)「ダージリン急行」とか「スラムドッグ・ミリオネア」とか「A Mighty Heart」とか。
 一番好きなのは「Life in a Metro」だな。

 この写真は、Bollywood Buzzからお借りしたのだが、イルファン・カーン特集ページを発見してほくほく。
 ついでに発見したポータルサイト画像検索結果も仕事の合間のお楽しみである(公式サイトはこちら、IMDbはこちら)。イルファンって1962年生まれだったのか…。

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サンジャイ兄貴の映画

 ここのところ、「♪たま〜たまるーぎー たまーたまるーぎたまー♪」という曲が空耳再生される。そのむかし香港は重慶マンションで買ったマードゥリー・ディークシットのベスト版VCDに入っていた曲。インド映画にはダンスシーンばっかりのベスト版がたくさんあって、マードゥリーはダンスがとても上手いので、もう何度見たかわからないのであった。
 VCDを再生すればいいのだが、手っ取り早くyoutubeにないかしらと思ったら、やっぱりあった。


 これ。
 衣装が変だとは思うのだが。サビが耳につくのよ。

 マードゥリーの相手役はサンジャイ・ダット。名曲「Choli Ke Peeche(ブラウスの下には)」(こちらの一番下のクリップ)に出てくるアイパッチの盗賊である。ライフル不法所持で捕まったり、ドラッグの矯正施設に入ったり波瀾万丈なのであるが、強面なのか気のいいおっさんなのかが微妙で気になるのだった。
 実は、サンジャイ・ダットが出てくる映画で、最近ながら見で見たのがあって、それがこれ。


 かわいいよねえ。
 サンジャイ兄貴はどう見ても恋に落ちているのだが、いったい何があったんだ?と思ってDVDを買ってしまったのだった。

 映画は「Lage Raho Munna Bhai」というタイトルで、人気コメディ映画の第2弾。サンジャイ兄貴は地上げをしているマフィアの親分なのだが、ラジオのDJであるヴィディヤーに恋してしまう。「ガンジークイズ」に電話で全問正解するとスタジオに呼んでもらえるというので、手下を使いまくって正解し呼んでもらえたのはいいのだが、つい「歴史学の教授」と名乗ってしまい、ヴィディヤーの祖父の友人たちが住む老人ホームで講義をしてくれと頼まれる。そのため5日間図書館にこもって勉強したところ(えらいじゃん)ガンジーが見えるようになってしまうのだった。で、ガンジー(ほかの人には見えない)のアドバイスにより講義は大成功、DJとしても大人気、老人ホーム(セカンド・イニング・ホームという)の老人ともヴィディヤーとも仲良しになるのだが、ゴアに出かけているすきにホームは元の地上げ屋仲間に乗っ取られ、ガンジーのアドバイスに従い本当のことを告白しなければならず、大変なサンジャイ兄貴なのだった。
 恋するサンジャイ兄貴もさることながら、かわいい老人のみなさん、ガンジー主義にのっとった兄貴のDJに涙する市民の皆さんも見所だと思います。いい映画だ。
 インド映画で誰が好きかと言われたら、シャールクでもサルマンでもなく、イルファン・カーンとサンジャイ兄貴と答えてしまいそうだなあ。うーむ。濃くて強面でかわいいおっさんか…。薄味のインド人はいないような気もするが。

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インドDVD到来

 インドから一時帰国される方より「DVD買っていきましょうか」とのありがたい申し出。大喜びでお願いし、先日、お会いして受け取ることができた。

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 どーん。

 お願いしたのは、「Billu」「Sunday」「Life in a Metro」「Kal Ho Naa Ho」と「Life in a Metro」のサントラ。くわえて、見終わったからと、「Veer-Zaara」「Hum Tum」「Race」「3KG」もいただいてしまう。どれも正規版。
 インドでは、正規版が新作で400〜600円、旧作で200円ぐらいで買えるんだそうだ(1ルピー=2円ぐらいとのこと)。う、うらやましい。香港ではどこで正規版が買えるんだろう…。「Chandni Chowk to China」もお願いしたのだが、なぜかインドではDVDが出ていないそうである。なぜ?
 実は、お願いしたDVDはイルファン・カーン祭りだったりするのだが(好きなんだもん)、まとめて見る時間があまりない。しかし、インド映画には必ず「Song」でチャプターが指定できるメニューがあるので(とても便利)、歌とダンスだけ先に見る(聞く)。
 まずは「Billu」。イルファン・カーンとシャールク・カーンの共演作。田舎で床屋を営むイルファンの地元に、幼なじみであるスーパースターのシャールク様がロケに来る話。シャールク様の歌のシーンがめちゃめちゃ派手らしい…うーむ、これは派手だ。素のまんまの大スターだ。出演作がコラージュされてないか。


 名場面集か。
 歌のシーンと田舎の対比が見物なのか?

 Wさん、ありがとうございました!
 ああ、インド行きたいな。

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Life in a Metro

 ショウブラ映画が品薄…と思っていたら、とあるところに揃っているのを発見。でも、借りられないので、その場で見るしかない。まあ、映画館に見に行くと思えば、ということなのだが、時間をいつ作るかが問題。結局、「新宿事件」も行けなかったし。ううう。
 おまけに、「放・逐」のDVD(当然プレミアム・エディションだ)が届いていたのに持ち帰られてしまったのだった。メール便でいいのに〜。ううう。
 そんな中、インドに行っている知り合いから「一時帰国するので、要るDVDがあれば」という、ありがたい申し出が。香港で買ってきたものの、ちゃんと動かないのがあったりするのよね。動作チェックがしたい。
 だがしかし、実は締切が迫っている。
 ということで、下書きをしておいたものを。このDVDは欲しいのよね。香港でDVDを買ってきたのだが、リージョンオールのはずが、リージョンフリープレーヤーでなければ見られないのだった。

 それは、「Life in a Metro」。
 地味な話で、ダンスは出てこないんだけど、いい話だと思う。音楽は、節目節目にどこからともなくストリート・ミュージシャンが現れるので無問題で、これもいい。

 主人公のシェルパ・シェッティをめぐる人間関係の物語。主人公の母(夫に先立たれている)には昔の恋人が現れ、妹はブラインドデートをするも相手(イルファン・カーン)とはうまくいかず、しかし一緒の会社で働くようになる。夫は会社のお偉いさんなのだが、部下(主人公の妹のルームメイト)と浮気中で後始末を別の部下の青年に押しつけている。満たされない思いを抱える中、主人公は電車(Metroといっているけど地上を走っている)である青年と出会う。
 タイトルは「Life in a Metro」だが、別に電車の中だけで話が進むわけではない。ストーリーは淡々と進むのだが、最後に電車でまとまるのね。ああ、人生だなあ、と思う。
 いろいろなことがあるのだが、とりわけ、主人公の妹とイルファン・カーン(「スラムドッグ・ミリオネア」の強面警官です。実はけっこう好きだ)のくだりがよくて、特に、最後、イルファン・カーンが馬で爆走するところが大好き。いいぞ、イルファン。


 何をやっているかなあ、君たちは。

 お母さんの恋人役の人は、「Om Shanti Om」の「Deewangi Deewangi」で、シェルパ・シェッティの後に出てきていた。尊敬されている人らしい。

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リスペクトということ

 遅まきながら、「功夫之王(ドラゴン・キングダム)」をやっと見た。
 ボストンに住むカンフー映画マニアの少年が、将軍の圧政に苦しむ「カンフーの王国」でジャッキー演じる仙人(たぶんね)と出会い、石に変えられた孫悟空(リンチェイ:「ハムナプトラ3」ではキングギドラだったよね)に如意棒を届ける過程でカンフーを学び、成長していくという話だと思う。何せ、売りは、ジャッキー・チェンとリンチェイの初共演である。
 実は、あまり期待していなかったのだけれど、往年のカンフー映画のポスターを使ったタイトルバック(劉家良と劉家輝に思わず手を振ってしまう)をはじめ、監督がほんっとーにカンフー映画が好きなのね、という感じが伝わってきた。監督は、たぶん「ロード・オブ・ザ・リング」も好きだな。

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 当初対決シーンはなかったらしいのだが、ジャッキーとリンチェイが闘わなければ意味がないと、ロブ・ミンコフ監督がプロデューサーに掛け合ってシーンを実現させたというエピソードが好きだ。
 ジェイソン少年が古道具屋の店先でカンフー映画のDVDをあさるというのも、監督自身の経験ではないのかなあ。その気持ち、とてもよくわかるぞ。
 将軍役はコリン・チョウで、リンチェイ対コリン・チョウ、ジャッキー対リンチェイなど、カンフーシーンがたくさんあってよかった。お約束の修行シーンもあったしな。ジェイソン少年は、カンフー映画好きなら修行が必須ということはわかっているべきだったね。
 筋立てなどには意見もあろうが、ロブ・ミンコフ監督のカンフー映画に対する愛とリスペクトが十分伝わってきたので、よい映画だと思う。楽しかったろうなあ。
 ジャッキーとリンチェイが英語を喋るのか、天帝もか!(アメリカ映画だからしょうがないんだけど、これには違和感があった)という向きには、

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 香港版DVDがお勧め。
 王国シーンは広東語なので、違和感なく見られます。買っておいてよかったなあ。

 ひるがえって我が国だが、実は、先ほど、某FJテレビで「少林少女」を見てしまったのだが、途中で、どうしてもどうしても続けて見ることができなくなり、脱落した。もしかして、アレは「俺のたーまーごー」の真似っこなのか、恥ずかしくないのか。中華圏で公開したら恥ずかしくて死にたくなるだろう。あらゆる意味でゆるすぎる。
 しかも、FJテレビは、昨日、同じ時間帯で「少林足球(少林サッカー)」を放映したんですよ。宣伝になると思ったのか、まさかとは思うが「露払い」か?前にも書いたけど、そんなことしたって自分とこの粗が見えるだけではないか。どこまで「はんかくさい(北海道弁。意味は察してください)」んだ。
 気持ちが悪くなってしまったので、口直しに「功夫(カンフー・ハッスル)」をかけた。ああ、いい映画だ。今になって気づいたのだが、「猪籠城砦(豚小屋砦)」の基本フォーマットは香港の古い団地である。
 「平井堅」と服屋のおやじと麺屋のおやじの格好いいシーンに大拍手をして時計を見ると、「少林少女」でリタイアしたのと映画開始からほぼ同じ時間だった。この違いは何だ。
 FJテレビよ、こんなリスペクトのない、情けないことは、いい加減にやめてはどうか。

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「ライトスタッフ」

 こちらの続き。3月16日朝にスペースシャトルは無事打ち上げ。ステーションとのドッキングは明日の朝らしい。
 この「ライトスタッフ」は映画の方です。
 常時オールタイムベストスリーに入る大好きな映画。初めて見たとき(1983年制作か…)は、3日ぐらい現実に戻れなかった。原作より、映画の方が好きだ。
 思い出して久々に見たら、やっぱりよかった。長いので、なかなか一気に見られないのだけれど。


 予告編。

 チャック・イェーガーを演じたサム・シェパード、若い。サム・シェパードもかっこいいのだが、ひいきはマーキュリー・セブンの方で、俳優の見本帳にしていたこともあったなあ。上の予告編に入っているスコット・グレンが「危険?やるよ」というシーンが好き。出世頭は、エド・ハリスかなあ。「アポロ13」のジーン・クランツとか。

 自分の検索のために「宇宙」カテゴリーを新設しました。NASAと映画関連で、半分以上が「STAR WARS」なんだけど。

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ライトスタッフ?

 香港話はちょっと中断(まだまだ続きます)。
 先日、シャトルの打ち上げチェックにNASA TVに行ってみると「打ち上げは3月15日より早くなることはありません」とあった。また延期か。ものすごく長い間使っていると思うのだが、耐用年数は大丈夫なのか>スペースシャトル。心配だぞ。
 カウントダウンから察するに明日の朝8:45ごろ打ち上げらしいので、ネットで見よう。
 ついでに、NASA TVがYoutubeにチャンネルを持っていることがわかったので、自分のために貼付。

 さらに関連事項なのだが。
 先日、NHKで「宇宙飛行士最終選抜」の特集をやっていた。2月に10年ぶりに日本人飛行士が決まったという報道があったので、あれがらみだろう。
 ちょうど、別の番組で現役宇宙飛行士の若田さんを見て、これがまた人格円満で仕事もできそうな人で、300人以上の中からこんな人を選ぶとは、いったいどんな試験だろう?と思っていたのだった。
 うーん。
 構成は、メンバー紹介があって、宇宙飛行士の条件がひとつひとつ挙げられ、どんな試験をしたのか、参加者がどう反応したのか、NASAの面接がどうだったのか(カメラが入ったのは初めてらしい)、を、対象者を絞って取材したとおぼしきものだった。
 条件としては、リーダーシップ、ストレス耐性、人を和ませる力、緊急時への対応などが要求されるらしいのだが(心身の健康はそれ以前にチェックされているのだろうな)、それを、1週間、最終候補者10人を閉鎖環境に閉じこめ、24時間カメラその他で記録して、40人以上の専門家が審査する、と、たいそう面白そう。
 でも、演出がいまひとつだったと思うの。
 リーダーシップは「人をなごませるロボットをグループで組み立てる」、ストレス耐性は「鶴を4日間(1日1時間)で100羽折る」、人を和ませる力は「芸を披露する」、緊急時への対応は「できあがったロボットに新たな注文をつける」という課題で、「ええっ、そんなもので見るの?」と思ってしまったのだが、課題より何より、見せ方が平板だったのが問題だと思う。
 「この条件にはこんな課題でした。合格者はこんな反応をしました。この人はこんなことをしました」「この人が宇宙飛行士を志したのは高校の先生のおかげです」「この人はよい父親です」「NASAの最終試験では高校のときのレポートを見せて大好評でした」。結論「試験の背後にはドラマと人のつながりがあったのです」…、すみません、つまんなかったです。こんな面白い素材、もっと料理できなかったのか。見せ方が通りいっぺんすぎる。この見せ方だと、合格者の資質は「ロボット作りで常に議論をリードした」と「人を和ませる課題で一人ミュージカルをした」だけじゃないか。
 取材に制限はあったろうけど、事前にNASAの面接官にいろいろ聞くとか、向井千秋さんにインタビューするとか、試験を受けた宇宙飛行士に経験を聞くとか、そのうえで、宇宙飛行士の資質はどのように考えられているのか、どのように判断されているのか、見せるやりようは他にもいろいろあっただろうに。ああ、もったいない。
 たぶん同じところで取材をしている「宇宙兄弟"」とか、名作「11人いる!"」とか、仕事ものリアリティショー「プロジェクト・ランウェイ」、元祖「ライトスタッフ」(大好きだ!)とまでは言わないから、もっと何とかできなかったのか。
 最後に流れた音楽が「ライトスタッフ」だったのだが、制作側のライトスタッフはどうなってるんだ!と思ってしまったのだった。期待しただけに、めずらしく怒っちゃったよ。

 気を取り直して、関連画像。

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 NASAの「今日の地球写真」。

 2009年2月27日「Northern Hokkaido, Japan」である。サロマ湖あたりと流氷の図。元のページがわかりやすい。NASAのページに「Hokkaido」と出ると、やっぱり嬉しいなあ。
 映画「コンタクト」にも「Hokkaido」が出てくるのだが、そういえば、まだ書いてなかっけ。

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電影その2

 今回は、夜、IFCで映画を観てから、エアポート・エクスプレスに乗って空港へ行くことにした。

電影その2
 映画はこれだ。「Slumdog Millionaire」。
 前回のラストはChandni Chowk to Hong Kongだったのだが、今回のラストも結局インドだったな。

20090306cinema
 入り口にトニーさんが。
 そういえば、IFCの映画館って無間道でアンディ・ラウとエリック・ツァンが会うところだったけ。
 【追記】「無間道」の舞台は、ここではなく、尖沙咀は港威大厦の嘉禾港威戯院とのことです。詳しくはコメント欄を。nancixさん、ありがとうございました。

 「スラムドッグ・ミリオネア」は、アカデミー賞効果のせいか、ほとんど満席。19:20の回だったのだが、会社が引けてから見に来たんだろうか。前の方だったのだが、椅子がよかったので、それほど辛くない。イルファン・カーンの顔がでかくて(怒ると怖いし)目の焦点を合わせるのに苦労する。
 映画は、インド映画ではなくイギリス映画だと思う。のっけからアニル・カプールが出てくるので錯覚しそうになるけど。番組に乗せて、主人公のこれまでを振り返るという作りなのだが、映画の文法が違うというか、最後の予定調和に向けてパーツを組んでいった感じ。ぎりぎりまで引っ張って、最後にあっと言わせるという感じはあまりない。
 インドも、インドに寄り添って作ってはいるけれど、イギリス人が見たインドなんだろうなあ。インドで物議をかもしたのはわかるような気がする。
 インドの警察はこわい(本当かどうか知らないけど)、物乞いのしくみってこうなのか(同)、インドの黒社会ってこうなのか(同)、インドの観光地では油断も隙もあったもんじゃないのね(同)などと思う。香港人はう○こネタが好きなんだなあ。いや、自分も一緒に笑ったけど。
 なにせ見たのが香港だったので、ラストの「じゃえほ!」で人がぞろぞろ立つのではと気が気ではなかったのだが、踊り始めたとたん客席がざわっとして、ほとんどの人は座っていました。よかったよかった。エンドロールが字だけになると、とたんにぞろぞろ立ち上がり、「♪タカディミ タカディミ」の途中で出ざるを得なかったけど。
 ラフマーンの音楽がドルビー・サラウンドで楽しめたのが何よりだった。よかったよかった。

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今年のアカデミー賞

 午後後半から何とか仕事に復帰。
 今日はアカデミー賞の発表である。
 助演男優賞は鉄板だったなあ。
 短編アニメーション、賞をもらえてよかったね。
 外国語映画賞は、めでたいのだろうが、マスコミの騒ぎ方を見ると、けっこう冷淡になってるかも。
 冷淡じゃないのは、「スラムドッグ・ミリオネア」だ。 
 A.R.Rahman、おめでとう!!
 インド首相も国の誇りと喜んでいるらしい。
 「Jai Ho」は主題歌賞だ。
 作曲賞をもらい、続けて主題歌を2つ歌い、主題歌賞ももらってご苦労さま>ラフマーン。「Jai Ho」に和太鼓が入るのが納得できなかったんだけどね。オリジナルは和太鼓じゃないよね。「ウォーリー」と一緒にやったから中を取った(何の?)かなあ。
 スタッフが受賞しているときのダニー・ボイル監督がほんとに嬉しそうで、監督賞ももらえて、作品賞も取れて、本当によかった。みんなでステージに上がるの見たかったの。


 
 アニル・カプールもイルファン・カーンも来ていたのね。2人とも、ものすごくいい場所(監督の前)にいるなあ。嬉しそうだなあ。アニル・カプール、最後にトロフィーもってガッツポーズしてたよね。主役のデヴ・パテル君は後ろで女の子のお守りしているし。みんな仲いいんだろうなあ。
 思わず泣けた。インド人か>自分。

 アカデミー賞といえば思い出すのは2001年。「臥虎蔵龍(グリーン・ディスティニー)」公開後でチョウ・ユンファとミシェル・ヨーが視覚効果賞のプレゼンターをした年。

 映像があった。いい時代だ。

 もうね、大舞台で英語でジョークを言う發仔を見ると、「秋天的童話」の「ちゃーぼう」を思い出して、心の底からしみじみするのだった。香港映画にもっと出てね。

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インド映画「Chocolate」

 今日も療養中。大丈夫か、仕事。
 といいつつ、明日はアカデミー賞。予定ではゆっくり観られるはずだったのだが。とりあえず、夜の部を録画予約。今年は全然興味がなかったはずだったのだが、「Slumdog Millionaire」が登場するので、俄然見る気になった。
 だって、作曲賞にA R Rahmanがノミネートされ、主題歌賞にも2曲入っているんですよ。ということは、絶対ラフマーンがライブで演奏するはずだもんね。「じゃえほ!」の演出はどうするんだろう、とか、アニル・カプールとイルファン・カーンは来るのかしら、など、気になる。
 この2人が競演しているのが、インド映画「Chocolate」。このタイトルの映画は多いんだけど、インド版のこれ、実は、「ユージュアル・サスペクツ
」なんである。許可取ったのかなあ。一応「inspired」とはクレジットにあったけど。
 「ユージュアル・サスペクツ」といえば、ガブリエル・バーンをはじめ「いつもの容疑者のみなさん」がいい男揃いであったのだが、個人的に大受けなのが、

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 ピート・ポルストウェイト演じる「コバヤシ」(左)。

 洋画でこれほど「コバヤシ」という名前が連発されることはあるまい。あまりにも連発されるので、しまいには「そんな顔のコバヤシはいないと思うぞ!」と思う。 
 インド版には残念ながら「コバヤシ」は出てこない。
 イギリス版では前科者だった皆さんは、インド版ではミュージシャンで、その流れで歌舞音曲シーンもばっちりである。こちらの皆さんもなかなかにかっこよい。

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 アニル・カプールは、右上右側の人。イギリス版では刑事(佐藤浩市似だと思えてしかたがない)の役回りだが、インド版では弁護士。

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 イルファン・カーンは、イギリス版で言えば、ケビン・スペイシーの役回りである。

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 その他、イギリス版でいえばガブリエル・バーンの役回りのスニール・シェッティがかっこいい。この人は、「クリミナル・マインド」のタフガイことモーガンことシェマー・ムーアに似ていると思う。もし、インド版「クリミナル・マインド」をやる暁には是非タフガイ役をやってほしい。

 で、この映画、たしかに「ユージュアル・サスペクツ」で、船のあたりの撮り方とか、ムスタファ・アルザーイ(カイザー・ソゼのインド名)のくだりは本家に似ているのだが、落ちは違うのである。音楽シーンもあるし、話としては、こっちの方が好きかも。この、ただのパクリに終わらないあたり、他の国の映画関係者にも見習ってほしい。
 明日は、「Slumdog Millionaire」とラフマーンにいいことがあるといいなあ。

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潜水服は蝶の夢を見る

 具合が悪いと思ったら、血圧が洒落にならないことになっていたのだった。上はまだいいとして下が110mmHgを上回ると重症なのか…。病院でいろいろ検査をしたところ、心臓には異常はなかったのだが、降圧剤を飲むと確かに体調はよくなるのだが(化学ってすごいわ)、何かするとばくばくしてしまい、やっぱり仕事にならず。うーむ。そんなに無理しなくてもいいのになあ>心臓。まあ、原因がわかってよかったけどね。
 
 録画しておいて観た映画が、あまりにもアップトゥーデートだった。「潜水服は蝶の夢を見る
」。脳幹部の脳梗塞で「ロックットイン症候群(動かない身体に意識が閉じこめられる)」になったELLE編集長の実話。動くのは左瞼のみで、それで本を書いたのだった。
 最初は、主人公の見た目で話が進むのだが、何が起こったのか最初は訳がわからず、訳が分かった後、瞼が動かない開きっぱなしの右目の瞼を縫われてしまうのが恐怖である。舌も口も動かず、意志の疎通は、頻度順に読み上げたアルファベットの該当箇所でまばたきすることで行う。気が遠くなるような作業である。アルファベットならまだしも、日本語の場合どうするんだろ。ペンもキーボードも使えないとは、考えたことを表に出せないとは、それはそれは恐ろしい(追記:まばたきでキーボード操作ができる装置が日本で開発されているらしい)。
 海辺の海軍病院でリハビリなど整っているように見え、言語療法士もリハビリ担当の人も言葉を書き取る人も美人で気だてがよい(「手が出せずに残念」と思う主人公は健康なら結構やな奴ではないか)。離婚した妻との間に3人の子供があり、面会に来てくれる。そういう意味では主人公は恵まれているんだろうけれども。
 
20090221cinema

 中盤以降、ときおり挿入される空や海などの風景がそれはそれは美しい。その美しさが胸をえぐる。
 思わず、我が身に引き比べてシミュレーションしつつ、健康には気をつけようと思う。

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インド映画の王道

 今日は、あまり体調がよろしくなかったので、仕事を休んだ。それほど集中できず、長くも寝ていられず、ということで、「一度は見ているインド映画」をかける。

【その1 Hum Aapke Hain Koun…!】

 邦訳は「私はあなたの何?」だと思う。94年にインドで大ヒット。家族もの・恋愛ものの王道。
 主演は、マードゥリー・ディークシットとサルマン・カーン。初めて映像を見たのは、マードゥリーのダンスベスト版。

 初めて見たときは、どんな話なのか、見当がつかず。だって、最後にサルマン・カーンが女装してるんですよ。女性だけの会に乱入したらしいということはわかるんだけど。
 実は、これは、マードゥリーのお姉さんに子供が授かったお祝いらしいのだった。マードゥリーのお姉さんとサルマンのお兄さんが結婚して、マードゥリーとサルマンが結局は恋に落ちるのだが、その顛末を、家族を通して丁寧に描いている。とても長くてダンスシーンもたくさん。インドの家族事情がよくわかる。最後はいったいどうなることかと気を揉み、大団円で泣ける。ええ、泣きます。犬がいい。

【その2 Kuch Kuch Hota Hai】

 邦題は「何かが起きている」。98年のナンバルワンヒット。

 これは、最初にシャールク・カーンのベスト版で見たのだが、やっぱり話の見当がつかず。ラニ・ムケルジーとカージョルの三角関係なのかしら、と思ったのだが、冒頭、いきなり、娘を生んだばかりのラニが死んでしまう。娘にアンジャリと名付けるようシャールクに言い残すのだが、このアンジャリはカージョルの名前なのね。大学時代に親友だったシャールクとカージョルの仲を裂いたことを悔やむラニは、8歳になった娘にカージョルを探すよう手紙を残し、娘と祖母が奮闘するのだった。
 娘と母親に包囲されたシャールクに勝ち目はないような気もするのだが、これも最後の最後まで予断を許さない展開。ああっ、もうどうするのよ!というところで大団円になり、泣く。インド映画の王道といえよう。これは子供がいい。特別出演のサルマン・カーンがいい役である。カージョルって美人だよなあ。

 どちらの映画にも、アヌパム・ケールが父親役で出ていて、香港映画より多少はバリエーションがあるような気はするのだが(インドの方が広いし人口も多いしね)、けっこう同じ人が出ている気がする。ちなみに、アヌパム・ケール夫人のキロン・ケールは「Om Shanti Om」のお母さんである。
 香港映画で多少の経験を積んでいるので、インド映画をずぶずぶと見ていくのは全然苦にならない。続けて見ると、なんぼでも見られるような気になるのね。少しは体力が戻ったか。

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本日お休み

 今日は祝日でお休みなのであった。
 最近はハッピーマンデー法案とやらで月曜が休みになることが多いのだが、正直なところ、月曜休みというのは、あまり有り難みがない。週の真ん中あたりに不定期にある方が嬉しい。
 ハッピーマンデー法案は、たぶん、連休にして経済効果を上げる(=お金を使わせる)もくろみだと思うのだが、連休だからといってお金を使うわけではない(引きこもるか仕事してるしな)ので、やめてほしい気がする。
 
 体力が低減しているので、今日は引きこもり。

20090211cha
 
 疲れて遅く起きると、かなりの確率で頭が痛いのだが、今日も御多分に漏れず。愛子さんのところの「16号」を10煎淹れ、さらにピッチャーに移してお湯を差し、次いで「20号」を淹れる。おいしいなー。
 気分としては、休日に昼間から飲んでいる酒好きと同じようなものだと思うのだが、酔っぱらわず、頭痛が取れるところが違う。
 仕事を持っては来たのだが、集中力なし。
 DVDをかけたり。
 昨日に続き、「planet earth」、今日は「洞窟」「砂漠」をかける。「洞窟」一面のGのつく虫はやっぱり絶叫ものの恐ろしさ。20センチのゲジゲジも怖い。撮影はそれはそれは大変だったらしい。
 

 
 途中まで見ていたインド映画「Tashan」の続きも見る。映像がきれいで、音楽もよく、アニル・カプールが変で、「バッチャン・パンデー」を演じるアクシャイ・クマールがそれは格好良いのはいいのだが、筋が変。何の伏線もなしにカリーナ・カプールが湖から飛び出してきたところで筋を追うのを諦める。要するにアニル・カプールが悪役なのね。BGVとしてかけておくにはいいと思う。

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A.R.Rahmanゴールデングローブ賞受賞記念

 A.R.ラフマーン(A.R.Rahman)がゴールデングローブ賞を取ったので、インド映画クリップ大会。
 といいつつ、聴きたいものを貼りたいのだが。


 ラフマーン名曲集。

 一番最後に「Slumdog Millionaire」がある。
「じゃえほ!」というやつ。かっこいい。

 フルソングバージョン。

 エンドタイトルのところで思いっきり踊るらしい。
 ダニー・ボイル監督はインド人か。
 まあ振り付け監督は別にいるんだろうけど。

 直接関係ないのだが、好きな歌手のベストクリップ。


 Shreya Ghoshal Top Songs。
 ライブを見ると若い人なんだけど、声と歌い方が可愛いんだよねえ。

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ゴールデングローブ賞授賞式

 締切を3つほどやっつけ、明日までの締切が、ひとつ先に延び、なんの気なしに見てしまった。
 アカデミー賞より、こっちの方が好きだ。
 「ダークナイト」のヒース・レジャーが助演男優賞かーと、しみじみしたり。賞をもらったスピルバーグの映画紹介フィルム(働き者だなあ)を見ながら、ひとつ選べと言われたら、そりゃ「未知との遭遇」だと思ったり(刷り込みなので、しかたがない)していたら、作曲賞がラマーンという人で。
 ラマーンってインド人っぽいなあ、と思ってみたらば。
 A.R.ラフマーン(A.R.Rahman)じゃないか!!
 まあ、髪を切ってさっぱりしちゃって。
 「Dil Se」など数々の映画で名曲を生み出し、ベストDVDが愛聴版であるところのラフマーン。「ムトゥ踊るマハラジャ」だって「バダヤッパ」の音楽だって、ラフマーンだ。「スラムドッグ$ミリオネア」での受賞なのだった。


 おめでとう!

 この「スラムドッグ$ミリオネア」、4部門制覇である。
 作品賞も受賞したのだが、驚いたのが、作品紹介。

 シャールク・カーン様の登場だ〜!!!!

 ステージに上がり、映画の紹介をしてました。

 映像発見。

 「キング・オブ・ボリウッド」です。

 こんなところで、生(じゃないけど)シャールク・カーンが見られるとは。ああ、見ていてよかった。思わず、テレビの前で立ち上がり、画面に向かって手を振ってしまったことである(馬鹿)。やるな、授賞式のプロデューサー。

 インタビューもあった。

 受賞発表では、アニル・カプールが、とっても嬉しそうだったのが印象的だった。イルファン・カーンは来ていなかったのかなあ。見たかったなあ。


 予告編。

 アニル・カプールはみのもんた役(違)の人です。昔はあまり好きではなかったのだが、最近、ジャック・ニコルソンみたいになってきて、なかなかよいと思う。
 サントラもよさげ。見に行かなくちゃ。

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香港映画 vs. インド映画

 前の記事で書いたように、重慶マンションでインド映画のDVDをこってり買ってきてしまったので、かけるDVDのインド率が最近上昇している。今回買ってきたDVDの数を見ると、明らかにインド映画の方が香港映画より多いもんなあ。
 これには幾つか理由があって、香港映画の方が、最近の制作数が少なくなっているというのもあるし、長く見ているぶん見てしまった数も多いのに対して、インド映画は見ていないのも随分あるし、広さと人口を考えると制作本数が多いということもあるように思う。
 香港映画とインド映画は似ているところもある。「熱い」ところが何より似ている。人情も大事だ。おもしろいもの作ったる!という気概もある。このへんが邦画やハリウッド映画に足りない気がする。なんだか惰性で作っているような気もするのよね。いや、作っている方は一生懸命作っているとは思うんだが。
 しかし、香港映画とは違うところもあるので、
 インド映画の方が、
 ・政治的な話がばんばん出てくる
 ・圧倒的に長い(香港映画の倍近い)
 ・歌と踊りがある
 ・「バカ映画」が少ない
 ・濃い!
 香港にも政治的な問題はあるけれど、返還以降ものが言いにくくなっているのは確かで、それに対し、インドは遠慮なく作っている感じ。海外居住者が多いためか、国外は舞台になることも多いし。「恋愛」「怒り」「悲しみ」「喜び」「勇ましさ」「嫌悪」「恐怖」「驚き」「平安」の要素が入っていると言われているせいか、ストーリーが1本道ということもあまりないし。「家族は大切」「インド万歳!」という主張も全面に出ているし。特に恋愛ものはこてこて。

 で、本日見た「Jaan-e-Maan」。

 歌の間にストーリーが進むリアルライフ・ソング。

 結婚したものの、既婚だと売れないというので泣く泣く離婚したサルマン・カーン主演のお話。妻はプリティ・ジンダー。かわいいんだ。サルマンは、離婚したものの、離婚費用が払えず策を講じるのだが、一方でプリティが忘れられず、いろいろあるのだった。生で見たので一層贔屓になったアクシャイ・クマールが、またしてもいい役である。最後はサルマンと一緒に泣いてしまうのだが、香港映画に比べて濃いなあと思う。紆余曲折ありすぎ。
 なので、長いこともあって、未見のインド映画を一度に2本は見られないのであった。既に見たのを流しておくのはいいんだけどね。インドでは映画は何回も見るものらしいし。

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正月からカレー

 もしかしたら、伝統的には、正月三が日は雑煮とおせちで過ごすのかもしれないのだけれど、

20090102curry
 つい作っちゃったカレー。

 鶏肉と大根のカレー。お雑煮を作って、残った鶏肉と大根を見たら、むらむらと作りたくなった。
 以前のレシピと作り方をちょっと変える。1)フードプロセッサーで玉ねぎと人参をみじん切りにし、2)油(白ごま油を使用)にマスタードシード・クミンシード・クローブ(新機軸)を入れてぱちぱちいわせ、3)玉ねぎと人参を投入し炒め、4)トマトを投入し軽く塩を振ってさらに炒め、5)とろっとなったら塩で味を決め、クミンパウダー・コリアンダーパウダー・ターメリックパウダー・チリパウダーを投入してマサラを作り(ここも新機軸)、6)一口大に切った鶏肉を入れて炒め、7)いちょう切りにした大根を入れて炒め、8)焦げ付かないよう時々かきまぜつつ、弱火で大根と鶏肉に火が通るまで煮る。前よりも照りがあって、うまうま。
 
 することはあるんだけれども、家にいるのをいいことに、つい映画をかけてしまい、まず、新年最初は「文雀」、インドから「Pardes」「Don」「Namastey London」、wowowで「俺たちフィギュアスケーター」と「ガチボーイ(ロケが札幌と小樽)」。ううん、年頭からこんなことでは。

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Chandni Chowk to Hong Kong

電影4本目

 タイトル変更しています。重慶マンションでポスターを見ただけで、何にもわからずチケットを買ったのですが、Chandni Chowk to China(音が出ます)の映画だと思っていたら、違った。こちらを見ると、それに先立つステージだったのだった。やけにチケットが高いとは思ったんだけどね(最低で250ドル、最高で4500ドル)、よく調べて買えよ>自分。面白かったから、いいけど。
 会場である湾仔のエキシビジョンセンターに行くと、周りはインド人ばっかり。ホールの方向はわからなくても、インド人がたくさんいる方に行けばいいのだった。会場では、久しぶりに会ったとおぼしきインド系の人々が旧交を温めあっている。はっきりいって、モンゴロイドは皆無。会場を見回しても、インド人の連れがいる人ぐらい。一人だけ、双眼鏡持参のマニアックな香港人のおっちゃんがいたけど。モンゴロイドの女一人は自分だけだったかも。
 みなさん、ロビーで和んでいるので、これは時間通りに始まるまいよと思ったら、開始は19時半のところ、実際は20時10分すぎ。飛行機の時間の都合で最後までいられなかったのだけれど、何時までやっていたんだろ。
 実は、途中で出ようとして、トイレに行くついでに(時間が長いせいか、みなさん、会場がどんなに盛り上がっていてもトイレに行く人は行く)外に出ようとしたら、うっかり非常口から出てしまい、しばらくエキシビジョンセンターの裏側を彷徨ってしまったのだった。要所要所に警備の人がいるから聞けるんだけど、みんな言うことが違うの。荷物の搬入口に出ちゃったり(夜景がきれいだったわ)、誰もいない非常階段を上下したり、非常にスリリングであったのだが、結局、ホールに再び戻って本来の出口から出ることに。

 そしたら、
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 「ああ、飛行機に間に合わない~」と急いで出ようとしたところに、登場しちゃった生のアクシャイ・クマール!!ええええ。登場したのは23:30過ぎですよ。いったい何時までやっていたんだ。ああ、全部見たかった。

20090109akshaykumar3
 あとで拾ったフィナーレらしき写真。

 生アクシャイは、中国の獅子舞と一緒に出てきて、一緒に踊って、麺を食べていました。ああ、全部見たかった。でも、最初から正しい出口から出ていたら、生アクシャイは見られなかったので、そういうことだったのかなあ。
 その他、私でも名前を知っているプリヤンカ・チョープラー(2000年のミス・ワールド。きれいだった)、ビパーシャ・バスなど、ビッグネームがたくさん。司会のSajid Khanももしかして有名なのではないか。その他の出演者は、Himesh Reshammiya、Aarti Chabbria、Riya Sen、Ameesha Patel、Punjabi Rapper-Bohemia。
 ヒメーシュの歌がとってもよくってねー、インド映画の歌はプレイバックシンガーが歌って、俳優さんは口パクが当たり前なので、シンガーはほんっとに上手いの。ぞくぞくしました。

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 ステージの上ではきらきらダンス。インド映画に出てくる絢爛豪華ダンスのリアルバージョンだな。
 女優さんは本当に踊れるんだなあ。

 進行は、ダンス(歌のこともある)→MC→ダンスのように進むのだが、コンサートの文法が違うの。後ろのスクリーンには、効果のための映像も映るんだけど、客席がしょっちゅう映るのね。そして、映った人は手なんか振っちゃうの。サリーを着たメガネのおばさまが踊りまくっていたのが素敵だった。
 で、MCは客席に下りていって、お客さんをかまうの。「新婚さんいるー?」「どやって知り合ったの?」とか。それで会場が一体となって盛り上がるの。いや、ヒンディー語はわからないんだけどね。あと、客席から何人かステージに上がって、一緒に踊ったり、プリヤンカ様を相手にお芝居をしたり。「これはファミリーショーだから」と言っていたので、このフォーマットがどのぐらい一般的かはわからない。
 お客さんはマイペースで、どんなに乗り乗りの曲でも、(立つ・座る)×(踊る・拍手する・何もしない)の6通りの反応。立っても何もしない人もいるし。座りたくなったら、すぐ座るし。ずっと座っていてもいいし。途中でトイレも行くしなあ。さすが、インドはB型が多いだけのことはあるな。ちなみに、私は座ったまんま踊ってました。好きにしていいから楽だ。
 そういえば、席は後ろの方が安いのだが、ショーが始まった瞬間、後ろの人が、前の方の空いている席にどどどどー!と大移動したので、ものすごく驚いた。別にかまわないらしい。
 会場はほとんどインド人だったし、まるでインドにいるようで面白かったなあ。香港最後のイベントがインドというのもいかがなものかという気もするけど。駅まで走ったので、ゆっくり街に別れも惜しめず。
 しかも、考えてみると、香港でコンサートに行ったのは、これが初めて。初めてがコレか。うーむ。
【追記】
 さらに考えてみると、これは、香港映画にはまりたての人間が、マレーシアあたりで、劉徳華や張學友やケリー・チャンやミリアム・ヨンなどが出るショーに、よくわからないまま行ってしまったようなものではないかと思う(わかりにくい例えで、すみません)。
【さらに追記】
 当日の模様がこちらこちらに。写真はこちら

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インド通販きたる

 昨晩、東京から帰ってきました。帰ってくると、気温はマイナス7度。ぶるぶる。
 さすがに疲れがたまったのか、ちょっと頭痛。
 でも、夜出かけなければならないので、今更新。

 期日指定しておいた荷物が来た。

20081207india
 「Om Shanti Om」があんまり好きなので、2枚組のDVDとサントラCDを通販で買ったのだった。下に敷いているのはサリーである。ヒングとタマリンドペーストもついでに補充。

 うーん、画面がきれいだー。端っこも切れてないー(ということは、今まで見ていたのは、ということになるのだが)。メイキング、NG集、削除されたシーン、CGの秘密(昔の映画にディピカちゃんをはめ込んで踊らせたりしている)、インタビューなどおまけも豊富。


 実はすごい技術を使っているダンスシーン。


 この歌も好き。

 サリーは、なんだか無性に来てみたくなって、安い化繊の普段着用を買ってみたのだった。実は、わたくし、サリーが死ぬほど似合うのである。どのぐらい似合うかというと、着せてくれたバングラデシュ人の夫婦に「写真を新聞に載せたら嫁のもらい手が殺到するぞ」と言われたぐらい。
 本当は、チョリというブラウスと専用のペチコートの上から着るのだが、カットソーとスパッツで代用。意外と暖かい(5メートルの布を巻きつけるからね)。着たまま洗濯物干しなどをしてみたが大丈夫だ。というか、なんですぐ着れちゃうかな。やっぱり前世は(以下略)。

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ほしいインド映画DVD

 何だか今日は眠くてたまらず、書いておいた記事を使おう。

 香港に行ったら、重慶マンションでインドのDVDを買う。
 今、一番見たいのは、「Singh is King」。あまり何度もクリップを見たので、こちらにクリッピングしたいというのが真相なのだが。


 タイトルソング。

 衣装と背景がずっと同じなので、妄想シーンではないと思うのだが、どんな映画なのか、見当がつかない。なので、見たくなるというのも、インド映画ではよくあること。
 それにしても、ほんまもんのエジプトの遺跡で、この人数でロケって大変だったのではないだろうか。


 この歌がとても好き。
 カトリーナ・カイフ(べっぴんで可愛い)の妄想ソングだったのか、これは。ちなみに、相手のアクシャイ・クマールは、「Dil to Pagal Hai」で気のいい婚約者役だった人だな。フルソングバージョンはこちらに。

 あと、買ってきたいのは、
  Chakde India
  Kal Ho Na Ho
  Tashan
  Humko Deewana Kar Gaye
  Namastey London
  Taare Zameen Par
  Umrao Jaan(レイカーのほう)
  Chocolate
  Omkara
  JaanEman
  Main Hoon Na(OSMと同じ監督さん)
  China Gate
  Partner
  
  など(自分のためのメモ)。
 
 もちろん、香港映画も観るし、DVDも買うけどね。

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気晴らし映画の要件

 昨日からちょっとハードで、今日はぐったり。早上がりして、リフレッシュに何をしたかというと、Youtube でインド映画のダンスクリップを芋づる式にいろいろ見て、本を読み散らかす。
 しかし、ダンスクリップはいいのだが、どんなインド映画もリフレッシュになるかというと、そうでもない。他の国の映画が及ばないほど重たいのもあるから要注意。たとえば、「アシュラ」というタイトルで日本語版DVDが出ている「Anjaam」という映画は、シャールク・カーン様とマードリー・ディークシット様の競演で、ダンスクリップはマードリーのダンスベスト盤に必ず入るのだが、


 これね。
 
 涙目のシャールク・カーン様はストーカー役で、マードリー様からすべてを奪い、冤罪で刑務所に入れ、脱出したマードリー様が復讐する(しかもその復讐というのが…)という、とんでもなく重い話で、気晴らしに見ようという気にはなかなかなれない。気持ちがものすごーくささくれているときに見たら、かえって気持ちが軽くなるかもという代物。また、上のシーンの歌詞が字幕で見たらすごかったのよ。そんな歌、結婚式で歌っていいんですか。インドは計り知れない。

 「Devdas」もそうで、主演が、シャールク・カーン様、マードリー様、世界一の美女アイシェ様で、セットやダンスシーンがとっても絢爛豪華、

 こんなふうに。

 インドのお金持ちのお家もふんだんに見られて目の保養にはいいのだが、ストーリーが「アイシェ様と結婚できなかったシャールク・カーン様が酒に溺れる」に尽きるのだった。酒やめろよ、シャールク、と言いたい気持ちでいっぱいになり、これも気晴らしに見ようという気にはあまりなれない。

 というわけで、今日もまたOm Shanti Omを部分的に観てしまったのだった。

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Om Shanti Om

 2007年にインドで大ヒット。
 すんごーく面白かった!これはヒットするだろう。何回でも見たいもん。というか見てるし。
 お話は、今をさかのぼること30年前、売れない2世俳優ながら売り出し中のオム(シャールク・カーン)。売り出し中なので、ダンスシーンは主役になりかわっての妄想だ。シャールク様はスターだからいいのだ。
 スター女優のシャンティが大好きで、いろいろあって仲良くなっていくのだが、オムは映画が始まって1時間ほどで死んでしまうのであった。愛ゆえに。しかし、彼は生まれ変わって、話は現在に続くの。伏線がちゃんと引いてあって、フィルムフェア賞授賞式のスピーチのシーンは何度見ても泣いてしまう。見直すと1回目の「スピーチ」も泣いてしまう。「年取ったなあ」「君は変わらないよ」で大泣き。最後は「そうこなくっちゃ」という終わり方だし。
 舞台が映画業界なので、作っている側もとても楽しそう。インド映画を知っていると笑えるエピソードがてんこもりなんだろうなあ。わからなくて残念だ。エンディングも、照明さんも衣装さんもカメラさんも、スタッフのみなさんよかったね!という終わり方だし。あ、これ、もしかしてEROSエンターテインメントの30周年記念映画なのか?
 だとするとゲストがもんのすごく豪華なのも頷ける。冒頭にSpecial Thanksとしてスターの名前がずらーっと出る。こちらで紹介したダンスシーンを大きい画面でよく見ると、サンジャイ・ダットもスニール・シェッティもジュヒー・チャウラーもレーカーもいるじゃないか。御大アミターブ・バッチャンの息子アビシェーク・バッチャンはいじれられキャラなのか?こんなふうにいじっていいのか?だとすると、前半の「ぼくの父はアミターブ・バッチャンだ」も本人なのか?もしかして「名前をゴヴィンダーにしろよ」と言われた人も(【追記】違いました)。
 ともあれ、このダンスシーンは、家で一人で見ていると、絶対一緒に踊ってしまうのだった。

 これも踊ってしまう。

 「Dard-e-Disco」というのは「pain of disco」という意味らしい。最初、このシーンの写真を見たときには、シャールク・カーンは工事の人に転生するのかと思った(違ったけど)。鍛えてるんだなあ。考えてみると、40代で30歳の役なんだよね。
 できれば、これ、スクリーンで観たいなあ。Donをやったのなら、これもやってくれないかなあ。インドの映画館で観たら楽しいだろうなあ。
 あ、ついにカテゴリー「インド」を新設しました。料理と映画が主。インドに行くのも時間の問題か。

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疲れたら映画

 やっと一週間が終わり、でろでろ。
 心身ともにリフレッシュの必要あり。温泉に行きたいなあ。せめて今夜は(雪も降っているし)正骨水風呂に入ろうかなあ。夜中までやっているスーパー銭湯はあるけど、外はマイナス3度らしい。あとは映画が観たい。
 目下見たいのはインド映画「Om Shanti Om」。

 こんなの。

 このクリップにはインドのスター31人が出ているらしい。
 わかるのは、ラニ・ムケルジーとかサルマン・カーン(太ったか)とかカージョルあたりの有名どころぐらいだけど。ゴヴィンダーも出ているかな。全員はわからないにしても、えらくゴージャスなことはわかる。インドのスターはみんな踊れて当たり前なのだなあ。

 こちらはメイキング。埋め込みはできないらしい。

 今日は帰ってこれを見よう!と思っていたら(DVDがあるのだった)、NHKハイビジョンで「英雄本色(男たちの挽歌)」をやっていて、これは観ないわけにはいきますまい。レスリーは青い役だなあ。NHKは最後のキャスト・スタッフ紹介の「制作:ツイ・ハーク」「監督・脚本;ジョン・ウー」のところには本人の写真を入れるべきではないだろうか。
 このままだと、發仔祭りをしてしまいそうである。

【追記】Om Shanti Omの感想はこちらに。

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インド映画でリフレッシュ

 まだまだ続く繁忙期。たくさんの人々と公平に話をしなければならないとか、頭を使わなければならないとか、いろいろと大変。必要なのはリフレッシュ。帰り道に愛想のいい猫に呼び止められたのは僥倖であった。おかまい申し上げたところ、ことのほか喜ばれ、おかげでバスを1本逃してしまったけれど、いいのだ。暗くて写真は撮れなかったのだけれど、キジトラ・白足袋・小太り・しっぽなしのいい猫だったなあ。

 どうしても頭が煮詰まって働かなくなったときには、別のリフレッシュが必要。最近はインド映画、正確に言うと、インド映画の音楽である。これは癖になる。ダンス音楽なので仕事もはかどる。iTuneでボリウッドチャンネルをかけたりもするのだが、映像があると、もっと嬉しい。いや、DVDはあるんだけど、すぐ見たいこともあるし…と、探してみると、Youtubeにたくさんあった。自分のためにクリッピング。

 最もかっこいいクリップのひとつはこれ。

 名曲の誉れ高い「Chaiyya Chaiyya」。
 映画「Dil Se(心から)」より。シャー・ルク・カーンが汽車の上で踊るんですよ。橋の上とか危ないところは低い貨車の上だと思うのだが、CG・スタンドインは使っていないと思う。コンテはどうなっているんだろう、どうやって撮ったんだろう、すごいなあ。

 「Dil Se」はこれも好き。「Dil Se Re」。

 演じるはシャー・ルク・カーンとマニーシャ・コイララ。マニーシャは、ネパール首相の姪御さんである。「Dil Se」は、音楽がA.R.ラフマーンなのだが、どの曲もいいのよね。でも、クリップとお話が一致するかというと必ずしもそうではなく、映画のラストは「うわー」と思ってしまうのだった。

 女優さんは何と言ってもマードリー・ディークシット。


 ベストワンは、この「choli Ke Peeche」だと思う。
 初めて見たときは「なんだこりゃ!」と思った。

 「Khal Nayak(悪役)」という映画の曲なのだが、これがまた映画と曲が一致しないような気がする。映画はDVDで途中まで見たところなのだが(インド映画は3時間以上が当たり前なので、一度に見るのは無理。どうしても「ながら見」か「小分け」になってしまう)、このマードリー、実は警官なんである。ジャンルとしては犯罪物の気がする。でも、曲がどれもこれもよくて、マードリーがとても綺麗で可愛い。
 自分のブログでシャー・ルクやマードリーが踊るなんて、いい時代になったものだなあ。

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伊丹十三記念館

伊丹十三記念館

 今日の仕事は午後遅くから夜。
 なので、どうしても来たかったところへ。
 中学高校時代に最も読んだ本は、間違いなく伊丹十三のエッセイだった。直筆のイラストや原稿をしみじみ見る。
 ここはカフェも素敵なの。

【追記】
 ここは建物の外は撮影できるのだが、展示室の中は撮影禁止。カフェ「タンポポ」はお店の方にお断りして写真を撮らせていただいた。

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 みかんジュース飲み比べセット。
 愛媛といえば柑橘なのだなあ。
 清美タンゴール、清美ポンカン、温州みかん、だったかな。清美タンゴールが一番好きだった。

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 カフェから中庭を見たところ。
 建物の設計は建築家の中村好文氏。

 展示室は、常設展示がひとつと特別展示がひとつずつで、あまり広くはないのだが、『ヨーロッパ退屈日記』と『女たちよ!』が骨身にしみ通っている身としては(中学高校時代に一番読んだのは間違いなくこの2冊)、直筆原稿とイラスト(特に「シロや ホラ オイシイ ダイコン」と「二日酔いの虫」)、イラストに描かれていた「カニを食べる道具」と「レモン絞り器」などが、しみじみと感慨深かった。
 特別展示は「お葬式」だった。絵コンテと原稿が感慨深い。『お葬式日記』も何回も読んだしなあ。しかし、とても考えて作っているということは一歩間違えばわざとらしくなる危険性もあるわけで、むずかしいところだなあ、と帰ってから「お葬式」をかけて観て思った。笠智衆がなでまわしたタイルのテーブルが撫で回せたのはよかったけど。

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 右から、パンフレット、入場券、ガイドブック。
 ガイドブックは買ってよかった。自分は映像より文章が好きだったのだなあと思う。
 亡くなったときには「格好悪い自分が嫌だったのだなあ」と思ったのだが、それは当たっていたとも。

 伊丹十三記念館の公式サイトはこちら

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オリンピック拾遺

 締切があるのだが、ついつい見てしまうオリンピック。

 開会式の「巨人の足跡」花火が事前に1年かけて作ったCGだった、とか、革命歌を歌った女の子が口パクだった、というのは、映画感覚で見ていたせいか、そりゃーアフレコやCGはありだよな、と思ってしまったのだが。またももにかるさんの記事で知った「ジャッキー・チェン、アンディ・ラウ、ニコラス・ツェ、ジョーイ・ヨンなどなどの明星大合唱が実は聖火点灯の後であって、しかし、帰る客の足止め&BGM扱い」というのは…あまりといえばあんまり。失礼すぎる。ちゃんと見たかった。いつ歌が入るか入るかと楽しみに待っていたのに…。くうう。

 競技としては、単純に、速く泳いだ方が偉い、とか、遠くまで飛んだ方が偉いなどの生存直結系が好き。というか、球技や格闘技より単純系が好きということなのかもしれぬ。そして、オリンピックでもなければ見られないようなマイナーな競技がよいと思う。
 先日、つい見てしまったのは、カヌーとフェンシング。
 カヌーは、もう笑っちゃうような高低差のある大激流、しかも人工の「回るプール」で人が生身で入ったら助かるまいと思えるような激流を、オール1本でゲートをクリアしつつタイムを競うものだった。たまたま見たら、選手がいきなり沈没して水中で1回転したので、つい続けて見てしまった。初めて見たのだが、上手な人はすいすい進んで行くのね。山奥の川べりに住んでいる人には実用競技かもしれない。
 フェンシングは、今日、日本の太田選手が銀メダルを取ったので少しは知られたのではないかと思うのだが、セッティングが異常にかっこいい。バックは照明を消して真っ暗、そこに浮かび上がる白装束の剣士。ヘルメット(マスク?)は網網だと思っていたら、溶接工か宇宙飛行士のヘルメットのように窓がついていて、しかも、相手に有効な攻撃をすると、ヘルメットの側面にランプ(赤か緑)が点く。

20080813gorin
 こんな感じ。
 
 ステージの側面にも、勝った側の色のランプと無効な攻撃を示す白ランプが、あたかも何かのゲージのように点くので、何だか、コンピュータゲームを見ているよう。というか、思ったのは、「TRON(トロン)みたい〜」ということであった。

 「TRON(トロン)」は、1982年にアメリカで制作された「世界初のフルCG映画」。天才的プログラマーであるジェフ・ブリッジスがふとしたことから電脳世界に取り込まれ、他のプログラムと協力して悪を倒すというストーリー。電脳世界がほとんどCG(実は手書きのアニメーションもけっこうあるらしい)で描かれるのだが、なにせ25年前の映画なので、往年のビデオゲームのような懐かしい感じのする画面。


 予告編。

 画像は、今にして思えば素朴ではあったりするのだが、話としては、ちょっと「マトリックス」に影響を与えたかもね、というところもある。しかし、どうしても笑ってしまうのは、電脳世界の「神」で、上の予告編にもでてくるのだが、


 こんなお方なのであった。

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「生きる」

 今日は一日締切仕事の予定だったのだが、2週間ぶっとおしでちょっと大変だったせいか、力出ず。日中は雨風が強く荒れ模様だったせいか寝こけてしまい(犬猫はそうらしい)、明日も仕事か…。今日終わらせたかったんだけどね。
 おまけに、赤塚不二夫死すの報で、ちょっとがっくり。72歳か。たしか11年前に食道ガン、6年前に脳内出血で、4年ぐらい前から意識不明だったんだよなあ…ご冥福を祈る。

 締切があるのに、つい、BSでやっていた「生きる」を見てしまった。なんとなくストーリーは知っている(とは言っても、志村喬がブランコに乗って死ぬ、というのがメイン)けど、通してちゃんと見たことがなかったんだよね。
 志村喬は顔力がすごい。魚系の顔なんだけどね。「ハッピーバースデー」のシーンで、相手役の小田切みき(チャコちゃんこと四方晴美のお母さんだったのか)は大変だったろうなあ。回想シーンで、加東大介と宮口精二(かっこええ)演じるヤクザに顔力で勝つところも好き。
 それにしても、生まれ変わってばりばり働き始めるところで、いきなり葬式シーンという展開に驚く。そして、その後の酔っぱらいの煮え煮えぐだぐだ加減がリアルすぎ。役者も展開もすごいなあ。左卜全に爆笑。場面はちがうけど、「メフィストフェレス」役の伊藤雄之介もすてき。
 NHKBSの黒澤明映画全上映も半分過ぎてしまったらしいのだが、残りは余さず見ようと思う。

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 空を見ることぐらいは忘れずにいたい。
 でも、明日はちゃんと働こっと。

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「攻殻機動隊2.0」

 21時を回ると胸がきゅーと苦しくなるような気がするようになってきたので、早上がり。満を持して今日は映画だ。
 「攻殻機動隊2.0」最終日の最終回。意外に混んでいて、びっくり。よく考えてみたら、今日は「映画の日」だったのね。エンドロールが終わるまで誰も立たなかったのは偉かった。
 これもDVDで何度も何度も見ているのだが、初めて見たのがいつだったかは覚えていない。スクリーンで見ていないような気もする。音が聞き取りづらくて何度も巻き戻した気もするし。もしかしてDVDじゃなくてビデオかも。1995年の作品だものなあ(最後のクレジットを見て、ちょっと愕然。13年も前なのか)。
 事前に知っていたのは、画像と声優さんが変わっているらしいということ。

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 上が今回。下が旧版。

 予告で押井守監督の新作「スカイ・クロラ」がかかって、飛行シーンがばりばりのCGで、イノセントの雰囲気に拍車がかかっていたので、ある程度予測はできたのだが、電脳空間のシーンと飛行シーンが全面的に変わっていたような気がする。冒頭の外交問題介入シーン(写真のシーンね)も思いっきり力を入れて変えていたので、その後のトグサ&バトー初登場シーン(これは元のセルアニメだと思う)が浮いて見えた。
 声はたぶん全部アフレコし直しているのではないかと思う。声優さんも変わっていたし。清掃員が千葉繁じゃなくなっていたのは残念だったなあ。一番大きいのは、「人形遣い」の声が家弓家正さんから榊原良子さんに変わっていたことで、最後のシークエンスが台詞とも大幅に変わってしまい、結果として草薙素子とバトーは再アフレコせざるを得ず、そうすると全体をやりなおさないと…というようなことだったのかもしれない。
 榊原さんはねー、好きなんだけどねー、「パトレイバー」の南雲さんだし、「ナウシカ」のクシャナ殿下だし。でも、家弓さん(「ナウシカ」のクロトワですな)の声も好きだったんだよなー。ラボでの「人形遣い」の第一声で、声が変わっていることは聞いていたのだが、あららーと思ってしまった。最後は話が変わっちゃうところもあるしね。あれはジェンダー的に言ってどうなんだろ。
 草薙素子役の田中敦子さんも声が変わった気がする。昔はもっと低かったような。今となっては、「コールド・ケース」のリリーちゃんに聞こえてしょうがない。バトーの大塚明夫&トグサの山寺宏一は相変わらずよい声だ。「マテバでよければ」のシーンのトグサはかっこいいなあ、と今も昔も思うのだが、これは山ちゃんの声のおかげに他ならない。原作は柄が悪いんだけど。子供版素子の声の人が変わった思ったら成長した同じ人だった。
 そして、「攻殻機動隊」が好きなのは、これが「香港」映画だから。「香港で作った映画」ではなく「香港が写っている映画」ね。その昔CD-ROM で設定資料を見たことがあるのだが、香港で大々的にロケハンをしているのである。これが大画面で見られるので嬉しい嬉しい。しかも、画面が大きいとディテールまで見られるのよね。
 変わっていたらどうしよう、と思っていたのだが、総体的にあまり変わっていなかったような気がする。特に前半のハッキングされた男を追跡するシーンと、ヨットのシーンの後、街が延々と映るシーンが好きで好きでしようがないのだが、ロケ地は、たぶん、油麻地か旺角あたりのネイザンの西側のエリア、佐敦のシックス・ストリーツのあたり、佐敦の高架下(「英記茶荘」の看板が出るとこ)、中環から上環あたりの裏道、ビクトリア湾などではないかと思う。佐敦の裕華の前はかなりはっきりわかる形で出てくるのだが、名前は変わっていた。今回の新発見はヨットの上のシーンで、「おお!バトーの後ろをスターフェリーが通っている!」ということ。飲んでいるビールは明らかにサンミゲル。最後の博物館のモデルは九龍公園のプールで、上から見た映像が出てきた瞬間ガッツボーズをする自分は我ながらどうかと思った。

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 左下の建物。BPインターナショナルから撮影。

 今思いついたのだが、もしかして、ロケハンチームは、BPインターナショナルに泊まっていたのではないだろうか。ロケ地も佐敦が多いし。

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「浮き雲」

 今日の午後と明日は研修なので、早めに更新。
 相変わらず、帰宅してちょっとだけ映画か録画を見るのが楽しみの日々(来週から少し楽にはなるはず)。wowowでアキ・カウリスマキの「街のあかり」「過去のない男」「浮き雲」を深夜に連続してやっていたので、録画しておいて「浮き雲」をかけたら、最後まで見てしまった(睡眠時間…)。
 むかし一度見たはずなのだが、忘れている。
 改めて甲羅を経てから見ると、いやーいい映画だ。
 バスの運転手をしている夫と老舗レストランの給仕長をしている妻が、相次いでリストラされる。その後がもう踏んだり蹴ったりの連続。妻はプライドも有り金もむしり取られた揚げ句に場末のスナックの従業員に(でも結局給料はもらえず)。夫は寡黙ながらも見栄っ張りで、耳の異常で運転免許がなくなるという事態なのに「施しは受けない」と失業手当の支給に必要な書類を焼き捨て、しかも仕事はしない。挙げ句の果てに、ルーレットに掛けてお約束通り大金を失う始末。
 でもね、この寡黙で喜怒哀楽もあまり顔に出さないご夫婦の間には確かに愛情がある。給料をもらえない妻のために黙って雇い主のもとに乗り込んだ夫が逆にぼこぼこにされ、こんな顔じゃ帰れないとしばらく家を空けたのに対し、「許さない」と言いつつ一緒に家に帰る妻、とか。
 とても静かで淡々と話が進むだけに、音楽が沁みるところもいい。レストラン閉店の日のバンドの歌やラストシーンにかかる歌に、泣けてしまう。
 しかし、男は、どいつもこいつも頼りない。だって、失業したほとんどが職に就こうとしないで、酒におぼれたりしているのよ。また店をやろうというときも、カティ・オウティネン演じる妻におんぶにだっこだし。カティもしっかりしすぎで、だいじょうぶか?と心配だったのだが、店をやろうというときに、テレビもソファも売り払った部屋で喜々としてプランを考えているところは楽しそうだった。根っから職業人なのね。…フィンランドってこういう国なんだろうか?それともカウリスマキの見方?
 まあ、不況だろうが何だろうが人生は続くのだけれど。

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 最後は、ああ、本当によかったねーと泣いてしまう。
 顔が黒くて細いわんこもよろし。

 しかし、「かもめ食堂」の元ネタって、結局この映画なんじゃないか、マルック・ペルトラが出ているぐらいだから、「かもめ食堂」のスタッフは知っていて当然だろうし、あれはオマージュなのか、だったら、もっとはっきりカウリスマキに献辞を捧げてもいいのではないか、と、どうしても思ってしまったのだった。

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お仕事映画「アポロ13」

 家に帰るのが22時過ぎで、それから少しだけ、BSの海外ドラマか映画を観るのが最近の楽しみ。
 今日は「アポロ13」である。DVDで何度も見ているし、前に一度記事にしているのだが、いやー何度見てもいい話だ。話よし、キャストよし。といっても、トム・ハンクスとケビン・ベーコンは割とどうでもよくて、これは、エド・ハリスやゲイリー・シニーズやビル・パクストンの映画である。

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 ビル・パクストンとはこの人。
 劇中ターミネーター・エイリアン・プレデターにやられ、「ツイスター」では主演もし、「サンダーバード」ではパパもやっているのに、なぜか影が薄い。好きなんだけどね。パクストンと林雪の記事を書こうとずっと思っているのだが、そういえば果たせていない。
 今回は、アポロ13号の病気になってしまうクルー役。途中からどんどん具合が悪そうになっていくのだが、人間いざというときには、具合が悪かろうが何だろうが、お役目を果たさなければならないのだなあと思う。
 司令船と月着陸船の二酸化炭素フィルターの形が違ったら、どんなに不細工だろうが、あるもの(ソックスとか汚物袋とか)をかきあつめてフィルターのアダプターを作らなければならないし。
 これは「お仕事」映画なのね。
 ゲイリー・シニーズは、アポロ13号に乗り組むはずが、基地で風疹が発生し免疫がなかったために降ろされてしまう役。さすがにやさぐれて飲んだくれてしまうのだが、アポロ13号で爆発が起き、なんとしても地球に返すためにかり出され、その後帰還に必要な電力確保のためのシミュレーションに尽力する、その仕事に復帰するシーンと、電力がなんとかなり、司令室に乗り込んでくるところがもう素敵で素敵で。しかし、風疹騒ぎがなければ地上にいなかったわけで、そうするとアポロ13号は帰還できなかったかもしれないわけで、天の配剤はあるのだなあと思う。

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 今は「CSI:NY」の主任だけど。老けないなー。
 (あら、写真がすごいことに…)

 そして何と言っても、エド・ハリス。「俺の担当で死人は出さないぞ!」と啖呵を切るところを初め、徹頭徹尾素敵である。帰還したアポロ13号の通信が回復したところで、いつも一緒に泣いてしまう。
 実は、この映画は、「ライトスタッフ」「仮面の男」とならぶ、個人的いい男映画なのだが、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズ、ビル・パクストン、ジョン・マルコビッチあたりが競演する映画があったらいいなあ、と思う。

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「Billy Elliot(リトル・ダンサー)」

 東京では、香港レジェンド・シネマ・フェスティバルをやっているけど、行きたいけど、行けないので、せめて、おうちで香港映画祭りをしたいと思いつつ、帰ってきてBSでつい見てしまったら意外とよかった映画。
 「Billy Elliot(リトル・ダンサー)
 イギリスの炭坑町に住むバレエが好きになってしまった少年ビリーのお話。炭坑はストライキの真っ最中で、お父ちゃんも兄ちゃんもストライキ中。ボクシングを習いに行く振りをしてこっそりバレエ教室に行き、女子にに混じってレッスンするビリー君。先生役のジェリー・ウォータースが男前である(女性だけど)。男がバレエなんて…と反対のマッチョなお父ちゃん、組合幹部で警察に追われたりする兄ちゃん。音楽を愛した母は既に亡く、理解してくれるのはバレリーナになりたかった婆ちゃんだけ…と思ったら、いい家族なんだ。これが。実は。
 イギリスの炭坑町と芸術、というと「ブラス!」もそうなんだけど、イギリスの不景気や階級格差は日本の比ではないのだろうと思う。「トレイン・スポッティング」なんかも、行き場のない辛さがある(余談だが、「ローマ」のヴォレヌス隊長が出ていて、やっぱり堅物で薄幸だったので何とも言えない気持ちになった)。途中までバレエに熱中していくビリー君と炭坑のストがカットバックで描かれていくのだが、気がついてみると、みんなビリーを応援しているのね。「希望」なんだろうなあ。
 女装好きのマイケル(いい友達である)、「白鳥の湖」の使い方(港のコンテナにこんなに合うとは!)など、ちょっとしたポイントがいい。

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 なんだ、いい映画じゃないか!と思ったら、英国アカデミー賞の作品賞・主演男優賞・助演男優賞を取り、米国アカデミー賞でも監督賞などにノミネートされていたのね。おまけに、主演のジェイミー・ベルって「ジャンパー」の人だったのか。最後にアダム・クーパーが出ることしか知らなかったのだが。
 「リトル・ダンサー」という邦題がよくなかったのね。

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兜は変である

 rivarisaiaさんのこちらのエントリを見て、件の兜を画像検索してみたところ、変なものがいろいろ引っかかったので、記事にすることに決定。主なソースはこちらのサイトです。

 いや、武士の兜って、かねがね変だと思っていたのである。で、今回わかったのは、武士の兜には「変わり兜」というのがあることで、「変わり兜」とは、こちらのサイトによると、「自己顕示欲を誇大に表現するために、一般的な兜と非常に異なる姿形を兜の意匠に求めたもので、下克上の世といわれる室町末期から安土桃山時代に掛けて、各武将が競って着用したもの」なんだそうである。
 たとえば、

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 仏具を握る拳。

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 長い。重そう。

 そして、
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 ムカデ…。
 いったい何を顕示したかったのだ>武将。
 
 こちらのサイトの「鹿の角」「兎の耳」「燕の尻尾」「鯰の尻尾」というのも凄い。学芸会寸前。
 変わり兜については、スティッベルト博物館日本美術コレクションのアーカイブにいろいろ。「003」の「なた豆」も捨てがたい。ちなみに、このアーカイブ、東京大学のCOEプログラムの一環らしいのだが、他にもおもしろそうなコレクションがある。
 コレクターもいるようで、こちらあたりで買えるらしい。「着てよし!飾ってよし!お子様が成人したとき、互いに酒を交わしながら眺めることのできる鎧」だとのこと。

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 これなど、お手頃価格で18万円台だ。
 なんとかロボみたい…。

 と思いつつ、繰り返し見ているうちに、かぶってみたい気持ちがわかるような気もしてきた。「カブトムシ」みたい…とも思ったんだけどね。変わり兜を見越しての命名ならすごいぞ>カブトムシ。それにしても、兜の世界は奥が深そう。

 しかし、ダースベーダーは是非ここで作ってほしかった。というか、作ってほしい。売れると思うんだけど。

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訃報相次ぐ

 今日はお腹を壊してしまい、外出できず。
 おまけに、訃報が相次ぎ、がっくりである。6月6日に氷室冴子さんと野田昌宏さんが亡くなったのだった。

 氷室冴子さんは、あまりたくさんは読んでいなかったのだが、なんたって『クララ白書』と『アグネス白書』の人だ。
 実は、舞台になった寮に私は6年暮らしたのである。もちろん、小説みたいにドラマチックでも可愛らしくもなかったけどね。中学生は6時起床、6時半お掃除、7時朝ご飯、門限17時、消灯21時45分。8畳に中学3年生1人+2年生1人+1年生2人(本人に選択権なし)というのが基本。ハードといえばハードだが、当時からの友達は姉妹のようになった。『クララ白書』の後書きに、「自分は寮ではなかったのだが、たまに遊びに行くと、中高生が『いらっしゃいませ』などと挨拶してくれた」ということが書いてあって、そういえば言ってたよ「いらっしゃいませ」、と思い出す。
 51歳、肺ガンとのこと。早いよなあ。

 野田昌宏さんは、「宇宙大元帥」であった。「キャプテン・フューチャー」シリーズなど、たくさんのスペース・オペラの翻訳をし、海外SFの紹介をし、小説を書き、NASAのレポートをした方だ。
 どれも、頭の柔らかいころに沢山読んだ。海外SFの紹介も小説もNASAのレポートも大好きだった。
 本業は、日本テレワークの取締役でらしたのだが、このテレワークを舞台にした小説のシリーズがあって、『あけましておめでとう計画』として本にまとまっているのだが、このシリーズが好きでねえ、「ランドサット、愛をこめて」とか。ガチャピン(生みの親は野田さんらしい)の中に宇宙人が入ったりしてね。『スター・ウォーズ』の翻訳もしてらして、未だに自分の頭の中では、どうしても、オビ・ワン・ケノービのR2D2へかける言葉は「出ておいで、ちびさんや」だし、ハン・ソロのルークへの呼びかけは「小僧」なのだが、これは野田さんの翻訳なのであった。
 追悼に、「スター・ウォーズ」のDVD(当然エピソード4の劇場初公開版)をかけているのだが、野田さんを知ったのは、初公開のもっともっと前であったと思うと、年月の速さが心に沁みる。74歳、心不全とのこと。先日は、今日泊亜蘭翁も亡くなったしなあ。SF界の星がどんどん墜ちていく。

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 NASAのイメージ・ギャラリーより「本日の1枚」。
 
 お二人のご冥福を心から祈る。

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追悼アーサー・C・クラーク

 最近は比較的ゆとりがあるはずなのだが、気がつくと、結構いっぱいいっぱい。ブログも、ネタはたくさんあるのに、どんどん取りこぼしている感じ。香港話もまだあるのに。
 といいつつ、古くなるとまずいものから優先的に。
 いささか旧聞に属するのだが、3月18日にアーサー・C・クラークが亡くなったのだった。
 それほど熱心な読者ではなかったのだが、むかしはSF者であったので(今も思想的な背骨はSFであると思っている)、ずっしりくるものがあった。90歳か…。
 心情的には、スターチャイルドになったと思いたい。
 スリランカに行ったときは、「アーサー・C・クラークはどこに住んでいるのだろう」と思った。コロンボに住んでいて、ゴールに研究所か何かをもっていたらしい。もちろん会えなかったけどね。

 追悼に「2010」を観た。
 ロイ・シャイダーの追悼も兼ねている。くりかえすが、断じてこれはB級映画ではない。
 そして、個人的「泣ける映画」ベスト3に入る。
 どこで泣けるかというと、木星に異常が発生し退去するためにディスカバリーをブースターに使いHALがその制御をしなければならないのだが、HALが納得しないところ。みんながHALを疑ってかかっているところで、「なぜ木星に観測すべき事象があるのに発進するのか。自分はどうなるのか」をチャンドラ博士に尋ね、「危険が迫っており退去しなければならない。おそらく君は破壊される」と博士が答えると、平静に「わかりました」と答える。「私は残る」という博士に「いいえ、博士は行ってください」と答え、冷静にカウントダウンをして「点火」というのね。あの声で。何度見ても泣いてしまう。健気さに弱いのだ。私は。
 ボーマンが現れるところも好きなのだが、
 一番好きなシーンは、

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 このシーンのちょっと前、
 木星の黒点を望遠鏡で見たら、実はこの黒点はモノリスが増殖してぎっしりになっているものであることが判明する場面。視界一面に乱舞するモノリスが何とも言えない。
 モノリスほど「何を考えているかわからない」ものはないのだが、妙に楽しそうで。
 「2001」で、老いたボーマンのベッドの足下に「お見舞い」にきたり、「2010」では、緑が生い茂るエウロパにもっそり立っていたり。HALが健気なら、モノリスは変で可愛いやつだ。

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春!

 東京から帰ってみると、雪がすっかり無くなっていた今週。ずっとお天気続きで、雪はどんどん解け。

春!
 ついに福寿草が咲いた。

 3日ぐらい前には影も形もなかったような気がするのだが、あっというまに伸びて花を咲かせたらしい。
 外で自然に咲いた今年初めての花。
 春なのね。今年は早いなあ。

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第80回アカデミー賞&「バベル」

 今日は第80回アカデミー賞授賞式の日である。脚本家協会のストライキがあったりして準備が大変だったのではと思うのだが、これまでの名場面とか、作品賞80本一挙紹介とか、アカデミー賞はどうやって決められるか、など面白い。作品賞は会員が5本ずつ推薦、部門賞はその道のプロが候補を選ぶらしいのだが、「アカデミー賞を決めるプロセス」を見て確信したのは、昨年の審査員は絶対「無間道」を見ちゃいないだろうということだった。脚色賞はだめだろう、やっぱり。

 アカデミー賞授賞式シーズンになると、BSで受賞作をまとめて放映するのだが、この間、やっと「BABEL (バベル)」を観ることができた。
 モロッコに「2人になるために」出かけたアメリカ人の夫婦。妻がバスの中で何者かに狙撃される。撃ったのは羊飼いの少年。その銃はハンティングに来た日本人が置いていったものだった。一方、アメリカに残された子供達は、乳母の息子の結婚式のためメキシコへ行くことになる。
 モロッコ、メキシコ、日本と一見ばらばらに見える場所は確かにつながっていて、しかし、そこにいる人々はどうしようもなく孤立している、という話だと思う。
 夫婦がモロッコへ行くというと、どうしても連想するのは「シェルタリング・スカイ」で、あれも(ディス)コミニュケーションの話だった。ジョン・マルコビッチ(好き)と砂漠が見所だが、隣で目をむかれて死なれるのは困ると観るたびに思う。だいたい、自分の場所で話ができないものが違う場所でできるわけはないんだから、地元でちゃんと話せよ!と思うのだが、そうもいかないんだろうなあ。
 アメリカで留守を預かる乳母は、息子の結婚式に出られるはずが、事件によってその連絡がつかなくなり、子供から離れるわけにはいかず、メキシコに連れて行く決心をする。しかし、不法就労でアメリカ人の子供連れということは、帰りに大変なことになるのだった。
 モロッコの子供たちは悪意はなかった。ただ腕を試すために軽い気持ちで撃っただけ。しかし、このご時世、イスラム国でアメリカ人が狙撃されるとテロとされてしまうので、事はどんどん大きくなる。
 その銃を贈った日本人の、妻は銃で死に、娘は耳も口も不自由でコミュニケーションを切望している。
 時間が前後していてわかりにくい(もしかすると円環構造を狙っているのかもしれないけど、あまり成功していないと思う)のだが、この3つの場所で起こっていることは確かに関連していて、うまくコミュニケーションできないという点でも、想像力の欠如(バスを撃ったらどうなるか、とか、贈った猟銃で何が起こるか、とか、子供を連れて国境を越えたらどうなるか、とか)が悲劇を引き起こしている点でも共通している。
 菊池凜子ちゃんは、台詞がなかったことも幸いして(あったらたぶんノミネートはなかったかも)、いい役だったと思う。コミュニケーションができず切望している象徴のような役柄はある意味主役だろう。
 「バベル」は「バベルの塔」のバベルなんだなあ。
 東京のマンションは「バベルの塔」の象徴かも。日本社会の描き方が、まともでよかったとも思う。
 日本での紹介のされ方は不幸だったけどね。

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 今回も「浅野忠信オスカー逃す」というような見出しがあったのだが、ノミネートされたのは、浅野忠信じゃなくて、映画なの。ノミネートされるまでは、おそらく知りもしなかっただろうに、大騒ぎして。もっと映画を観てくれ!!と、むかむかしつつ、これは何かに似ていると思ったら。

 日頃は関心も抱かず支援もしていなかったのに、成功したとたん、あたかも自分の手柄であるかのように騒ぎ立て、すりよってくる親戚。

 これだ。ろくなもんじゃない。

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パンズ・ラビリンス

 札幌駅の裏に「蠍座」という映画館がある。新作ではない良い映画をかけるところで、だいたい3本同時上映、1本で800円、2本で1200円、3本で1700円。「ジャブ77」亡き今、札幌で唯一の名画座である。
 木をたくさん使ったロビーにはコーヒーも飲める落ち着けるスペースがあって、早く着いたら、チケットを買って(ちゃんと整理番号をくれて、上映10分前に順に中へ入れてくれる)、そこで本など読んでいても楽しい。椅子がまた座り心地がよくって、飲み物も持ち込み可。
 まだすることはあるのだけれど、しばらくかかっていた仕事がほぼ終わったので、やっと今年の初映画館を蠍座で敢行。「パンズ・ラビリンス」が最終日だったのである。ほとんど満席。よかったよかった。

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 「パン」とは左のお人。

 PG12ではあるものの、ファンタジーだと思って中学生の子供と一緒に行くと大変なことになる。いや、かえっていいことかもしれない。
 これは戦争の映画なんである。この映画のファンタジー抜きの部分のようなことは、きっと本当にあったんだろうと思う。とても重い。
 主人公は子供で無力で運命にあらがいようがない。そこで登場する「パンズ・ラビリンス」。「実は貴い生まれ」というのは、一時期オカルト雑誌で前世の知り合い(きまって高貴な生まれなんだ、これが)を探すコーナーでもよく見たが、これは、ファンタジーがないとやってられないだろう。
 3つの試練を乗り越えると本来の生まれである地下の国の王女に戻れるという希望。その試練は、泥まみれになって樹を救うことであり、誘惑に負けないことであり、他者を犠牲にしないことである。幻の国は現実のすぐ隣にあって、実在する(たぶん)。

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 この国は実在してほしいと願うばかり。

 観終わったあとは、厳粛な気持ちになってしまったのだが、一方で、余計なことも考えてしまった。

【その1】
 考えてみるとマンドラゴラを映像で見たのはこれが初めて。牛乳に漬けると戻って、おまけに臭いのか。
 映像でもうひとつ、「手の目」の「んばー」というヴィジュアルが、なんというか衝撃であった。実際には動くのに効率の悪いことおびただしいデザインなんだけど(手で作業をしたら目が使えない)。
【その2】
 お母さんの再婚相手である血も涙もない大尉(まあ子供が理由で結婚したんだろうし、女一人ではとっても大変な事情もわかるが)、初めはなんてひどい野郎だと思ってみていたのだが、しまいには、その終始一貫ぶりと強固な意志に感嘆寸前になる。裂けた口を自分で縫うのは大変なことだ。自分の頭で考えず、体制に盲従する人ではあったのだが。
【その3】
 「大尉」って、スペイン語で「カピタン」なのであった。「かぴたん」というと、白いひだひだ襟の黒服の南蛮人を連想するのだが、出島にはスペインから軍人が来ていたのだなあ。

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ロイ・シャイダー死す

 ロイ・シャイダーが亡くなった。2月10日アーカンソー大学のメディカル・サイエンス病院にて。75歳。2004年に骨髄腫の診断を受け、骨髄移植を受けているが、直接の死因は発表されていないとのこと。
 好きだったんだよなー。
 Yahooニュースの見出しが「『ジョーズ』の警察署長俳優死去」で、「『ジョーズ』かよ!『オール・ザット・ジャズ』も『ブルー・サンダー』も『2010年』もあるじゃないか」と思ったら、

シャイダーは、『ブルーサンダー』(83)『2010年』(84)『デス・ポイント/非情の罠』(86)などのB級の作品や、3シーズン出演した「シークエスト」や「サード・ウォッチ」“Law & Order”などのドラマに出演。

 B級!?『ブルー・サンダー』や『2010年』はB級なんですか?違うだろー。
 『ブルー・サンダー』は痛快アクションで、『2010年』は、そりゃ元祖『2001年宇宙の旅』に比べれば小粒だけど、ハルは健気だし、ソ連の船長役のヘレン・ミレンはかっこいいし(ロシア語なまりがあまりにうまかったので、後年、『クイーン』に主演したときには驚いた)、けっして悪い映画ではない。B級というのは、お金も頭もあんまり使っていない映画をいうのではないか。『ブルー・サンダー』や『2010年』はB級ではないと思うぞ。失礼な。
 今夜は、追悼のために『オール・ザット・ジャズ』を観ようかな。ボブ・フォッシーが自らをモデルに監督した、絢爛豪華な走馬燈映画。忙しいときに観たくなる。実は、私的オールタイム・ベストテンに入っている。
 ロイ・シャイダーはこの映画でオスカー主演男優賞にノミネートされたのだった。獲らせてあげたかったなあ。
 心から冥福を祈る。

 おまけ:
 
     Bye Bye Life - "All That Jazz" 1979

 こんなに絢爛豪華でプロフェッショナルに徹した臨死体験(といっていいんだろうと思う。キューブラー・ロスの名前も出てくるし)はないだろうなあ。

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『シネコン111』

 仕事がたてこんでいるときは、ストイックになるのは無理である。つい買い物などしてしまう。
 今日も本を買ってしまった。
 『シネコン111 吉野朔実のシネマガイド
 吉野朔実さんのエッセイが好きで、たぶんほとんど持っていると思う。『本の雑誌』で連載している『お父さんは時代小説が大好き』に始まるシリーズ(お父さん、お母さん、弟、犬、と来て次はどうなるのかが想像もつかないのだが)や、『こんな映画が』とか。
 今日、出勤途中で本屋(早くからやっていてえらい店)に寄ったら、発売されていたので速攻で買った。映画が111本紹介されている。いくつかの雑誌に載せたものを集めたらしい。
 映画は好きなほうだと思うのだけれど、なかなか見に行く余裕がなくて、ああ面白そう、でも見ていない〜と思ってしまうのは、幸せなのかどうなのかわからない。時々観た映画が載っているので、それで趣味が合うかどうかを測ってみたり。別に合わなくてもいいんだけどね。

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 この絵を見て『素敵な歌と船はゆく』を観ることを決意した(左ページがゆがんでいるのは撮り方が悪いからです)。

 ハゲコウが主人公で、ラブラドールとでかいコーギー(しかも尻尾つき。コーギーは尻尾つきのほうがかわいいと思う)が名脇役とは。吉野さんはコーギーを飼っているので犬に目がいっちゃうのかな。
 でも、『カンフーハッスル』にちゃんとヒーローは出てますってば。吉野さん。

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「善き人のためのソナタ」

 最近はあまり映画館に行けず。wowwowで放送したのを録画しておいて、やっと観る。
 1984年11月の東ドイツのお話。国家保安省(シェタージ)が国民を監視していた時代。国家保安省の社員食堂で政治的なジョークを飛ばしただけで、「名前は?部署は?どうなるかわかってるんだろうな?」と言われ、冗談だと言われても全く洒落になっていない(このジョークを飛ばした兄ちゃんは後からまた出てくる)。「おまえは退役まで地下室で郵便物の開封業務だ」と言われたら、ほんとにそうなる。まあ始末されず仕事があるだけましとも言えるけど。実際にこのような国家が存在し、またそうなる可能性があることは覚えておいた方がいい。
 主人公はシェタージの大尉。冷徹に監視・尋問を行い続ける。40時間尋問をし続けても(もしかしたら途中で交代しているのかもしれないけど)1日2交代で盗聴を続けても倦むことなく、いつもシャツのボタンをきっちりととめ、殺風景な部屋に帰る毎日。

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 こんな人。

 しかし、部下がどんなに体制に忠実に働いていようと、上層部はどんな社会であっても腐っているもので、女優によこしまな気持ちを抱いた大臣の命令で、その女優の恋人である劇作家の部屋を盗聴する任務を負う。留守中に盗聴器をしかけ(近所の人には秘密を守るよう脅しをかけ)、建築中のような荒れた部屋でヘッドホンに集中しタイプする毎日。
 盗聴するうちに、ブレヒトを読むようになり、音楽「善き人のためのソナタ」に涙するようになり、人恋しくなり、だんだん人間らしくなっていく…ということは、組織の求める人間からは乖離していくというわけで。悲劇が起こる。
 しかし、ときは1984年。1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、体制も崩壊したのであった。

 主人公のやっていることは決していいことではないのだが、だんだん人柄が変わって行くに従って、「おっちゃん、だいじょうぶか?それでやっていけるんか?」と心配になる。冷徹そうだけど実は悪い人ではないんだろうなあ、と思わせるような味のある顔をしているし。
 いろいろあった末のラストシーンは、「ああ、よかったね。ほんとにそのとおりだね」と心から思ったのだった。

 びっくりしたのは、盗聴記録がきっちりファイルされて残っていて、壁崩壊後は本人が閲覧可能なうえ保安省の人間のデータもわかるというところ。年金記録も残っていないどこかの国とはえらい違いだ。

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三羽のギャオスの言うことにゃ

 こちらの続きなのだが、「3羽のギャオスが」という言い回しがずっと気になっていた。
 助数詞のせいかと思い『数え方の辞典』を立ち読みしてみると、

 動物  :人より大きいものは「頭」
      人より小さいものは「匹」
      人と同じぐらいのものはどちらも可
 鳥   :「羽」を使うが、
       ダチョウは大きいので「頭」も可
 こうもり:「匹」だが、羽があるので
      「羽」を使うこともある

 ふーん。
 してみると、「ギャオス」は「羽」でもいいのか。人より大きいから「頭」もいいのね。考えてみると、プラテノドンは「1羽」でも違和感がない。歯はえてるけど。
 しかし、どうも釈然としないのである。
 よくよく考えてみると、原因は別にあった。
 「悪魔の手毬唄」だ。
 娘さんが殺されると、原ひさ子演じるご隠居さんが呼び出して聞かせるあれ。「雀が3羽」というあれがかぶっているの。

 ♪うちのうーらのせんざいに、
  ギャオスがさーんばとーまって
  いちわのギャオスが言うことにゃ♪

 もうもう、家の裏の前栽に小さいギャオスが3羽とまっている絵が、脳裏から消えません。かわいいぞ。
 すみません、疲れてます。

20071204
 歌詞の確認のために引っ張り出した金田一箱。
 やっぱり好きだなあ。もう30年前なのね。

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「ガメラ 大怪獣空中決戦」

 子供の頃は円谷プロの番組で育った。怪獣ものは血となり肉となっている。
 なので、当時は毎週怪獣が出現しても別に何とも思わなかったのだが、大人になってみると、毎週怪獣が出現するのはとても異常な社会である。産業構造とか(建築業が栄えるよね)保険のシステムとか、軍事警察その他、もろもろの社会機構が変わるだろう。
 「平成ガメラ」のスタッフもきっと同じようなことを考えたのだろうと思う。
 「平成ガメラ」第一作の「ガメラ 大怪獣空中決戦」をwowowでやっていたので、久々に見たのだった(初めの30分みそびれた)。これは、その昔の「ガメラ対ギャオス」のリメイクである。
 昔のバージョンはラストで断末魔のギャオスが阿蘇山(だったと思う)の火口から空に向かって光線を発射するのが哀愁だったという記憶しかない。
 平成バージョンは、福岡に3羽のギャオスが(と書いたところでギャオスの助数詞にはたと困る。ギャオス、鳥じゃないし。歯がはえてるし。大動物の助数詞「頭」にしておくか。コウモリの助数詞って匹かなあ)、じゃなくて3頭のギャオスが飛来し、福岡ドームで捕獲しようとするもガメラが現れたりして失敗、政府はギャオス保護(捕獲)ガメラ攻撃の方針を立てるも、実はガメラは人間の味方で(たぶん)、馬だの牛だの人だのをもりもり食べて巨大化したギャオスと東京で決戦する、という話。
 まあ荒唐無稽ではあるのだが、もし日本社会に怪獣が現れたら、という視点が入っているので面白い。ギャオスは珍しいので朱鷺のように保護する方針とか(お偉いさんが「ティラノザウルスも保護するでしょう」と言って「朱鷺は人を食べません」と突っ込まれるとか)、テレビの報道とか(日本テレビが制作に入っているので日本テレビと読売新聞が全面協力している)、全面協力している自衛隊のふるまいとか(これは、脚本が「パトレイバー」の伊藤和典さんなので、映画版の「パトレイバー2」で実行済みではある)。
 お話の部分はどうしても弱くなっちゃうんだけどね、それでも見所・突っ込みがいはあるし。
 ガメラの代謝系はどうなっているのかとか(火柱出して飛ぶし火の玉吹くし)、空中大決戦はいいけど、宇宙空間まで行ったらギャオスは飛べないだろうとか、それ以前に真空じゃ破裂しないのかとか、大気圏に燃えながら落っこちてくるところは「サイボーグ009」へのオマージュですか、とか。
 好きなのは、自衛隊がミサイルを撃ちそこなって東京タワーが真っ二つに折れてしまうのだが(その時点で東京のテレビ地上波は壊滅すると思う)、そこにギャオスが巣を作り卵を産んで夕日の中で爆睡しているシーン。かわいいぞ、ギャオス。電車を襲って中の人(ヴェルディのサポーター)を淡々と食べちゃったりするんだけどね(缶詰感覚…か?)。考えてみると怪獣映画で人が食べられるシーンってあまりなかったような気がする。ついでに書くと、ギャオスはみんな雌らしいのだが、着ぐるみの中に入っている人も女性で驚く。
 撮り方は、着ぐるみの怪獣が模型の街を壊すという日本特撮の伝統にのっとっていて、伝統にのっとって真面目に怪獣映画に取り組んでいる姿勢が好もしいなあと思う。

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 京都駅に行ったときは「ここでガメラ3のガメラが戦ったのだ」と思った(そう思って撮っている)。

 前にも書いたのだが、平成ガメラシリーズで最も愛好するのは、札幌が舞台の「ガメラ2 レギオン襲来」。お話部分が弱いのと、ラストがさっぽろ雪祭りで終わるのが不満(だって、すすきのが壊滅してそんな余裕はないと思うのよ。雪中訓練の一環として大雪像を作る自衛隊だって忙しいだろうし)なのだが、作りがとてもリアル。wowwowで旧作も含めて一挙放送するらしいので、楽しみ。

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キング・コング

 最近、とんと映画を見ていない。
 映画分と香港分が血中から欠乏している。
 なので、今日も昼間は職場へ出かけたのだが、夜は満を持してピーター・ジャクソン版「キング・コング」をwowowで見る。その後は「ブロークバック・マウンテン」なのだが、録画して途中で寝ると思う。明日も仕事だし。
 実は、今まで、キングコングものをちゃんと見たことはなく、これも観に行こうと思いつつ、行きそびれたのだった。
 P.Jは”The Lord of the Rings”を堪能しているので(SEEをもう何度観たことか)、いいような気もしていたのだが。
 監督、すみません。私が悪うございました。

 最初は、男優の顔がどれもこれも気にくわなかった。特に、エイドリアン・ブロディの顔がどうも苦手で。
 しかし、それでよかったのだ。
 なぜなら、一番の男前はキング・コングに決まってるから。ナオミ・ワッツ、いっそ島に残れよ、とも思った(無理か…)。しかし、エイドリアン・ブロディよりずっといいじゃん。Tレックス3頭をむこうに回して堂々の勝利を収めた後は、思わず「きゃー!コングさーん!」と叫ぶ始末。
 島のシーンは、「ジェラシック・パーク」より「ジェラシック・パーク」だったしなあ。いや、あれはあれでいいのだが(博士がプロトケラトプスやアパトザウルスの群れを見て、とっても嬉しそうなところが特に好き)。しかし、P.Jは「俺ならこうするのに!」と、ぜったい思っていたに違いない。
 しかし、虫のシーンでは、本気で絶叫した。北海道にはムカデもカマドウマもいないのよ。何だよ、その軟体動物。ああああ。ここだけは、映画館で観ないでよかったと思う。
 もう島だけでいいじゃん、とも思ったのだが、やはり最後は泣けました。漢だよ…キングコング…(涙)。

 エンドロールは、”The Lord of the Rings”でおなじみの名前がたくさんあって嬉しい。やっぱりニュージーランド中心で作っているのね。余談だが、WETAの名前を見ると、アカデミー賞授賞式の同時通訳さんが"WETA of Oakland" を「オークランドの上田さん」と訳していたのを思い出してしまう。

20071014kingkong
 頑張れ霊長類の図。

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接続中

 時間があるのかないのか、よくわからない週末。昨晩は夜中まで飲んでしまったし…。
 本当は、機械の接続関係をやってしまおうと思っていたのだが、諸般の事情で進まず。

【その1】
 アメリカでリージョン1のDVDをいろいろ買ったので、同時に、思い切ってリージョンフリーのDVDプレーヤーを買った。ネットで。香港のリージョン3も見られるし。
 それがやっと届いたので、テレビと接続したのだが、なぜか画面が上手く出ず、

20070826cinema
 ステリオスくんがこんなことに。

 どうも、S端子は生きているのだが、ビデオ端子に問題があるらしい。ケーブルを換えてみたり、違うテレビに繋いでみたり、つなぎ方をビデオ端子とD端子両方試したり、いろいろやってみているのだが、どうもはかばかしくない。
 「300」や「ROME」は、まあ白黒でもいいといえばいいんだが、いや、やっぱり「300」も「ROME」も「CSI:NY」もカラーで見たいぞ。マニュアルには「絵が出ないときは、ケーブルを換えろ」と書いてあるのだが、換えているのだが。「メーカーか代理店に」とも書いてあるのだが、メーカーをよく見ると、

   P E N S O N I C

 うーむ。やられたかも。
 まあ、パソコンでも見られるんだけどね(いろいろやってみると機種・メーカーによって見られるものと見られないものがある)。
 もう少し頑張ってみよう。

【その2】
 WINDOWSとMac、どちらが好きかと言われれば、MacのOSが好きである。自宅でも職場でもメインはMac。使えないソフトもあるので、サブでWINDOWSマシンも使っているのだが、メインはMacがいい。
 のだが、自宅のマシンは、iMacの第二世代で、頑張ってもOS9、OSXは使えなさそう。最近はソフトやネットがどんどん重くなっているので、辛いことが多くなってきた。時々、自宅での仕事にも支障をきたしている。
 なので、ちょうど、iMacの新しいのが出て、しかも、「品切れ」状態だったのが「在庫あり」になっていたので、最後のひとつをかっさらってきた(残部いくつというのに実は弱い)。
 ディスプレイが液晶になると、デスクトップでもお持ち帰りできるんだなあ…と、しみじみ帰ってきたのだが、諸般の事情で、これまた繋いでいない。
 たてこんできている上に、恐怖の配水管&火災報知器点検があることが判明したので、魔窟の掃除もしなければならず、とっとと繋いでしまいたいところではあるのだが。
 明日には繋げられているだろうか。がんばろっと。

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おかいもの

 ハワイのガイドブックを見ていると、買い物に関する情報がとても多い。お店も多いし、買い物に来る方も多いのだろう。買い物を目的とした観光客用のトロリーは混んでいるし。
 自分は、別にブランド物に興味があるわけじゃなし、そんなに買い物はしないだろうとは思っていた。
 アメリカサイズの洋服のサイズがちょうどいいので(昔は丈が足りず、なかなか着られる服がなかったのだった)、多少洋服は買ってもいいかなとは思っていたのだけれど。
 しかし、思わぬ伏兵が。
 アラモアナ・ショッピングセンターにBarnes & Nobleという大きな本屋が入っている。たしか、座り読みや商品の本を持ち込めるブックカフェを始めたところだったと思う。ここは、DVDもCDも扱っていて、会員になると、10%(DVDやカフェや指定外の本)~40%割引(指定のベストセラー)になる。で、会員になって、

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 どーん。

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 どどーん。

 いや、待っていれば、日本版が出るとわかっているものもあるのだが、「300」はねえ、原作本は日本で買うと高いしねえ、ちょうど特典ディスク付のが出たばかりで、大々的に売っていたのよね。舞台裏が見たかったのよ。
 「ROME」もねえ、「CSI:NY2」もねえ、日本版が出るのは当分先だし、特典映像はたくさんついているし(「ローマン・ブートキャンプ」などというのがあったりする)。そして何より、日本語訳がついていないぶん、安いのである。「Planet Earth」は、緒方拳が出てこないし。

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 昨日は、ちょっと時間があったので、店内のスターバックスで座り読みを大々的に敢行してしまった。
 英語環境にいると、読むのがあまり苦にならなくなるみたい。

 これからパッキングなのだが、そのほかにも、小さいものがあるので、帰りの荷物が重くならないことを祈るばかり。食料品なんかも、けっこう重いんだよね。

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「300」2回目

 またもや「300」を観に行ってしまった。いや、「傷城(傷だらけの男たち)」に行くという手もあったのだけれど、「傷城」は台湾で観たし、「300」を大画面で観たかったの。今週で終わりだし。レディースデーで安いし(男前のお姉さんがけっこういた)。
 いやー、やっぱり大きいスクリーンはいいわー。何度観たかわからないエンディングアニメーション(revarisaiaさん多謝!)も大画面で観ると格別である。
 何がどうなるかわかっているので、最初の古色蒼然としたワーナーブロスのマークで血沸き肉踊ってしまう。「Horaah! Horaah! Horaah!」が出てくると一緒に拳を突き上げたくなって困る(DVDを買ったらきっとやるであろう)。「Spartans! What is your profession?」のシーンとかね。レオニダス王(心の中で「きゃー王様!」と叫んでしまう)がディリオスに「お前に頼みたい」と命令をくだすところ、ディリオスの議会での演説、そして最後の大軍団では目頭が熱くなった。3回観たら号泣するかもしらん。
 王様もすてきではあるのだが、今回は、もっぱらステリオスくん中心で観た。ステリオスとは、この人です。鞭を持った使者の腕を叩き切ったり、爆弾を投げる魔法軍団の爆弾を誘爆させたり、王様を踏み台にしてジャンプしたりしてた人。よく見ると、最初から最後まで目立っている。「お側で死ねて光栄です!」のシーンはやっぱり泣ける。アスティノス(隊長の息子)とは名コンビだったのに…(涙)。
  '300' Training Videoなんか見ていると、あの筋肉は自前だったんだろうなあ。王様の中の人いわく「CG は金がかかる」と言われたらしい。
 その他のまとめはここに。

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 「原作」であるところのヘロドトス(笑)。
 特に下巻にテルモピレーの戦いが記されているのだが、困ったことには「クセルクセス王」が出てくると、脳内には必ず「あの方」が再生されてしまうのだった。この先ずっとそうなんだろうな。うーむ。

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千葉真一はすごかった

 千葉真一が引退するという。
 NHKの生番組で発表し、先日引退会見があった。「千葉真一」の名前は今後使わず、教育の道に進むか、あるいは、俳優をやるとしても他の名前を使うらしい。アクション俳優は引退ということなんだろうな。
 狙ったわけではないと思うのだが、深夜にwowowで千葉真一特集を放送している。なんだかwowowのまわしものみたいだけど、最近の民放はほとんどwowowしか見ていないのよ。
 で、連休ということもあって、なにげなく見始めてしまったのだが、これがすごかった。
 まず「沖縄ヤクザ戦争」。たぶん主役じゃないと思うのだけれど、むちゃくちゃチャーミング。組長の役なのだが、ナイトクラブのテーブルの上で三線に合わせて武術の型を舞おうが、むごい場面でアイスキャンデーをなめていようが、チャーミング。アクションも、さすがジャパン・アクション・クラブの創始者である。ストーリー自体ぶっとんでいて、つい最後まで見てしまった。引き続き放映された「空手バカ一代」(眠かったので録画して後から見た)は、ストーリーはどうしようもなく、最後のシークエンスは「燃えよドラゴン」の鏡の間のシーンそのまんまだったのだが、乗りが往年の香港映画なのである。ロゴがほとんど「柔道龍虎房」だし。

20070717chiba
 「空手バカ一代」。
 そのクリスマスの飾りみたいなのは何?

 というか考えてみると、香港映画って、たしか往年の東映映画に影響を受けているのよね。似ているのも当たり前か。ともあれ、やみくもな勢いは今の邦画にはないものである。そして、やみくもな勢いは、愛してやまない香港映画の属性なのであった(香港映画には今でもあると信じたい)。
 で、昨晩は「ゴルゴ13九龍の首」。録画したのを最初しか見ていないのだけれど、タイトルから推察したとおり、香港(それも昔の香港)が舞台(嬉)。そして明日は、いよいよ倉田保昭先生と共演の「マスター・オブ・サンダー 決戦!封魔龍虎伝」である。(追記:期待して見たら「駄目な邦画」の見本のような映画だった。こんな映画にお二人の名前を使ってはいかん!と思う(怒))。
 千葉真一というと、その昔の「キイハンター」(「全員集合」を見たら寝なければならなかった子供にとって憧れの番組)の印象が強いのだが、今にして思うと、当時は若くて、香港テイスト満載の人だったのね。
 「風雲」にスターとして出演したのも当然といえよう。
 また香港映画に重鎮として出ないかなあ。ともあれ、今後のご活躍を祈るばかりである。
 「風雲」、観ようかな。 

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「プリシラ」

 本日の映画(DVD)は「プリシラ」。何をどう考えても、昨日の「300」のクセルクセス王の影響(爆)。
 オーストラリアを舞台にしたドラッグ・クィーンのロードムービーである。演じるのは、ヒューゴ・ウィービングとテレンス・スタンプとガイ・ピアース。「LAコンフィデンシャル」のガイ・ピアースと、「コレクター」のテレンス・スタンプと、エルロンド卿でエージェント・スミスで「V」のヒューゴ・ウィービング(好き)が、揃いも揃って女装(テレンス・スタンプはいつも、他の2人はしてないこともある)で、プロのドラッグ・クィーンを演じる。3人ともうまいうまい。「本物」にしか見えない。きれいかどうかはともかく。でも、みんな若い。1994年製作だものね。
 3人はアリス・スプリングスでの公演のために、交代でバスを運転しつつ原野を突っ切って行くのである。それぞれ背負っているものがあって、田舎町では差別と偏見に出くわしたりもする。
 でも、なーんにもない平原(ほとんど砂漠)がいいのよね。バスの屋根からきらきらした布をたなびかせて走っていくところとか。バスが動かなくなってしまい、ヒューゴ・ウィービングが岩の上で一人でリハーサルしてるところとか。アボリジニと明け方まで踊って宴会するところもいい。
 植物がないところでは生きていけないのだが、景色を見に行ってみたいなあ。
 旅路の終わり、テレンス・スタンプは伴侶を見つけ、ヒューゴ・ウィービングは妻子(実はいた)と再開し息子と都会に戻る。ガイ・ピアースは最初から最後まで脳天気である。背負っているものはあるんだろうけど。
 ともあれ、いろいろありつつも人生は続いていくのであった。いい話だと思う。
 音楽を聴くと、「300」の予告編がかぶってしまうのだけれども。その趣味の方にはたまらないだろうなあ、「300」は。
 (あとで余裕があったら写真を載せます)

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男前映画「300」

 余裕がないのであった。
 しかし、転がり込むように映画館に行ってしまった。ちょっと理不尽なことがあって怒ることに決めたので、血沸き肉踊らせたかったの。
 行ってきたのは、300[スリーハンドレッド]。初めは、駅のポスターで知ったのだが、そのときには血しぶきが飛んでいたので残酷映画だと思った。その後、歴史物らしいということを知り、rivarisaiaさんのご紹介を読むに及んで、がぜん行きたくなってしまったのであった。予告編を見たら、まるでマンガだし(もともとそうなのね、というか、グラフィック・ノベルってマンガなのかな?)。
 本編を見たら、やっぱりマンガだ(ほめている)。ナレーションの入り方がちょっと香港映画っぽい(グラフィック・ノベルの地の文なんだけど)。矢のアングルは「英雄」っぽかったなあ。もしかして、監督さんは香港映画好きなのか?
 内容は、期待通り血沸き肉踊る。300人のスパルタ戦士が100万人のペルシャ兵を相手に闘いまくる。漢の映画である。スパルタ戦士はどこをとっても男前。レオニダス王最高。王妃も男前。空から降り注ぐペルシア軍の矢を盾で防ぎつつ笑っているところも男前。ちゃんと天誅もくだるし。

3001_1
 漢!

 「The Lord of the Rings:王の帰還」のファラミアことデビッド・ウェンハムがいい役だった。いや「王の帰還」では、療養中にちゃっかりエオウィンを口説き落とすところがどうしても印象にあって。ゴンドールの兜もスパルタの兜もなんだか窮屈そうだったのは共通していたけど(「The Lord of the Rings」でかっこいいのは、エオメル兄貴の兜だと思う)。
 あと、ああ、貴重な犀が(絶滅危惧種なのに)…とか(これは予告編にあった)、貴重な○○が…とか。このあたりのシーンってオリファントが出てきても不思議はなさげだったなあ。
 そして、なんといってもペルシアのクセルクセス王。あなたストレートじゃないでしょう。アップになるたびに可笑しくて可笑しくて。眉毛細いし。だいたい、ペルシャってアフリカにあったのかという装束だし。マンガだからいいんだけど。余談だが、ペルシャ貨幣についているクセルクセス王のシルエットは、まるで「カセイのジャム」(古…)のマークのよう。

3002
 ス・テ・キ(どうしても笑)。

 史実をよく知らずに見たのだが、結末は目頭が熱くなった。
 退却も降伏もしない(No retreat, No surrender)。
 とりあえず、朝食はがっつり食べておきたいと思う。

 やっぱり映画館で観る映画っていいなあ。

 (追記)自分のためにクリッピング。

 YouTube - 300 Epic Battlescene
 YouTube - 300 Trailer I Will Survive
 YouTube - 300 Trailer YMCA

映画(中華圏以外) | | コメント (2) | トラックバック (2)

レーザーディスク生産終了

 学生時代、アルバイトをして初めて買った大物はレーザーディスクプレーヤーだった。今にして思えば、500GBのHDDレコーダーよりも高かったなあ。映画やコンサートのビデオテープは持ちが悪そうで買う気になれず、手元に置きたいものはレーザーディスクで買ったのだった。もちろんDVDなんて影も形もなかった。

  LDの生産が全世界で終了。最終プレスは川中美幸

 5月20日12時0分配信 オリコン

 1970年代に開発され、1985年より業務用カラオケソフトが発売開始。その後、一時代を築いたレーザーディスク(光学式ビデオディスク)が遂にその歴史に幕を閉じた。
 カラオケの一大ブームとともに、1990年の最盛期には年間生産量が3000万枚を超えたレーザーディスク。しかし、録再型でなかったことやレンタルが禁止されていたことなどから、その価格は高止まりし、90年代半ばにDVDが登場すると、市場は急速に縮小。メーカー各社はレーザーディスク製造から撤退していった。
 そうしたなか、世界で最後となる製造を続けていたメモリーテックが、製造ラインをついに停止。3月末にテイチクエンタテインメントの西山社長ほか、音楽業界関係者が参加したレーザーディスク生産停止式が行われた。この日の世界最終プレスとなったタイトルは川中美幸の「金沢の雨」。本盤をもってレーザーディスクの生産は最後を迎えた。

 全世界生産終了…。感慨深いものがある。
 九龍城でレスリーのコンサートのディスクを発掘したこともあった。スター・ウォーズ(もちろん旧3部作)は何回も何回も何回も見た(毛色の違うのが3セットもある。馬鹿である)。好きな映画やバレエや音楽を愉しむのに、レーザーディスクには本当に世話になったなあ。しみじみ。
 しかし、いまだDVD化されていないものもあり、ダビングもしていないので、我が家のLDプレーヤーは可能な限り存続の見通しなのだった。

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 その最右翼である「没後10周年記念 ザ・グレン・グールド・コレクション」。DVDになってほしいような、ほしくないような。

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「ナイト・ミュージアム」ふたたび

 平日はもうずーっと仕事なので、そろそろ精根が尽きかけていて、特に最近は朝早いので、夜は仕事をしたくない気分が横溢している。今日は、ついに早めに上がって映画に行くことにした。
 本当は、ジャッキーの新作「プロジェクトBB」に行きたかったのだが、時間が合わないのよ。今週の金曜までなのだが、1日1回しか上映しないというのに、平日は仕事が終わってからでは間に合わない時間なのであった。いつの間にか来てあっという間に去ってしまうので、せめて、ちゃんと宣伝し行きやすい時間にするのが筋だろう。行きたい人間はいるんだから。
 そこで、香港行きの飛行機で見た「ナイト・ミュージアム」を日本語字幕で大きいスクリーンで観ることにした。
 一度見ているけれど、飛行機の椅子の背についている小さい画面だったし、ニューヨークの自然史博物館を大画面で見たいし、楽しい映画なのはわかっているので、疲れているときにはぴったり。
 話の筋はわかっているので、オープニングから、この展示物がこんなことやあんなことに…と思うと可笑しくてしかたがない。早く動けーと思う。
 ティラノ「ポチ」ザウルスはやはり萌え萌え。骨のくせに水飲み機で水飲んでるし。もうひとつ可愛かったのが、翡翠とおぼしき中国のお獅子。特にフィーチャーはされていないのだが、しょっちゅう写っていて、もこもこした動きがとってもキュート。ペットにしたいぞ。出番が少ないモアイさんは実力者なのね。 
 夜勤1日目に動き出した展示物に肝をつぶしたベン・スティラーが、1日で歴史その他を勉強して対策を練るのが偉かった。猿(しかも剥製)の相手をまともにするのも偉い。アッティラ大王と心を通じさせるところも偉い。やはり「英雄にならざるをえない」器だったのかのう。しかし、宝物泥棒をつかまえて「八つ裂きはだめだぞ」「(アッティラ王がアクションで)ちょっとだけ、ね?」「じゃあ、ちょっとだけな」って、おい。
 教訓は、「仕事の前にはマニュアルを読む」ことと「窓はちゃんと閉める」ことか。それにしても、朝日を浴びて塵になったネアンデルタール人(唯一の犠牲者)は不憫であった。ネアンデルタール人たちを率いるコロンブスの銅像というのも考えてみるとすごい絵柄だなあ。ローマ軍大将とカウボーイの友情は泣かせる。
 最後も「大団円!」という感じでよいのだが(しかし夜中に「セプテンバー」で踊りまくりでは近所にばれるのではないか)、さらにその後、エンディングのバックでミッキー・ルーニーとディック・ヴァン・ダイク(「メアリー・ポピンズ」の煙突掃除のバートだ)が踊るのが、思わぬ儲けものであった。たぶん80歳過ぎていると思うんだけど。身軽である。
 たくさん笑ったので、頭の疲れがとれた。疲れたときには笑うのが一番だなあ。DVD、出たら買おうっと。

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 博物館にも行きたいなあ。 
 これは北海道大学総合博物館の格好いい天井の吹き抜け。アインシュタイン・ドームという名前がついている。
 ここの10メートルのマチカネワニには動いてほしくないけど。

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お・ひ・さ・ま・だー!

 今日は1日おうちで原稿仕事。締め切りが近いのである。
 3行書いてはうろうろして、ふと外を見ると、とってもいい天気。たしか今日の最高気温は5度のはずだけれど、暖かそう。
 せっかく家にいるので、これは出してやれということだ。
 ということで、仕事を中断して、多肉植物の鉢を外に出す。

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 「わぁ〜!お・ひ・さ・ま・だあ〜!!」という声が聞こえたような気がした。
 4ヶ月間、よく耐えた。

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 ベランダの過酷な環境に耐えていたセンペルたちも、なんとか無事越冬したようである。

 鉢を外に出したの、去年より2週間以上早いのね。
 今年はやっぱり暖かいのかなあ。

 原稿は、多肉の元気と、テレビ東京系でやっていた「日本一のホラ吹き男」に励まされて、なんとか完成。
 植木等さん、ありがとう。ご冥福をお祈りします。

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キャセイ映画まつり

 もうちょっと、香港話におつきあいをば。

 香港に行くときは、キャセイ・パシフィックの札幌—香港の直行便を愛用している。行きは5時間弱、帰りは4時間弱で、映画が2本ぐらい見られる。キャセイはパーソナルテレビがついているので、搭乗すると機内誌で映画をチェックするのがきまり。
 今回は、行きが「ナイトミュージアム」「世界最速のインディアン」「ボビー」「マリー・アントワネット」など、帰りが「BB計画」「バベル」「ドリームガールズ」「カジノ・ロワイヤル」など(ほかにもある)で、いったいどれを見ろというのか、しかも香港映画でめぼしいのが少ないではないか、という状態。
 とりあえず、行きは「ナイトミュージアム」「世界最速のインディアン」を見る。

ナイト ミュージアム
 子供向けなのだろうと思いつつ、予告編をテレビで見ていたので、見たかったの。博物館好きだし。
 ベン・スティラー演じる主人公が、自然史博物館の夜警になるという話である。しかし、この博物館、夜になると展示物が一斉に活性化するというとんでもない場所だったのであった。一晩目は肝をつぶした主人公だが、ほどなく順応、そこである事件が起こる…。
 なんといっても見所は、夜中に活性化する展示物のみなさんである。ライターに驚喜する原始人、ローマ兵士と友情を結ぶ小さいカウボーイ、後半のキーパーソンとなる「ケンブリッジで英語を覚えた(展示されていたから)」エジプトの王様などなど。この王様、なぜかフン族の言葉ができるので、アッティラ大王の通訳をしたりする。ロビン・ウィリアムスがセオドア・ルーズベルト(の蝋人形)役でおいしいところを演じている。自分が蝋人形であると自覚しているところがミソだな。そして、もっとも萌え萌えなのはティラノザウルスちゃん。爬虫類(しかも骨)なのに。ポチとか呼んでやりたい。
 数少ない人間の登場人物もいい味を出していて、先輩警備員にミッキー・ルーニーがいて驚いた。
 他愛ない話ではあるのだが、けっこう好き。劇場でもう一回見たいかも。博物館、行きたいな。

世界最速のインディアン
 「インディアン」とは主人公自作のオートバイの名前。ニュージーランドでこつこつオートバイを作っていた主人公がアメリカへ出かけ、世界最速記録を達成するという実話である。
 主人公を演じているのはアンソニー・ホプキンスなのだが、しばらくレクター博士と同一人物だということを忘れていた。ある意味、他人に有無を言わせないところは似ているんだけどね。とってもチャーミングな人で、行く先々で大変な目に遭いつつも必ず助けが現れるのは、その人柄ゆえであろうと思う。たぶん65歳ぐらいなのだけれど、もてまくりなのも頷ける。
 見どころは、その人柄と出てくる人々との出会い、にこにこしながら好きなことをやっていくところかなあ。ホテルのフロントのお姉ちゃんと、荒野の真ん中に住んでいる人にお世話になるエピソードが好き。

 帰りは何をおいても「BB計画」と思っていたのだが、なぜかプログラムと実際の番組が全然ちがうの。で、「BB計画」の替わりにやっていたのが、

「夜宴(邦題は「 女帝[エンペラー] 」か)」
 中国の古代王朝(たぶん)のお話。皇帝が亡くなり、その弟が皇帝となる。彼は兄の妻を娶るのだが、皇后は先の皇帝の息子と愛し合っていたのだった。しかし、その皇太子は歌ってばかりのうつけ者とされている。皇太子の幼なじみである忠臣の娘もまた彼を愛していたのだった…。
 皇帝の妻をチャン・ツイイーが、皇太子を呉彦祖が、幼なじみを周迅が演じている。
 なんというか、ハムレットと「黄金甲」を足して2で割ったよう。中国の宮廷を舞台にした人間関係のごたごたが主題。結局はツイイーちゃんが諸悪の根元という話なのかなあ(まあ似合いの役柄ではある)。ダニエルと周迅はよくやっているとは思うのだが、ストーリー的にはあまりぴんとこなかった。美術と衣装は「黄金甲」より遙かによくできているので、大きいスクリーンでみると綺麗なのだろうという気はするのだけれども。 

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ダースベイダーが五月人形に

 今日は雛まつりなのだけれど。
 「人形は顔が命」の吉徳がダースベイダーを五月人形にしたとのこと。

 ダース・ベイダーが五月人形に! - お値段33万円の"ダース・ベイダー鎧兜"見参 (MYCOMジャーナル)

 「人形メーカーの吉徳は「ダース・ベイダー鎧兜」の予約を3月上旬より開始する。兜のみの「兜床飾り」が18万円、鎧が付属する「鎧床飾り」が33万円(各予定価格)。
 ダース・ベイダーといえば、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するシスの暗黒卿。漆黒のマスクとマントに身を包んだ姿、そして迫力あるテーマ曲で絶大な人気を得ているのは誰もが知るところとなっている。そのダース・ベイダーのマスクを組み込んだ五月人形が、今年公開30周年を迎える『スター・ウォーズ』と、まもなく創業300周年を迎える吉徳のコラボレーション商品として発売される。
 暗黒卿のマスクが組み込まれた兜は、まさに暗黒武将といった趣。意外なコラボレーションのようだが、ダース・ベイダーはもともと日本の鎧兜をモチーフにデザインされたといわれており、違和感がないのも当然といったところ。兜・面頬(めんぽう)・前立(まえたて)部分は特撮ヒーローなどのフィギュア原型を多数手がける造形作家・竹谷隆之氏が考案。前立と櫃(ひつ)にはあたかも家紋のような銀河帝国軍のシンボルマークが輝く。細部の装飾まですべてが人形職人によって手作業で作られており、見るものを強く惹き付ける芸術作品となっている。」とのこと。

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 ダースベイダー兜 18万円。

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 ダースベイダー鎧 33万円。着られないらしい。

 買うのは、どう考えてもマニアなお父さんだと思うのだが、息子が、アナキンのように「くそ真面目でおだてに乗りやすく、長いものにまかれる性格である上にお馬鹿さん」になったらどうするのだ。だいたい暗黒面に落ちたら困るではないか。

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奧斯?の制作は草率

 このネタで引っ張るつもりはなかったのだが。遅い昼休みにお弁当を食べていて発見したのでクリッピング。

    今村昌平變奧山和由 製作草率 烏龍百出

 「明報」の昨日の記事。リンクが切れる可能性があるのでペーストすると、

【明報專訊】今屆奧斯? 頒獎禮烏龍百出,在懷念去年逝世影人的環節内,屏幕顯示Shohei Imamura即《楢山節考》日本導演今村昌平的名字,但片段中卻出現「奧山和由」字樣。此外,頒發最佳改編劇本獎時,節目又讀出「此片改編自日本電影《無間道》」的錯誤對白,製作草率。

 アカデミー賞授賞式の「追悼特集」に今村昌平監督が登場したのだが、どうしたことか、下に「制作 奥村和由」と出ているフィルムを使ったのである。日本では特に報道されていないと思うのだが。
 そんなネタを取り上げ、返す刀で例の「Japanese Film」を指摘し、「草率」と切って捨てる。いいぞ、明報。というか、実はけっこう根に持っていたりしていないか>ホンコンヤン。
 ちなみに、「草率」は、「いいかげんな」とか「粗雑な」という意味。「草」には「粗雑な・おおざっぱな」という意味があるらしい。中国語、そろそろ真面目に再開しなければ。「烏龍百出」って何?「いろいろあった」?

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頭を冷やしてアカデミー賞を見る

 帰ってきてテレビをつけたら、第79回アカデミー賞授賞式再放送(字幕版)で、今まさに脚色賞が発表されるところだった。うーむ。「Japanese Film」は字幕では「香港映画」になっていた(まあ、当たり前だ)。ちゃんとアラン・マックとフェリックス・チャンにお礼が言われていたのも字幕に反映されている。
 もう、アカデミー賞は内輪賞だと腹をくくって、再放送を見たのだが、いやあ頭に血が上っていたので見たはずのものを覚えていないのなんの。虚心坦懐にショーとして見ると、悪くはないのだった。「外国語映画賞50年」や「追悼特集」、モリコーネへの名誉賞、「ポートレイト・オブ・アメリカ」などの編集フィルムを見ると、映画が観たくなるものなあ。
 「外国語映画賞50年」は「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督により過去50回の受賞作をコラージュしたものらしいのだが、黒澤映画の比率高し。「臥虎蔵龍(グリーン・ディステニー)」もけっこう使われていて、思わず發仔に手を振ってしまう。「追悼特集」は毎年しみじみと見てしまうのだが、スター・トレックのスコッティが亡くなったのを知って、ああ、と思う。それにしても、なぜ「ポートレイト・オブ・アメリカ」なんだろう。時節柄ってやつ?「ブレード・ランナー」のルトガー・ハウアー(最近どうしてるんだろ)の最もよいシーンが出てきたのは何故だ。それって「ポートレイト・オブ・アメリカ」か?
 長編ドキュメンタリー賞を「不都合な真実」が受賞したくだり、アル・ゴアは総立ちの拍手を浴び、この人の人気(ブッシュの不人気)と、大統領がこの人だったら世界はどう変わっていただろうということを、しみじみと考える。今さら言ってもせんないことではあるのだが。
 監督賞は、史上最強のレッツゴー三匹を見て、やっぱりスコセッシにやる気まんまんだったのだなあと実感する。場内も盛り上がっていたし。作品は何でもよかったんだろうな。名誉賞でもいいだろうに。でも、香港の大監督アンドリュー・ラウに感謝を述べていたし、香港映画人の励みになったのなら、もういいや。脚色賞と作品賞は納得できないけど。 
 公正を期すために「ディパーテッド」は観に行こうと思う。「無間道(インファナル・アフェア)」のことは忘れてアメリカ映画として観るつもりだが、ちょっとだけかかった屋上のシーンでもうだめだったので、それは難しいかも。「クイーン」と「パンズ・ラビリンス」と「リトル・ミス・サンシャイン」は観たいな。「クイーン」はコーギーちゃんが4頭も出てくるし。アカデミー賞に問題があるからといって、映画に罪があるわけではないものね。

 字幕版を好意的に見られたのは、生中継版にあった「日本のスタジオ」のインサートがなかったことも大きかったと思う。「日本のスタジオ」が入るのは、向こうでコマーシャルが入るからしかたがないと思うのだが、後生だから、来年は、映画に愛情を持ってちゃんと見ていて、まともなコメントができる人を出してほしい>WOWOW。今年は本当にひどかった。そういう姿がばれるのって「日本一いい男」戦略としてはまずいと思うのだが。

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「無間道」にオリジナル脚本賞を!

(注:これはアカデミー賞脚色賞発表直後に書きました)
 こんな時間に更新することはめったにないのだけれど。
 平静に仕事が続けられないので。

 「脚色」を広辞苑で引くと、「脚本や芝居狂言の仕組み。特に、小説などに手を加え、舞台装置・せりふ・ト書きなどに記して、演劇または映画に適するようにすること」とある。アカデミー賞の歴代の脚色賞 (Wikipedia)を見ると、小説や舞台から脚色されたものが多いように思う。Wikipediaにも「小説や舞台などから起こされた脚本におくられる」と書いてあるし。
 今年のアカデミー賞は「ディパーテッド」に脚色賞を与えた。
 おまけに、テレビ中継で「日本の原作(Japanese Film)」と間違えた。「間違えやがった」と言いたい。誰が間違ったのかは頭に血が上ってしまって覚えていないので、再放送で確認したい。香港だよ香港!受賞者も香港のことやアラン・マックのことは言っていなかったと思う(訂正:ちゃんと感謝の言葉を述べていました。まあ当たり前だ。脚本家氏よすまなかった)。作品紹介に「Based on Infernal affairs」とあったけどね、「Infernal affairs」が香港の「無間道(邦題はインファナル・アフェア)」で、それがどんな映画か知っている人は、アメリカではそんなに多くはないだろう。
 小説の脚本化に賞が与えられるのはわかる。舞台から映画にするのも、いろいろと変えなければならないことがあるだろうから、わからなくもない。しかし、映画のリメイクに脚色賞を与えてもいいものなのか?それって「焼き直し」って言わないか?それで脚色賞を与えるとすれば、元の映画に比べて抜群にいいということになる。審査員は「無間道」を見たのか?それで、脚色賞を与えるに値すると判断したのか?「ディパーテッド」は「無間道」を完膚無きまでに換骨奪胎してオリジナル映画になっているのか?
 実は「ディパーテッド」はまだ観ていないので、フェアな判断はできないのだが、もとの「無間道」の脚本になくて「ディパーテッド」の脚本にある優れた部分って何なのだ?そして、これも先入観で言うのだが、審査員が、「無間道」と見比べて脚色賞を与えたとはあまり思えない。仮に全員が観ていたとしても、元祖「無間道」より「ディパーテッド」の脚本が抜群に優れていると判断したという基準が理解できない。
 だいたい、「日本の原作」と間違えるということは、「無間道」が知られていないということだろう。
 「無間道」が知られていないということが、知られていなくてリメイクが高い評価を受けたということが、とてもとてもとてもとても口惜しい。アメリカで「無間道」を「ディバーテッド」と大々的に併映公開してガチンコで勝負させてくれないものか。 
 まさか、アカデミー賞で悔し泣きするとは思わなかった。「ロード・オブ・ザ・リング」の11部門制覇と發仔がプレゼンターのときには嬉しさのあまり泣いたものだが。

 (ちょっと頭を冷やしてから追記)
 これは、たとえば「七人の侍」をさしおいて「荒野の七人」が脚色賞を取ったら、とか、アメリカ版「南極物語」や「 Shall we dance?」が脚色賞を取ったら、と同じ問題である。シチュエーションを違う文化におきかえた場合は、たしかに脚色する部分があるかもしれず、アメリカ版「ディパーテッド」に香港版「無間道」にないアメリカ社会をあぶり出している部分があるとか、オリジナルの欠点を払拭してより面白い映画になっているというのなら、その部分が評価されたということはあるかもしれない。
 しかし、オリジナル脚本によるプロットやエピソードや台詞やト書きがリメイクのものとして評価されている可能性があることは(分離して評価することは難しいのだろうけれども)、特にそれがオリジナルが知られていないために起こっている可能性があるということは、やはり、とてもとても悔しいのだ。
 「無間道」が貶められたということではないのだけれど。でも、ないがしろにされた気持ちはするのよね。
 脚色賞の評価は、オリジナルをちゃんと知った上で行われているのだろうか?他の映画のリメイクが脚色賞を受賞するのは「あり」なのだろうか?ハリウッドはハリウッド映画のリメイクにも脚色賞を与えるのか?

(さらに追記)
 結局、「ディパーテッド」は監督賞・作品賞も受賞した。
 監督賞のプレゼンターがスピルバーグ・ルーカス・コッポラというすごい面子で、ルーカスが「いや、僕は取ってないから」と言うようなスリー・アミーゴス状態だったのだが、絵面的にこれはスコセッシで出来レースだったのかと思ったり。結局、これはアメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための賞であってグローバルな見識を求めるのが間違いだったのだなあ、と思ったり。
 スコセッシはアンドリュー・ラウとアラン・マックに感謝の言葉を述べたようで、香港でも報道されていた。
 香港での新聞報道(google news)(Yahoo!香港の検索結果はこちら)の見出しを見た感じでは、香港映画には励みになったところもあるようで、もしそうなのだとしたら、それはそれでよかったのだろうと思う。
 アカデミー賞の見識に納得はしないが。

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「敬愛なるベートーヴェン」

 おお、髪があるエド・ハリスはこんななのか。

 「敬愛なるベートーヴェン」は、エド・ハリスのために観たのである。
 いきなり話がずれるが、「ライト・スタッフ」は封切りで観て3日ぐらい現実に戻れず、今も個人的オールタイムベストには必ず入れる映画で、主役であるところのチャック・イェーガーと「マーキュリー・セブン」を演じた俳優は、ずいぶん長いことある種の基準であった。エド・ハリスは、おそらくその出世頭である。スコット・グレンやフレッド・ウォードは最近どうしているんだろ。さらについでに書くと、エド・ハリスも出ている「アポロ13」もまた、ビル・パクストンとゲイリー・シニーズが出ている点で、俳優で観る映画(トム・ハンクスはわりとどうでもいいのだが)。
 さて、エド・ハリスが演じるのは聴力を失ったベートーヴェン、「交響曲第9番」初演4日前に写譜のためにやってきて彼を支える作曲科首席の学生アンナ・ホルツをダイアン・クルーガーが演じる。
 見所は、何と言っても「第9」の初演であろう。大きなスクリーンでよい音響で聴くのはよいもので、直前に合唱隊の不安げな表情が映されることもあってか、史上初めて交響曲に合唱が入るところは涙が出た。直前の転調はやはり偉いのだな。
 エド・ハリスは、よく見るとカラーコンタクトを入れていて(たしか眼は青かったはずだが、黒になってた)、野蛮で孤独で繊細な作曲家をよく演じていたと思う。ダイアン・クルーガーも美しい。「第9」を指揮する難聴のベートーヴェンをステージ上でサポートするシーンは官能的である(たぶん、狙っていると思う)。ちょっと出てくる修道院の白猫やアンナの恋人マルティンの犬(ちゃんと映してほしかったな)もよい味を出していた。
 しかし、映画の作りとしては不満が残る。冒頭はアンナがベートーヴェンのいまわの際に馬車で駆けつけるというシーンで、けっこうな距離を走ってくると言うことは、これはベートーヴェンのもとを離れたということだろうと思って見ていたのだが、最後が釈然としない。

 結局アンナはベートーヴェンのもとを離れたのか?
 それとも彼を支え続けたのか?
 ベートーヴェンはアンナによって心の平安を得たのか?
 それともまた一人になったのか?
 自信家で野心家であったアンナは自分がベートーヴェンのコピーであることに気づいて作曲をやめたのか?

 話の流れとしては、アンナが自分がコピーであることに気づき彼のもとを離れるというのがすっきりするのだが、最後を見ると、支え続けたという雰囲気でもある。アンナ・ホルツは架空の人物で歴史に名前が残るはずはないので作曲家として大成しないことは明らかなのだが、せめて、冒頭か最後かどちらかを変えないとストーリーとしてはまずいだろう。心象風景でお茶を濁すのは詰めが甘い。「Copying Beethoven」というタイトルを考えると、アンナが「自分が模倣している」ことに気づくことは不可欠だと思う。
 「敬愛なるベートーヴェン」という邦題もなあ。「敬愛する」か「親愛なる」が正しい日本語なので、品詞を変えることによって意味を変えようとするのは無理というものである。

 と、不満はあるのだが、エド・ハリスを見てベートーヴェンを聴くという点ではよい映画。「第9」初演をクライマックスに持ってきた方が話は収まりがよかったと思うけどね。音楽をもっと聴きたかったな。

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「かもめ食堂」

 今年いちばん最初に観た映画は「かもめ食堂」。以前来たときに見逃していたのだが、お正月からシアターキノでアンコール上映されたので、走って観に行ったのだった。混んでいた。
 とある夏、ヘルシンキにサチエ(小林聡美)が開いた「かもめ食堂」。最初はお客が来ず、ずーっと一人きりだったのが、日本かぶれのトンミくんが来、ガッチャマンの歌(歌えるのでループして困った)が縁でミドリ(片桐はいり)が来、マサコ(もたいまさこ)が来、だんだんお客が増えていき…という顛末が、フィンランドの明るい夏を背景に虚実おりまぜて(「マサコさんの鞄」や「猫」は虚だと思う)淡々と描かれる。 
 群ようこの原作には登場人物の背景が書かれているのだが、映画では必要最小限しか語られない。4人ともみんな何かを背負っていそうで、とっても幸せ、というふうには見えない。その最たるものが「コスケンコルヴァおばさん」だろう。ミドリも辛そうだ。それが、だんだん繋がって、満たされていく、という話だと思う。
 主要3名以外はフィンランド人なのだが、みんないい味を出している。「コーヒーおじさん」はカウリスマキ監督の「過去のない男」の主演の人。「コスケンコルヴァおばさん」も有名な人らしい。そして、もたいまさこの「タダモノでなさ」加減は突出している。小林聡美が予想以上に美人でびっくり。さすが最強有名人夫婦の一だ(ちなみに、個人的な「有名人夫婦四天王」は、小林聡美・三谷幸喜、平野レミ・和田誠、南伸坊・南文子、竹内まりや・山下達郎)。
 で、出てくる食べ物がとてもおいしそう。空腹で観ることはお薦めしない。終わるころにはお腹すいてるし。
 だんだんフィンランド人のお客が増えてくると、がんばれトンカツ、がんばれ生姜焼き、がんばれおにぎり、という気持ちになる。コーヒーおじさんの胸元にご飯がついているくだりは、「そのご飯粒、捨てたら承知しないぞ」と固唾を呑んでしまう。ソウルフードだなあ。
 
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 帰って食べたのは、炊き立てご飯に葱・かつおぶし・お醤油を和えたものを乗せて海苔でくるんだ手巻きご飯と、

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 ほっけの飯寿司(いずし)。「いずし」は馴れ寿司の一種で、はたはた、紅鮭、鰊などでも作る。これも北海道の海岸育ちとしてはソウルフードなんである。

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2007年きたる

 あけましておめでとうございます。
 日付が変わったので、寝る前に初更新。
 大晦日は、お正月料理を少し作って、DVDで「ショーシャンクの空に」を観る。「希望」や「強い意志」の映画だと思う。年越し・新年の抱負にはうってつけの映画といえよう。
 日付が変わる少し前に「行く年来る年」を見ようとテレビに切り替えたら、アーノンクールのおっちゃんが、とっても楽しそうにモーツァルトの交響曲第41番の3楽章を振っていて、結局おっちゃんと年越ししてしまう。やるな、教育テレビ。
 教育テレビは、何年か前に「ムトゥ・踊るマハラジャ」を年越し放送したことがあって、あれは本当にグッジョブだった。いつか「パダヤッパ」をやってほしい。
 ともあれ、2007年が皆さまにとって素晴らしい年でありますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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 年越しのお茶は「キームン最高位 毫芽」(Gclef)。
 お茶請けは、森もとの「ウッディロール」。
 おいしいロールケーキが食べたかったの。

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「STAR WARS」クラシック

 用があってヨドバシカメラに行ったら、「スター・ウォーズ」が積み上げられていた。
 「Limited Edition」。エピソード4から6まで。特典ディスクが劇場初公開バージョン(公開当時の字幕&日本語音声つき)。割引で2600円ちょっと。
 ルーカスは1977年バージョンを封印すると思っていたのよ。ああ、これでDVDでもオリジナルが見られる。
 もちろん3枚とも買いました。そして早速かけました。もちろんエピソード4の初公開バージョン、公開当時の字幕つき。

 「ライト・セーバー」が「光線剣」。
 「トラクター・ビーム」が「磁力線」。
 「トルーパー」が「機動歩兵」。
 「ウーキー」が「大猿」。

 そして、「フォース」が「理力」!

 CGの追加もなく、あっさりしていてよろしい。タトゥイーンの空は広く、機動歩兵は多すぎることもなく、色彩は毒々しすぎず。見比べてみたら、「特別編」では戦闘シーンがねちっこくなっていることに驚く。オリジナルの、Xウィングが一斉に翼を開くところ、かっこよかったなあ。
 デス・スターからミレニアム・ファルコンが脱出したあとの戦闘シーン、ハン・ソロの「Don't Worry」は「大丈夫、落ちないよ」に限る。
 これでこそ、私の心のスターウォーズというものである。
 音とか映像のきれいさを云々する人もいるけれど、多少画像が悪かろうと、想像で補うからいいのよん。

 エピソード6のラストもオリジナルの方が好き。熊踊りだけど。「へへへ」という笑い声で終わるけど。

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 やっぱりアナキンはこのおっちゃんだ。
 「特別編」では差し替えられてしまったのだが。

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 おまけ:「幻の皇帝」。
 「帝国の逆襲」オリジナルでは、皇帝はパルパティーンではなかったのである。「特別編」では差し替えられてしまっているのだけれど。女性が演じたと聞いたことがある。

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札幌市民よ、「ガメラ2」を見よ

 やっとココログが軽くなったので、テストも兼ねて、懸案のネタを(長いです)。

 「ガメラ」には「昭和ガメラ」と「平成ガメラ」があるのだが、好きなのは「平成ガメラ」2。なぜならば、札幌で始まり札幌で終わるから。陸上自衛隊と札幌市営交通が全面協力、とってもリアルな札幌が怪獣に襲われてしまうのである。
 お話は、支笏湖畔に巨大隕石が落ち、何者かがケーブルを食い尽くしながら札幌にひたひたと迫るところから始まる。そして、地下鉄南北線真駒内行きの始発が大通りとすすきのの間で襲われる。ほんとに札幌の地下鉄駅と車両を使っていて、頭上には「四丁目プラザ」のチラシも下がっている。

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 これは少し後の場面なのだが、自衛隊がほんとに地下鉄駅に突撃。これは南北線の北改札口だろう。

 そして、札幌市民の待ち合わせのメッカ、すすきのロビンソンに巨大な花が咲く。

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 右の写真には、テレビ塔と丸井今井と市役所が映っている。たぶん時計台ビルあたりからの絵であろう。

 実は、地下鉄を襲った生物は、この花を守る群体なのであった。この花は宇宙に種子を発射しようとしていて、発射された暁には、札幌中心部6キロ四方が壊滅するのである。それを聞いた瞬間「ああ、ここは駄目だあ」と思うのが札幌で観ている醍醐味。

 刻々と発射が迫る中、今度は三陸沖から謎の飛行体がやってくる。これがガメラ。ガメラったら、

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 狸小路3丁目のアーケードをぶち抜いて着地。左手に串鳥(焼き鳥のチェーン店)が見えて、とってもリアルな狸小路だ。
 しかし、その後、ガメラは、ちゃんと西3丁目通りを通ってビルを迂回し、すすきの十字街に到達。お利口だぞ。

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 そして、ガメラは、今にも種子を発射しそうだったマンモスフラワーをばりばりと引っこ抜いたのであった。
 札幌の危機は回避されたのだが、地下の食品街がよかったロビンソンは倒壊。根っこを引き抜かれた時点で、道路の下にあったポールタウン(大通り駅とすすきの駅を結ぶ地下街)も壊滅であろう。

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 その後、花を守っていた群体がわらわらと出現。バックは松岡ビル。ジンギスカンの「羊々亭」などが入っている。居酒屋、遅くまでやっているカフェバーなどがあり、けっこう使ったかも。

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 全身にたかられ、ガメラは苦し紛れにビルを壊しまくり。
 左の写真のグリーンビルは、すすきので一番ネオンが派手なのだが、このあと壊滅、1階の交番もやられたにちがいない。角の「三八」(お菓子の老舗)が入っていたすすきのビルも崩壊。その向かいの「サンローゼ」(飲み会の帰りに寄る喫茶店の定番)が入っているビルも、おそらく駄目。隣のケンタッキーも駄目だろうなあ。地下のアイス屋おいしかったんだけどな。
 このあと、ガメラは飛び去るのだが、

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 すすきのは大変なことになっているのであった。札幌市も北海道も赤字なのに…。

 自分が住んでいるところが映画の中で怪獣に襲われるのは、なんだか楽しい。何が心残りといって、エキストラに応募しなかったことである。野次馬の役、やりたかったな。地下鉄に乗っていて、今でも「ここで襲われたのね」と思うことがあるんだよなあ。

 実は、明日から公開の「日本沈没」の監督が、この「ガメラ2」の特技監督をしている樋口真嗣さんなので、見に行きたい気持ちがあるのであった。「日本沈没」は前のも観たのだが、樋口監督なら日本列島をきっちり沈没させてくれていることであろう。

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NASA TVに釘付け

 スペース・シャトル「ディスカバリー」が打ち上げられてしまった。安全の問題とか、担当官が反対したとか、気がかり。
 打ち上げられてからというもの、NASA TVに釘付けである。
 1日中、ずーっと、その日のハイライトや、重要なイベントの生中継や、コントロール・ルームの様子や、宇宙ステーションから見たリアルタイムの地球などが、かわりばんこに流れる。
 手を休めてふと見ると、地球がゆっくり動いている。何ともいえない気持ちがするものです。
 打ち上げ1日目は、打ち上げの様子が何度も流れた。成功したのはわかっているんだけど、「GO ! 」と思ってしまう。気分は「ライトスタッフ」か「アポロ13」。切り離されるメイン燃料タンクにカメラがついていて、地上がどんどん遠ざかっていく様子、くるっと回ると暗い宇宙空間に地球が青く輝く様子(これがいいんだ)、シャトルが離れて上昇していく様子が見られるのだった。
 昨日は、帰ってくると、ちょうど宇宙ステーションとのドッキング1時間前で生中継中。青い地球をバックに白いシャトルが飛んでいるところを宇宙ステーションから写した映像を見て涙が出そうになる。だって、本物の地球で、本当に人が乗っている宇宙船で、しかもそれを上から撮っているということは、上にもカメラがあるんだものねえ。こういうものを生中継で見られる日が来るとはなあ。
 しかも、シャトルは、最初は背中を上に向けていたのが、鼻先をこちらに向ける形で180度回転し、お腹をこちらに見せ(タイルの状態を宇宙ステーションから撮影するためらしい)、また180度回転する、という芸を見せてくれたのだった。CGじゃなくて。
 (追記:動画が見つかりました。こちらに)
 スペースシャトルから撮ったどんどん近づいてくる宇宙ステーションや、宇宙ステーションから見たシャトルや、どこまで近づいたか示す図や、久しぶりにお客さんが来るのでいそいそと支度をしている宇宙ステーションのおっちゃんなどが、交互に写されて、思わず脳内に流れる「美しく青きドナウ」。気分は「2001年宇宙の旅」である。今は2006年なんだけど。

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 宇宙ステーションから写した地球。
 多肉植物のふるさと、ナミビア砂漠の上らしい。

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「姑獲鳥の夏」

wowowを録画したのを、何回かに分けて、やっと観る。
 京極堂ものは、一応全部読んでいるのだが、好きなのは「狂骨の夢」あたりまでの初期。一番は「魍魎」だが、「姑獲鳥」は出たのが早いぶん、一番読んでいるかも。
 実相寺昭雄監督は、「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」で監督した回がけっこう好きだった。「第四惑星の悪夢」は子供心に怖かったなあ。
 というわけで、劇場で観ようと思っていたのだが、見逃してしまったので楽しみに見たのだった。

 結果。
 うーん。
 そうやって、初めかっら一本道で説明してしまうのはなあ。しかも、説明がほとんど言葉だし。映像で見せるとネタを割っちゃうところもあるにはあるけど。原作は関口が語り手なのだが、映画では関口がほとんど喋らないのも敗因かなあ。最後は雨じゃなくて火事だしなあ。原作の醍醐味がなくなっていたような。
 京極堂の家とか、バックはよかったんだけど。
 音楽も池辺晋一郎だったし。
 キャストは、中禅寺役の堤真一は、台詞は上手かったのだが、惜しむらくは「不機嫌な芥川龍之介」的ではなかった。着物も黒くなかったし。知世ちゃんはよかった。いしだあゆみは老けたなあ。
 実は、登場人物で一番好きなのは榎さんなのだが、阿部寛はなかなかよかったと思う。原作では、シリーズが進むにつれ、どんどん素っ頓狂になっていくので、「姑獲鳥」が一番まともだし。
 しかし、なんといっても一番よかったのは、

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 中禅寺家の猫、柘榴ちゃん。
 君は白黒猫で、足袋はいて、鼻に筋が入っていたんだねえ。
 出てくるたびに、猫なで声出しまくり。 

 それにしても、京極夏彦先生、そのコスチュームは似合わないと思います。出てくると笑ってしまいます。おまけに、おそれ多い人物設定だし。

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頭からから

 明日も締め切りなのだが、仕事を放って帰る。明日でいいや。だって、もう3時まで仕事なんて嫌なんだもん。
 帰ると、いつのまにか手が酒のつまみを作っている。

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 新じゃがに島にんにくオリーブ油漬けをかけて、電子レンジでチンしたもの。

 お供は、映画と本。今週はNHK-BS2でずっとミュージカル映画をやっていて、「雨に唄えば」を仕事をしながら横目で見たり、「バンド・ワゴン」を録画していたりしていたのだが、ゆっくり見るのは格別。来週テレビで放映するのだが、「ザッツ・エンターテインメント」をかける。封切り以来、LPを買いビデオを買いLDを買いDVDボックスを買い、もう何回見たかわからない永遠の殿堂入り映画である。
 香港映画もいいけどね、ミュージカル(含インド映画)も好きなのよ。音楽つきだし。踊りもあるし。
 後は、久々に京極夏彦とかお料理の本とか。

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 久々に茶壺でお茶も淹れてみる。

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 Formosa Tea Connectionの太和野生茶。新しい茶譜も来たし。
 ずっと飲んでいた緑茶も、それはそれは美味しいのだが、これも美味くてひっくり返りそうになる。

 結局のところ、自分が欲するのはこういうものなのね。

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「デイジー」特番

 札幌に今日まで「SPL殺破狼」が来ていたのだが、出張が入ったり風邪を引いたりして行き損なう。残念。
 今日からは「デイジー」が公開される。アンドリュー・ラウ監督の韓国映画である。
 wowowで宣伝用の特番を何度かやっているのを見た。
 韓国映画の醍醐味は、よくも悪くもドラマを盛り上げる「これでもかこれでもか」感ではないかと思う。ゴールデンウィーク中にwowowで韓国映画を観る機会があったのだが、何本か観た感想は「こういう展開は香港映画にはあまりないな」というものだった。たとえば、「僕の彼女を紹介します」の主人公があれだけ生命力が強いという(か絶対死なない)設定は香港映画の文法ではないような気がする。飛び降りるシーンは「いくらなんでも…」とちょっと呆然とした。「バンジージャンプする」も、設定もさることながら、ラストは他の解決法もあったのではないかと思ったり。
 その点、「デイジー」は、特番を見る限り、あまり韓国映画的ではないような気がした。
 お話の舞台はオランダ。祖父の店を手伝いつつ絵を描く主人公を見初める腕利きの殺し屋。彼は主人公のもとにデイジーを贈り続ける。その殺し屋を追う腕利きの刑事。彼は殺し屋を捕らえるために主人公の似顔絵描きを利用する。デイジーの送り主は刑事であると信じる主人公。真相を言えない殺し屋と刑事。そして、2人は対決…という話であるらしい。
 舞台はオランダで、韓国人俳優を使っているのだが、頭の中で香港映画に置き換えて全く違和感がない。

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 主人公のチョン・ジヒョンはスー・チーに。

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 殺し屋のチョン・ウソンは、初めに浮かんだのがチョウ・ユンファなのだが、アンディ・ラウでもいいか。

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 刑事イ・ソンジェは絶対トニー・レオンだ。
 あ、殺し屋を華仔にしたら「無間道」と同じ組み合わせか。

 特番中、もっともチャーミングだったのは、
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 実演も交えて演技指導するアンドリュー・ラウ監督。
 個人的には、これは香港映画である。観に行こうかな。

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スターウォーズ占い

 昨日も休みだったのに、ごんごん寝てしまった。これから仕事。
 あるところで見つけたスターウォーズ占い
 スターウォーズときたら、これはやらないわけにはいくまい(その理由はこちらのカテゴリに)。
 やってみたら、R2D2だった。その他、ストームトゥルーパー、C3PO、ダース・モール、ダース・ベイダー、オビワン・ケノービ、ルーク・スカイウォーカー、メイス・ウィンドウ、ボバ・フェット、ジャバ・ザ・ハット、ハン・ソロがあるらしい。
 この面子の中では、オビワンかハン・ソロがいい気がするが、R2D2はシリーズ随一の可愛いキャラクターなので、いいや。 

 R2D2さんのあなたは、温和でソフト、とても人当たりの良いタイプです。ものわかりが良く、誰とでも公平に接することができるので、周囲の人々はあなたを慕い、信頼しています。その証拠に、なにかと相談事を持ち込まれることも多いのでは。あなたも困っている人を見ると放っておけないので、ついつい力を貸してしまうようです。ですが、他人の相談には乗ってあげられても、いざ自分のことになるとなぜか秘密主義に。周囲に迷惑はかけられない、自分の力で解決しなければと思うあまり、ストレスを溜め込んでしまいそう。悩み事や迷い事は素直に相談してみて。いつもあなたに助けられている人たちは、いつかあなたの力になりたいと願っているのです。開運乗り物は、4トントラックです!

 実際には、R2D2は、とっても頑固で我が道を行く、という感じがするんだけどなあ。そんなに親切じゃないし>自分。
 それにしても、成分分析とか、占いって流行っているのね。

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インドのミュージックビデオ

 家で仕事をするときには、バックに音楽が欲しいときと映像が欲しいときがある。あんまりしーんとしていると、かえって気が散るので、何かがエンドレスにかかっていたほうがいいのだな。
 いよいよ状況がさしせまってくると、インドものが登場する。インドものは、映画とミュージックビデオに大別されるのだが、ミュージックビデオが登板する確率が高い。たまに映画もかかることがある。必ず歌と踊りが入って、言葉が気にならないので、悪くないのだな。ちなみに、インド映画は3時間を余裕で超すので、慣れてしまえば、「七剣(セブンソード)」も「Lord of the Rings(SEE)」もへっちゃらなのであった。
 インドのミュージックビデオは、この映画のダンスシーンを編集したもの。俳優別、音楽家別、年度別など、種類はいろいろ。香港の重慶ビルに行くと、なんぼでも買える。どんなに長くても(82曲入っているのが今持っている最高)1枚20ドル(300円)。店に入ると、3分もすれば「めいあいへるぷゆー?」と店員が寄ってくるので、「おすすめは何?」と訊くと、もうこれでもかこれでもかと勧めてくれる。
 で、音楽はのりのりだし(ダンスミュージックだし)、映像はきれいだし、ストーリー展開が全く読めないものがあったり(それで元映画を見たくなったり)して、頭を使いたくないときには絶好なのである。
 今のところのベストスリーは
  「マードリー・ディークシット」ベスト
  「シャー・ルク・カーン」ベスト
  「A.R.ラフマーン」ベスト
 マードリー・ディークシットは女優さんで、それはそれはダンスが上手い。雑誌『旅行人』の印度映画特集で、松岡環大姐に「踊ると蜜がこぼれるよう」と評された人。シャー・ルク・カーンは個人的に男優ベスト1である。A.R.ラフマーンは「インドの小室(この表現も古いね)」と言われた人で、それはそれはいい曲を作る。
 シャー・ルク・カーンが主演した映画で「ディル・セ(心から)」というのがあって、音楽がラフマーンなのだが、冒頭、いきなり、山の中を走る列車の屋根の上で踊る(群舞あり、CGなし)「チェイヤ・チェイヤ」という曲があって、これがもう、一緒に踊りたくなるかっちょよさ。 
 踊りながら仕事は進むのであった。

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 マードリーとシャー・ルク。
 シャー・ルク・カーンは織田裕二に似ている。

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エピソード4におけるオビ・ワン(とR2)の心境について

 「STAR WARS Episode3」のメイキングを観る。裏方のスタッフが続々と登場する作りで、一部評判がよくないようでもあるのだが、個人的には「仕事人」が見られて面白かった。
 それで、感じたのは、「ルーカスはシーンを作りたいのであって、ドラマが作りたいのではないのだ」ということ。俳優もスタッフ、下手をするとCGの一部だったのではないか。ピーター・ジャクソンみたいに「ロード・オブ・ザ・リング」のキャストと仲良くなって一緒に入れ墨を彫る、なんてことは間違ってもないと思う。

 それより何より、「エピソード3」を観て考えたのは、「エピソード4」でのオビ・ワンの心境である。

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 登場シーンで、岩陰に隠れるR2に「出ておいで、ちびさん(little friend !)や」と声をかけるところ。ここでは、まさか「あの」R2だとは思っていないだろうけれど、40年前の古いタイプだから「見たことある」ぐらいは思っているかも。

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 でも、ぴーぴー言っているR2は、骨格データか何かから「オビ・ワンだ〜」と思ってるかも。

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 しかし、「オビ・ワンが主人だと言っているんだけど」と聞かされて、「もしや…」と思い、「ついに来たか…?!」と思っていたりして。

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 R2は「オビ・ワンだ!」と思ってるね。

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 家で「父さんは親友だった」と語るところ、それはもう、こんなことやあんなことや色々なことが走馬燈のように頭を駆けめぐったに違いない。

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 「お父さんのライトセーバー」を手渡すときには、オビ・ワンもR2も感無量だったろうなあ。

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 で、レイア姫からの救援要請を見たときには、「これは何という巡り合わせだ」と思っただろう。しかも「このR2ユニット」は「あの」R2-D2なわけだし。役者が揃いすぎ。

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 ルークを誘うときには「時は来た!」と思っているに相違ないな。

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 一旦は断られたものの、「ぼくも父さんのようにジェダイになります」と言われて、ラーズ夫妻には気の毒だと思いつつも、「やったー」という気持ちは否めまい。

 モス・アイズリーで「チューバッカの船がよさそうだ」と戻ってくるところ、面識はないけれどもヨーダからチューバッカの話は聞いていて、これは!と決めたりしてたのかもしれない。
 いやあ、できすぎのシークエンスだ。

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 そして「討たれてやる」ところ。おそらくルークとレイアが一緒にいるところを見たんだろう。「時至れり」と思ったんだろうなあ。修行したから死ぬことはないわけだしね(でも、号泣)。

 それにしても、まさかエピソード4のオビ・ワンの登場シーンで泣ける日が来るとは。
 やっぱり、スターウォーズはエピソード4だな。
 スター・ウォーズは、オビ・ワンの映画であり、R2の映画だ。アナキンのではなく。自分にとっては。

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「STAR WARS Episode3」DVD

 「STAR WARS EpisodeⅢ シスの復讐」のDVDを入手。本当は明日が発売日なのだが、ヨドバシでは前日に入荷するのであった。明日が休日なこともあり、レジには、これと平井堅ベストを求める長い列ができていた。
 劇場で観た時の感想はこちらに書いたのだが、やっぱり、エピソード1も2もヘイデン・クリステンセンもどうでもよくて、ジェダイが殲滅されてから本腰。
 議長の嬉しそうな「あーんりみてっどぱーわー」には、つい笑ってしまう。顔が変わったのは自分の電撃のせいか。アナキンはパドメにも「二人で宇宙を支配して、好きなように暮らそう」なんて言っていて(ルークにも言っていたっけね)、やっぱりお馬鹿さんというか、三つ子の魂百までというか、そんなんだから、皇帝のパシリで終わるんだよ、と思ってしまった。
 あ、でも、マスク装着から「Nooooo〜!」まではよかった。以後、ルークに救われるまでは、その口から人間らしい言葉が出ることはなかった(と推察される)と思うと。「善の心が残っている」とパドメもルークも言っていたのだなあ。さすが息子だな。
 最後のオビワン対アナキンは、エピソード4を思い起こして、ほろりとする。そして、ラストシーンは、エピソード4を思い出して泣いてしまう。やっぱりスターウォーズはエピソード4につきるな。

 その他、好きだったシーンは:
・オビワンの闘うときの「ちょき」の手
・オビワンを乗せる可愛いトカゲ
・やたら身軽なヨーダ師父

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 隠しコマンドを入れると「ダンシング・ヨーダ」が見られるらしい。方法(「Disk1の音声選択画面でTHXを選び1138を入力」するらしい)は入手したのだが、どうも上手くいかず、引き続きチャレンジ中。

 スターウォーズ展で、ヨーダが議長に投げつける議会のシートが見たかったなあ、と思う。等身大のヨーダも。ヨーダを救出するオーガナのスピーダーは見たんだけど。
 
 それにしても、クワイ・ガンがオビワンの修行を助けているんなら、エピソード6のラストに登場するべきではないだろうか。アナキンを差し替えたなら余計に。それでこそ結末がつくというものでしょう。アナキンをスカウトして、きっかけを作ったのはクワイ・ガンなんだし。

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「江湖(ベルベット・レイン)」

 仕事でぐったり疲れたので、早めに上がって、サッポロファクトリーへ「江湖(ベルベット・レイン)」を観に行く。
 5分遅れて駆け込むと、先客はお姉さん一人。ほとんど貸し切り。
 ネタバレしない程度に情報は得ていたのだが、こんな話だったのか(漢字入力の都合で、名前はカタカナ標記にほぼ統一)。

【おはなし】
 「鉄砲玉」としてボスを暗殺し黒社会で名を上げようとするイック(ショーン・ユウ)とターボ(エディソン・チャン)。一方、大ボスであるホン(アンディ・ラウ)と腹心のレフティ(ジャッキー・チョン)は、身近に危機が迫っていることをひしひしと感じていた。配下の三人のボスは戦線恐々とする…(という話だよね?それにしてもパンフレットはネタバレしすぎ)

【感想】
・エリック・ツァンの頭が「サザエさん(by KEIさん)」だった。
・チャップマン・トーはエリック・ツァンの路線を狙っているのかなあ。それとも演出上、そういう設定だったのか?実は。それにしても、チャッピー、意外に歌が上手い。

・スクリーンで學友を観るのは久しぶり。「旺角カルメン(今すぐ抱きしめたい)」と同じような役回りだが、いっちゃってる演技が相変わらず上手い。
・アンディ・ラウの印象がいつもと違うと思ったら、長髪のせいなのね。
・「無間道」のときも思ったのだが、エディソン・チャンとアンディは似ている。たぶん、目鼻立ちのバランスが似ているのだと思う。あのキャスティングは、それで、わざと、なのかな?
・ショーン・ユーは、相変わらず、眼福である。目元が爽やかなんだなあ。
・死んだお兄さん、男前だったが、何者?

・ン・シンリンの姐御ぶりに惚れる。イックのお母さんもかっこいい!と思ったら、なつかしやベティ・ウェイ(恵英紅)ではないか。ミウ・キウワイが出ていたのも懐かしかったなあ。

・林雪が出てくると、条件反射のように爆笑してしまう。貸し切り状態なのをいいことに思いっきり。相変わらずの役だし。
・どうして香港映画にはゲ○(伏せ字にならない)が好きなんだ。それに、犬がかわいそうだろ。

・ラストは、一部で言われているほど「どんでんがえし」だとは思わなかった。途中(特にレストランのあたり)から、これは相似形として描いているなあ…と思っていたので、ああ、やっぱりね、という感じ。
・監督は、王家衛と「無間道」が大好きなんだろうなあ。あと、ジョン・ウーや80年代後半から90年代前半にかけての香港映画も。「天地有情」は90年だっけか。

おまけ:
 帰りにパンフレットを買おうかなあ、と思って売場に行ったら、

20051019starwars
 復刻版スターウォーズパンフレットボックスセット(エビソード4・5・6・トリロジー・1・2)を発見。「STAR WARS エピソード4」は、おそらく生涯最多劇場鑑賞記録を保ち続けると思うのだが(一日中劇場にこもる時間も体力も、もはや残っていないし)、パンフレットは買えなかったのよ。そんなお金があったら、劇場に行っていたし。ああ、大人になってよかったなあ。

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ダース・ベイダー1日駅長

 行ってきました。ダースベイダー1日駅長に。
 検索 してみると、先に福岡でやっていたのね。
 場所は札幌市営地下鉄東豊線さっぽろ駅北改札口。行ってみると、すでに黒山の人だかり。
 ここでの主要任務は撮影会でした。

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 待機するベイダー卿とトゥルーパー。

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 ライトセイバーは赤。ちゃんと「たすき」をしているところが一日駅長である。

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 撮影中。特に左のトゥルーパーがのりのり。

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 司会のお姉さんは、「ベイダーは悪者ですから、やられるなり斬られるなり、好きにやっちゃってください」と言っていた。

 写真を撮ってもらう人より、撮っている人の方が多かったなあ。後ろで「中の人などいない!」と言っていたのは、某掲示板のスターウォーズスレの人であろう。写真がどれだけのblogに載ったことか(他人様のことはまったく言えない)。
 ベイダー卿は地下鉄に乗って巡回もしたらしい。朝日新聞にも出ていたのだが、乗客は携帯電話をしまうどころか、大喜びで写真を撮る始末。「駅長が黙って振り向くと、職員が『(無言は)電源をお切りくださいという意味です』と通訳した」とのこと。やるな、札幌市営交通職員。
 別の場所では「インタビュー」もあって、「しゅごー、ぱー」を通訳さんが通訳したとのこと。見たかったなあ。おかしすぎるぞ。誰だ、こんなイベントを考えたのは。

追記:大通り駅での就任式の模様がこちらに(爆)。
 札幌が帝国に侵略された一日
 とら猫のまどろみ ダースベイダー一日駅長

さらに追記:その後の様子はこちらに
 ダースベイダー現れる 朝鶏鳴

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札幌市営交通とダースベイダーの関係について

 札幌市営交通が、スターウォーズのウィズユーカード(市営交通と市内を走るバスのプリペイドカード)を売り出すことは知っていたのだ。R2-D2&C3POの柄と、ダースベイダー柄の2種類を。コレクター趣味はないのだが、ちょっと欲しい。
 そして今日、地下鉄車内で見かけた文字。

  ダース・ベイダー1日駅長。

 こんなリンクもある。
 札幌市交通局 − 乗車マナーキャンペーン ダース・ベイダー1日駅長

 リンクが切れる可能性もあるので、転載すると、

 札幌市交通局では、安全、安心、快適な駅・車内空間づくりに取り組むとともに、お客さま一人ひとりのマナーアップにより、より快適な駅・車内空間づくりを目指しています。
このたび、10月14日の鉄道の日を記念したイベントとして、スター・ウォーズの人気キャラクター「ダース・ベイダー」を札幌市営地下鉄の1日駅長に任命し、地下鉄の乗車マナー啓発と利用促進の呼びかけを行います。

 との主旨で、車内ポスターにはスケジュールが。

 就任式:10:30 南北線さっぽろ駅 北改札口
 出撃 :11:30 13:00 東豊線栄町駅コンコース
     14:00 東豊線さっぽろ駅 北改札口
     15:00 南北線さっぽろ駅 北改札口

 実は、かなーり行きたい。心の琴線に触れまくり。
 たすきをかけて駅長をしているダースベーダーなんて、一生見られないかもしれないし。さっぽろ駅、出撃しちゃおうかなあ。
 それにしても、札幌市営交通、 マナー啓発のためにシスの暗黒卿を駅長に「任命」するとは。皇帝がいるのか。えらいぞ>皇帝。
 少なくとも、マニアな職員はいるよな。

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スターウォーズ展&カエルヤ珈琲店

 仕事をしようかとも思ったのだけれど、疲れが抜けず。午後から晴れてきたので、一発気分転換に、かねて懸案の北海道立近代美術館に出かける。「アート・オブ・スターウォーズ展〜エピソード3を中心に〜」が見たかったの。
 実は、それほど期待していなかったのだが、自分がこんなにエピソード4〜6(特にエピソード4)が好きで(できれば特別編じゃないやつ)、エピソード1〜2がどうでもいいとは思わなかった。エピソード3は、まあまとめだからなあ。

☆よかったこと
・入るとき「いってらっしゃいませ」と言うモギリのお姉さん
・スター・デストロイヤーの大型模型
 入った途端これがあって、なんだかもう、エピソード4の冒頭やら、エピソード5でミレニアム・ファルコンと追いかけっこをするシーン(結局、ブリッジの裏に張り付いて逃げる)やら、その前の追いかけっこで宇宙空間でみちみちに重なってしまうシーンやら、いろいろなシーンが音楽付きで脳裏に蘇り、ものすごく長い時間見てしまった。思わず「帝国のテーマ」を小声で歌ってしまったりして、はたから見たら変な客だっただろうなあ。
・ボバ・フェット
 傷だらけなのが「これ、実際に使ったのね」と思わせる。しかし思い浮かぶのは、エピソード6の間抜けな死にっぷりだったり。
・デススターのマットペインティング
 ミレニアム・ファルコンはここから牽引されたのね〜、とか、こっちが皇帝専用の発着口なのね〜とか、穴が空くほど見る。脳内BGMはファルコンが牽引されるときの音楽。
・クッションを抱えたジャバ・ザ・ハット
・チューバッカさん
 でかい。手の指がすごく長かったり、足の爪が欠けたりしているのがリアル。そのショルダーバッグは昔からずっと使っていたのかなあ。
・R2-D2
 小さーい。ケニー・ベイカーはもっと小さいのか。ペイントが黒くて人が入らない2本足モデルなので、宇宙船に装着するときのかなあ。ああ、かわええ。スター・ウォーズで一番可愛いのは、なんといってもR2。

◎見たかったもの
・ミレニアム・ファルコンの大きい模型
・ダースベイダーのマスク。エピソード5で装着中のやつ
・カーボン冷凍されたハン・ソロ
・衣装がすばらしかったのだが、普通のマネキンじゃなくて、顔もリアルにしてほしかった。

 堪能した後、美術館近くのカエルヤ珈琲店へ。実はこれ、ずうさんと同じルートだったりする。行きたかったのよ。カエルヤ珈琲店。

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 お昼抜きで行ったので、チリビーンズドッグと珈琲。
 「お薦めの食べ方」がついてくる。

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 図録を眺めたりして長居してしまったので、ハチミツバタートーストも食べる。

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 窓際がカウンターで、小物が並べてあったり。

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 入り口付近。次回はお買い物もしたい。

 とっても居心地がよかったので、また行こう。次は三岸好太郎美術館でやっている三岸節子展かなあ。
 今日は秋分の日。太陽は17:10にきっちり沈み18:00には暗くなる。これから6か月は夜の方が長いのだけれど、よく働いてよく遊びたいものである。

カエルヤ珈琲店
札幌市中央区北1条西17丁目
電話:011-616-1558
11:00〜18:00(ラストオーダー)
月曜定休

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「アポロ13」とディスカバリー

 「NASAもの」に弱い。きわめて弱い。
 本棚には1980・1981年に「宇宙大元帥」こと野田昌弘さんが出したNASA本が今も大事に並んでいる。1981年に出た『NASA宇宙船野郎たち』(早川書房)には、今は亡きコロンビアの飛行レポートとチャレンジャーに乗っていたエリソン・オニヅカ氏のインタビューが並んで載っていて、胸を突かれる。
 映画でいうと、「ライト・スタッフ」はオールタイム・ベスト10に常駐している。話も俳優もみんな好き。劇場で見たときには3日ぐらい現実に戻れなかったなあ。
 「アポロ13」も外せない。月に向かう途中で司令船が爆発事故を起こしたアポロ13号をNASAの総力をあげて帰還させた事実に基づく映画である。トム・ハンクスが主演だが、エド・ハリス(好き)も出ているし、ビル・パクストン(とても好き)も目立たないながら好演しているし、搭乗直前に風疹疑惑で降ろされたゲイリー・シニーズが、シミュレーターに籠もりっきりで電力確保の手段を見つけるところもよい。無事帰還し、パラシュートが開いて交信が再開するところはエド・ハリスと一緒に泣いてしまう。
 この「アポロ13」の公開10周年を記念して「10thアニバーサリー・スペシャル・エディション」が出た。もともと、「アポロ13」のDVDはコメンタリーが2種類(ロン・ハワード監督とほんとの主人公ジム・ラベル夫妻!)とドキュメンタリーが特典についていて充実していたのだが、さらに2つドキュメンタリーがついて2枚組2625円(アマゾン価格)。安すぎ。買いました。
 改めて見直してみると、やっぱりいいなあ。
 チャレンジャーやコロンビアの事故のときは対応する間もなく一瞬だったが、このときは何日か時間があって、その限られた時間に皆が死力をふりしぼって、何とか危機を克服することができたのだな。

 今日は宇宙からディスカバリーが帰ってくる。打ち上げ前から不備があると言われていたのを見切り発車で打ち上げ、打ち上げ後、案の定不備があり、今後の打ち上げ凍結が発表され(まだディスカバリーは宇宙にいるのに!)、宇宙空間で修理が行われ、大丈夫かどうかは帰ってくるまでわからない。
 アポロ13号の時は司令船の酸素がほとんどなくなり、緊急避難措置として月着陸船で過ごしたので、それはそれは大変だったらしい。月着陸船は本来居住スペースではないわけだし、2人用のところに3人だし、電力がないので冷蔵庫なみに寒いし。それに対して今回は一見それほどシリアスには見えないのだが(宇宙空間にいる間はそれほど異状はないわけだし)、実はアポロ13号に匹敵する状況ではないのか。大気圏に突入するまで首尾がわからないなんて過酷すぎる。
 どうか無事に帰還できますように。 

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STAR WARS エピソード3

  昨日から公開が始まった「スター・ウォーズ エピソード3」、帰りの飛行機を早めにして帰りがけに観てきた。今日を逃すと2週間は観られないので。結末はどうなるか知っているんだけれども、気になるのよ。
 観てしまったので、これでスター・ウォーズシリーズはおしまい。一番最初(20世紀フォックスのテーマから続いて「a long time ago …」と出るところ)と、最後で涙腺が緩んでしまう。しばらくスター・ウォーズはスクリーンで観ていなかったし、28年前に封切りで観て以来のつきあいだし。
 で、見終わってみると、やっぱりスターウォーズは「ダス兵衛 一代記」だった。「ダス兵衛」とは、ダース・ベイダーのこと。その昔、吉田秋生のパロディマンガを読んでから、どうもダス兵衛と呼んでしまうのである。
 以下、ざっと感想を。

・アナキンは、技量とフォースは良かったが、くそ真面目なのと調子に乗りやすいのと頭があまり良くなかったのと長いものに巻かれる性格がまずかったんだねえ。ジェダイ評議会がうまいことおだてていたら、ほいほい乗ったのではないだろうか。暗黒面に寝返っても結局は皇帝の使い走りだったわけだし。

・それにしても、火傷のシーンはめちゃめちゃ痛そうだったな。火傷の上にすぐ被せていたのはいかがなものかと思ったが、ダースベイダーの装束(マスクの内側が見られたのはよかった)は生命維持装置なんだろうなあ。オビ=ワンがとどめをささなかったのは影響絶大。そりゃダス兵衛は恨むだろうよ。

・ヨーダはジェダイを失った心労で、エピソード5以降(たぶん20年ぐらい後だと思うのだが)がっくり老けたのではないかなあ。エピソード3当時は髪の毛もあったし。オビ=ワンも老けたよな。

・しかし、エピソード4以降を見直してみると、アレック・ギネスの若い頃がユアン・マクレガーというのは悪くない。声とアクセントが似ているのが大きいと思う。

・クワイ=ガンの霊と交信できるなら、他のジェダイはだめなのかなあ。エピソード4からずっと不思議だったのだが、マスタークラスなら、他のジェダイも霊体になって不思議はない。福禄寿みたいなジェダイなど、けっこう好きだったのだが。

・チューバッカさんの登場は嬉しい。密輸の片棒かつぐようになるまでには紆余曲折があったんだろうなあ。

・最後にモフ=ターキンのそっくりさんが出たのも嬉しかった。エピソード4で演じていたピーター・カッシングは亡くなっているのだけれど。

・サルマン様ことクリストファー・リーも素敵である。あっさり切り捨てられて気の毒ではあった。

・R2D2、かわいすぎ。全編を通してもっとも可愛いキャラクター大賞はR2。頑固で根性も座っているのだが、あれだけ経験があれば根性も座るだろうな。

・結末はわかっているので、前半の戦闘シーンはある意味どうでもよかった(ジェダイが殲滅されてからが本題という気持ちだった)のだが、XウィングやTIEファイターやランドスピーダーやウオーカーに将来の技術の片鱗が見られたのはよかった。

・ラストシーンは、そうきたか…。やっぱり、エピソード4のあのシーンはよかったもんねえ。エピソード2の時からオーウェン夫妻を見ると胸がつまってしまう。

 帰ってみると、テレビでエビソード5を放映中。やっぱり面白いぞ。その後、エピソード4のDVDをかけてしまう。正直なところ、エピソード1も2もアナキンも、結構どうでもよかったのだが、見終わってみると、もはやエピソード4以降は無心では見られないのであった。たとえば、

・トルーパーもボバ・フェットも中身は同じなのか。
・R2はオビ=ワンやヨーダを覚えていたのかな。全部覚えているというのはどんな感じだったんだろう。
・アナキンは首を絞めるのが好きだねえ。
・おーい、君たちはきょうだいだぞ。 

など余計なことを考えてしまって。先に後日譚がわかってしまっているのは、いいのやら悪いのやら。ひとつの作り方ではあるのだけれどね。 

20050710starwars
 以前にも載せたのだが、しみじみするのでもう一度(拡大可)。

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本日の小ネタ(似て蝶)

 内地(本州以南を北海道ではこう呼ぶ)は、すでにとても暑そうだったり、雨が少なすぎたり、かと思えば多すぎたり、大変そうなこの頃だが、今日の札幌は申し訳ないほど気持ちの良いお天気だった。空は晴れ晴れ、空気は爽やか、日向は暑く、日陰は涼しい。外から、なぜか三線の音が聞こえてきたりして。
 おそらく1年で一番気候がいい時期(そろそろ暑くなるか)だと思うのだが、何故か風邪が流行っているようだ。喉がやられるらしく、どうも、そいつにかかったっぽい。
 ので、本日は小ネタなのだが、実は、最近どうしても気になることがあるのだ。
 それは、「宇宙戦争」のポスター。
 あのトム・クルーズって、

   デイブ・スペクター

 に似ていませんか?

(できれば、あとで写真をアップする予定)

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無人島に持っていく映画

 今週の初めからNHKBS2で「ザッツ・エンタテインメント」シリーズ(1〜3、および「ザッツ・ダンシング!」を放映中である。「ザッツ・エンタテインメント」はDVD-BOXがあるのだが、「ザッツ・ダンシング!」はたぶんビデオもDVDもないので、とても嬉しい。今日は「ザッツ・エンタテインメント3」だったのだが、思わず見入ってしまう。ジーン・ケリーも、アン・ミラーも、もういないんだなあ。

 創立50周年にMGMのミュージカルのいいところを集大成した「ザッツ・エンタテインメント」は、封切のとき映画館で何回か見た。サントラも買った。ビデオも買った、レーザーディスクも買った。もう何度見たかわからない。どんなに疲れているときも、何も考えられないときでも、ほがらかーな気持ちにさせてくれる。楽しませるために、歌・ダンス・お芝居・セットその他に途方もないエネルギーと情熱が費やされていて、楽しみつつもそのことに打たれてしまう。たしか、パート1は作品を作ってきた数千人の人々に捧げられているはず。
 昨年になって、やっとDVD-BOXが出た。特典付きの5枚組。もちろん即買った。いつでも見られる。もう何度も何度も見た。
 
 よく「無人島に持っていくとしたら」とか「シェルターに持っていくとしたら」という仮定で「ベスト映画」を挙げる企画がある。しかし、漫画家の吉野朔実さんも書いていたのだが、「ベスト映画」と「無人島に持っていく映画」と「シェルターに持っていく映画」は微妙に違うのだね。
 「ベスト映画」は繰り返し見なくてもいいけどすごかった映画。「無人島に持っていく映画」は何度でも繰り返し見たい映画、「シェルターに持っていく映画」は繰り返し見たい映画で他の人と貸し借りするかもしれない、もしかすると閉塞感をうち破ってくれるかもしれない映画、だと思う。
 その意味で「無人島に持っていく映画」は、たぶん「一番繰り返し見てしまう、いざとなったらこれだけでもいいと言える映画」なんだろう。
 で、もし「無人島に持っていく映画(DVD)を3つ挙げろ」と言われたら(電気はどうなっている、とか、なんで3つか、は、おいておいて)、今の時点で挙がるのは、まちがいなく以下の3つ。
   「ザッツ・エンタテインメント」DVD-BOX
   「ロード・オブ・ザ・リング三部作 SEE」
   「無間道」香港BOX  
 (この3つでディスクが25枚になることは秘密である)。

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初物の苺

 『指輪物語』が好きだ。映画の『The Lord of the Rings』が好きといったほうがいいかもしれない。原作は、存在は知っていて読みたい気持ちもあったのだが、映画を見るまでは手がつけられず、見てから手はつけたのだが読み終わっていない。
 人はみんな成すべきことをしょっているのだ、指輪を捨てに行かねばならんのだ、それぞれ役割を持っているのだ、仲間がいるのだ、信じるもののために戦うこともあるのだ…去年の今ごろは、『二つの塔』までのDVDが仕事の友だったなあ。今は三部作がそろったので、サウンドトラックだろうがSpecial Extended Edeitionだろうが何でもござれ。ありがたいありがたい。
 主役のホビットは食べること楽しむことが大好きな種族で、けっこう食べたり飲んだりするシーンがある。本や映画に出てくる食べ物は見過ごせないのだが、今のところ、最も心惹かれるのが「初物の苺にクリームをかける」。
 …というわけで、買ってきました。食べました。小粒の苺をへたをとって器に盛って。苺にはクリームよりコンデンスミルクなのだが、結局何もかけずに食べてしまった。美味しかった〜。
 
20050307ichigo

 今日の札幌は今年初めてのプラス10度。明日はまた真冬日らしいけれど。
 ビタミンCも摂ったし、春が来ると思って、今日は早く寝よう(実はまだ体調がよくない)。

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「王の帰還 SEE」日本版

 「The Lord of the Rings 王の帰還 SEE」の日本版をヨドバシカメラにてゲット。本当は明日が発売日なのだが、ヨドバシカメラはたいてい前日から売っているのである。
 ああ、これでやっと日本語字幕つきで見られる。特にコメンタリー(4種類も入っているので、もとの英語版、日本語版も入れると、これだけで20時間は楽しめる計算)が字幕付きで見られるのが嬉しい。香港版もまだキャストのコメンタリーしか見ていないのだが、「のろし」のシーンで、「のろし番の生活」をずーっと考察し続けていた(「先祖代々のマッチがあるんだ」とか)セオデン王の人(バーナード・ヒル、タイタニックの船長さんでもある)が素敵であった。
 香港版のコメンタリーには中国語字幕がついてくるのだが、助かることは助かるけど、人名がわからなくて最初は困った。
 「梅里」= メリー
 「甘道夫」= ガンダルフ なんだもん。

20050201SEE
 香港版と日本版を並べてみた。仕様はいっしょ。裏の絵はきっとアラン・リー。
 

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「スーパーサイズ・ミー」

 最終日の最終回に見てきた。「カンフーハッスル」と開始時間が10分違いだったのだが、「カンフーハッスル」はまだ続くので、終わるまでには見に行こう。意外に混んでいてびっくり。

 ご存じの方も多いと思うが「1か月間毎日3食マクドナルドを食べ続けたらどうなるか」を自ら実験した映画。マクドナルドにあるもの以外は食べない、スーパーサイズを勧められたら断らない、がルール。管理栄養士に「頼むからサプリメントを摂ってくれ」と言われても、医者に「すぐやめろ」と言われても、1か月やめなかった。映画のためとはいえ、壮絶である。

 マイケル・ムーアと比べてテンションは低いのだが、身体を張っているという点、専門家の意見を多く引用している点で、冷静なぶん説得力はあるような気がする。事実マクドナルドは「スーパーサイズ」をやめたとのこと(マクドナルド側は映画との関連を否定しているが)。

 一日三食マクドナルドにすると摂取カロリーは5000カロリーとのこと。20日で肝臓が弱って肝硬変になりかかり、医者(3人いる)をして「高脂肪食でもアルコール同様に肝臓に影響すると思わなかった」と言わせしめる。途中出てくる「ビッグ・マックマニア(ポテトはほとんど食べない)」がそれほどダメージを受けていないところを見ると、ポテトがとりわけ危ないのかも。問題は脂肪と糖分とコーラのカフェインの摂りすぎであるらしい。

 監督が特に強調しているのは、子供への刷り込みの怖さ。ジョージ・ワシントンやキリスト(まあ思想上わからなくてもいいんだけど、「ジョージ・ブッシュ?」はまずいだろ)はわからなくても、ドナルドはすぐわかる。子供の頃から連れて行かれているといい印象が植え付けられる。学校給食もジャンクフード並みの内容で、同じ費用で健康的な食事を出す会社もあるのだが、莫大な利権がからんでいるので状況は改善されない(会社は「子供に食の教育をしたい」と言ってはいるのだが、品揃えがよくなさそうで、自由に子供に選ばせたせいもあって、ジャンクフードばかりに)。

 そして、最初はスーパーサイズを食べて吐いてしまった監督が、みるみるうちに体調を崩し、マクドナルド中毒(気分が落ち込むがマクドナルドを食べると高揚する)になっていく様子が何より怖い。

 自分だったら1日もたないと思う。だって、野菜も果物もほとんどなくて、スーパーサイズのコーラって1900ccもあって(残さず全部飲む)。見に行く前に腹ごしらえをしたのだが、マクドナルドにしなくてよかったと思った(ちょっと考えたのだけれど)。上映中、サーモマグに入れた肉桂を飲んでいたのだが、しみじみ美味しかった。見終わってから、後ろの人が晩ご飯の相談をしていたのだが、これを見てマクドナルドに行けたら強者である。少なくとも、ナゲットはもう食べられないな。

 監督のガールフレンド(かわいい)が「ベジタリアン・シェフ」で、おかげで監督は8週間(実験期間の倍だ)で肝機能を回復したとのこと。体重が元に戻る(1か月に8キロ太った)のには1年近く要したらしい。実験前日に食べていたベジタリアン料理、美味しそうだったなあ。公開後、注文が殺到したのではないだろうか。

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STARWARSの集合写真

 たぶん、今までに劇場で最もたくさん見た映画は「STAR WARS」だと思う。当時は体力も時間もあったから、朝から晩まで映画館にいたこともあった(今はできない)。ソフトも大量にあって、旧バージョンのLDセット、特別編のVHSセット、特別編のLDセット、この間出たDVDトリロジーボックスと4セットもある(馬鹿である)。
 ここでいう「STAR WARS」とはエピソード4〜6のことであって、最近になって作られたエピソード1〜2は(たぶん今作られつつあるエピソード3も)含めない。トリロジーボックスもエピソード6の最後が役者差し替えになっているので、評価が落ちる。本当のところ、好きなのは、ルーカスが手を加える前の特別編ではないほうの旧3部作なのである。「The Lord of the Rings」トリロジーに比べると、シリーズの出来に歴然と差があると個人的には思うので、最近自分内ランキングは下がっている(ピーター・ジャクソンがリメイクしたら喜んでしまうかもしれない。ファンらしいし)。
 とはいえ、この写真(ヴァニティフェアの表紙らしい。拡大可)を見て、目頭が熱くなってしまったのですね。特に右側の方。真ん中にはサルマン様もいらっしゃる(役が違うけど)。

20050108starwars

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「王の帰還 SEE」

 お正月に決まってすることは「箱根駅伝を見る」ことと「ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見る」ことである。これがないと正月を迎えた気がしない。
 ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ると、何年に1回かは必ず「2001年宇宙の旅」を見てしまうので(「美しく青きドナウ」つながりですな)、年の最初に見る映画は「2001年宇宙の旅」だったりするのだが、今年は前のエントリでも書いたように「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」SEE(Special Extended Edition)で幕を開けてしまった。パソコンのDVDリージョン設定を3に切り替え(香港で買ったのでリージョン3のため)動作確認のために見始めたのが運の尽き、ディスクが2枚に分かれてはいるけれども、途中でやめることなどできようか。いや、できない。
 日本での発売は2月なのでネタバレしないようにちょっと感想。

・ファンクラブクレジットを除いても4時間10分なのに、
 (たぶん全部で4時間20分は超えるだろう)
 それでもダイジェストにしか感じられないとは。
・まだまだ見たいシーンがあった。
 たとえば療病院のシーンとか。まあ入っただけよかったけど。
・「サウロンの口」は原作より「サウロンの口」という容姿で笑った。
・サルマン様、復活万歳。しかし…
 「シャイア掃討」のからみでしょうがないかな。
・エンドクレジットにサルマン様とグリマがいてよかった。
 思わず拍手してしまった。
・(改めて)滅びの山から逃げるそばから橋が落ちるのは、
 どうしてもドリフを連想してしまう。
・(改めて)それにしても「のろし」はよい!
・(改めて)これはピピンの成長物語でもあるのだなあ。
・しかし劇場で4時間座りっぱなしは辛いなあ。
 並のインド映画より長いもんなあ。
 劇場で見られるのは嬉しいのだが。
・予告編に出てきたシーンのほかに、
 「おお、こんなところにこんなシーンが!」と
 思うところ多々あり。
・それにしてもよく繋いだよな。
 アカデミー賞編集賞はこちらにあげるべきでは。
・字幕なしで見たのだが、後半、ローハンの角笛が響くあたりから
 涙腺ゆるみっぱなし。
 劇場公開バージョンよりも泣けるかも。

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映画喜怒二題

 平日の朝は、時計がわりにしていることもあって決まった局をつけているのだが、いつのまにか、とくに理由もなくフジテレビ系列(北海道ではUHB)になっている。時々映画の話題が出るのだが、先日の「喜」「怒」をひとつずつ。

【怒】
 「功夫(カンフーハッスル)」の日本語吹き替え版に、フジテレビのアナウンサーがこぞって出演、アテレコが行われた、との嬉しそうな報道。それは二重に間違ってるだろう。
・そういうことが宣伝になると思っていること。
(周星馳が来たときもプロレスラーを乱入させてとっても失礼だった)
 何を考えているんだ宣伝部。
・自社のことを嬉々としてニュースにするフジテレビ。
 だいたい、海外芸能人にインタビューするときも、
 個人的に親しくなることをアピールしたりして
 (そのやり方がまた失礼)、お手盛り感覚にうんざり。
(と言いつつも、フジテレビを見てしまっているのがまた嫌)

【喜】
 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のスペシャル・エクステンディッド・エディション(SEE)が劇場公開されるとのこと。嬉しい!
 「ロード・オブ・ザ・リング」は、一旦SEEを見てしまうと、3時間というインド映画なみに長い劇場公開版がダイジェストに感じられる中身の濃い映画なのだが(実のところ、SEEは6時間でも許してしまうと思う)、とりわけ「王の帰還」は入れて欲しかった数々のシーン(王様の「癒しの手」とか、エオウィンとファラミアのなれそめとか)が入るので、とてもとても嬉しい。「のろし」のシーンがまた見られる(何度見ても泣ける)のも嬉しい。
 「旅の仲間」「二つの塔」のSEEも劇場公開してくれないかなあ。「二つの塔」の後ではまったので、劇場で見られなかったのである。

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アマゾンこわい

 最近、鍋ものもどきを作ることが多い。先に、昆布と香港で買ってきた割れ干し貝柱(「北海道宗谷貝」と書いてあるのを買う)とお酒で出汁をとって大根や葱を煮ておいたところへ、豆腐や肉を入れてしゃぶしゃぶする。
 使用するお鍋は、この間アマゾンで買ったル・クルーゼ。それまで使っていた琺瑯鍋の底が剥げてきて健康に悪そうな状態になっていたところで、なぜか定価の3割引になっていて、重いのを運ばずにすむし…と、ついぽちっと購入ボタンを押してしまったのだった。

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 実は、それまで、アマゾンは歯止めがきかなくなりそうで避けていたのだ。そして、一旦利用したが最後、案の定えらいことになってしまった。店まで行かなくてもすむし(時間がないときはとてもありがたい)、DVDを物色していくと、もう品切れかと思っていた欲しかったブツに「在庫あと1枚」とかついてるし(自分はこれに極めて弱いことを知った)。商売が上手すぎるぞアマゾン。おかげで、王家衛は全部そろってしまったし、買いそびれていた「月夜の願い」とか「2010年(世間的な評判はいまひとつだが健気なハルとロイ・シャイダーが好き)」とか「The Lord of the Rings サントラ全部」とか買ってしまったじゃないか。見に行くとアマゾンはいろいろなものを勧めてくるのだが、バラバラで笑えるぞ(それは私のせいだな)。
 ぽちっとするだけで、鍋やDVDがお家まで来てしまう。カードを使っているので、口座からお金はなくなっていくのだが、そのときはお財布が痛む感覚はない。危険すぎる。うーむ。そろそろ自制しようと思う今日この頃。

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『王の帰還』DVDをゲットす

『The Lord of the Rings 王の帰還』を発売予定日より1日早くヨドバシカメラでゲット。
前二作は、苦しいときの支えであった。
帰りは遅かったのだが、ついパッケージを開け、見ているところ。
メリーとピピンの別れで泣き、烽火で泣き、ローハンの角笛が来るところで泣き、
バスクリン軍団早く来いよ、とか「エオメル兄貴の戦闘大全」が欲しいなどと思いつつ(そのような話はここで読める)、
まだ「友の隣なら?」「頭を下げなくてよい」のシーンを見ていないと思うと、きっと最後まで見てしまうのだろうなあ。眠いんだけど。すみません、見ていない方には何のことやらわかりませんね。

それにしても、イライジャ・ウッドは演技が上手いなあ。
随所にスターウォーズ旧作風味が見られる(ミナス・ティリスの上からの俯瞰がデス・スターのようであったり、オリファント攻撃のシーンが「帝国の逆襲」のAT-ATスノーウォーカー攻撃のシーンに似ていたり、セオデン王(タイタニックの艦長さんだ)いまわの際の「もう助けてくれたよ」は、まんまダースベーダーの最期だったり)ような気がするのだが、やはりそうなのだろうか。

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ジェリー・ゴールドスミス氏亡くなる

 映画音楽家のジェリー・ゴールドスミス氏が亡くなった。

   The Jerry Goldsmith Film Music Society

 別にファンというわけではなかったのだが、意外に衝撃だった。「0011 ナポレオン・ソロ」もこの人だったんだなあ。
 追悼のために、「スター・トレック」を見る。映画化の第1作。この主題曲、特に好きなんである。ジェリー・ゴールドスミスの音楽って、なんとなく娯楽映画というか「楽しい映画音楽」というイメージがある。オーメン♪なんてつい歌ってしまうしな。

 ちなみに、「スター・トレック」映画化第1作のDVDには、ジェリー・ゴールドスミスをはじめ、ジョン・ダイクストラ、ダグラス・トランブル(「2001年宇宙の旅」「スター・ウォーズ」の往年の特撮大王)を交えたスタッフのオーディオ・コメンタリーがついているのだが、「スター・トレック」に関してだけは、どうしても日本語吹き替え版を見てしまう。だって、極力テレビシリーズと同じ声優さんを使っていて、矢島正明カークがしゃべるんだもん。スター・トレックはこれでなければ。

 さらについでに書くと、「スター・トレック」映画版は、個人的には第1作めにつきるのである。宇宙のかなたで今も一人で飛び続けているであろう健気なヴォイジャーが影の主役だから。

久々に見た「スター・トレック」、やっぱり好きだった。音楽もとてもよかった。 

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映画ポスターの新基軸

 おお、札幌JRタワーが。これ世界各地でやっているのかな。香港バージョンが見たいな。

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ベスト・オブ・ラフマーン

 今日のDVDは「Best of A.R.Rahman」。インドの小室(という言い方も古くなった)と言われているらしい。インド映画は芸術映画以外は必ず歌と踊りが入って慣れるとこれがよいのだが、ラフマーンの曲はよい。特に「Dil Se(心から)」のはじめの2曲が好き。インド映画の歌と踊りだけを編集したやつは、頭を使いたくないときに欠かせない。飲みながら踊ってもよいし。

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