カテゴリー「テレビ」の123件の記事

カンボジアのテレビと映画

 カンボジアのテレビの娯楽チャンネルは、夜はカラオケが多かったのだが(記事はこちらこちらに)、ドラマや映画もやっていた。
 すべてクメール語吹き替え。
 しかし、けっこう中国のドラマが多かった。なぜわかったかというと、中国語の字幕がそのまんま残っているからである。気にしないのか、カンボジア人。しなさそうだな。
 字幕が英語と中国語併記のは香港のドラマの可能性もあるのだが、知らないものばかりで、よくわからなかった。ヤムヤムことサイモン・ヤムがクメール語を喋っていたサスペンス風ドラマもあったのだが、字幕からみて大陸のものではないかと思う。
 インド映画らしきものもあって、なんとなくヒンドゥー映画ではなく、もっと南のもののような感じだったのだが、知らない映画だったうえ、クメール語吹き替えなのでわからず。

 さて、今回、このMVを見て、はたと思ったことがあった。
 カンボジア人はチャウ・シンチーが好きなのではないか?
 そう思ったのは、髭の女子が『少林サッカー』のセシリアっぽかったせいもあるのだが、太ったお兄ちゃんはデレク・クォクのようだし。雰囲気が無厘頭(「何も考えていない」というような意味。かつてチャウ・シンチーの映画でよく言われていた)だ。
 それで探してみたら、やっぱりシンチーがクメール語で喋ってました。「Tenfi」って、おそらく、カンボジアでのシンチーの愛称なのではないか。動画がたくさんある。やっぱり、こういうのが好きなのか。

 実は、カンボジアオリジナルの現代映画もかなりあるようで。

 冒頭の畑の中でバイクに乗っている雰囲気がカンボジアの青春もの?と思ったら、どうもゴーストものらしい。


 
 「Khmer Ghost Funny Movie」だそうだ。50万回以上再生。
 この、80年代のくだらなめの香港映画とインド映画を混ぜたような雰囲気、きらいじゃないのだが、別に字幕がなくても、往年のインド映画のVCDを字幕なしで見ていたことを思えば苦にならないのだが。
 繁忙期で全部見る時間がないのが残念である。

 最初の5分で「何だこれは?!」と思ったのだが、関連動画をよくよく見ると、クメール正月の午後2時ぐらいからテレビで一斉にお正月番組が放送されるようで、これの3分過ぎからを見て、顔が三つある神様(の首)はお正月に関係があるらしいということがわかったのだった。

 「Angkor Sankranta Angels Exchange Ceremony」だそうである。バイヨンの前でやっているんじゃないかと思う。
 そして、やっぱり後半は歌になり、みんな踊っているのだった。

 Non-Stop Karaoke は作業用BGVにしているのだが、おかげで、youtubeの「あなたへのおすすめ」がクメール語で埋まってしまっている今日このごろ。

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『Om Shanti Om』wowowで放映さる

 『Om Shanti Om』についてはもう書かないと思ったのだが。
 前の記事にも書いたのだが、ただいま『Om Shanti Om(オーム・シャンティ・オーム恋する輪廻…だっけ)』がwowowシネマで放映中。今、ムケーシュがいけずされまくっているとこ(記事が投稿されるころには放映は終わっているとは思う)。
 このあたりはまああまり思い入れはないので(何度も書いているけど、個人的盛り上がりの頂点は、「年取ったなあ」「君は変わらないよ」から「映画はまだ終わっちゃいないんだ!」まで)、寝る前に記事を書くことにする。

 案の状、泣きました。札幌のスクリーンで見たときより泣けた。というか、人目がないぶん思いっきり号泣。
 「日本で公開してほしい」と書いてから6年、コレが、電波に乗って日本全国のお茶の間に届けられたのである。有料放送だけど。

 綺羅星のような超豪華歌舞音曲シーンが。

 楽しそうなスタッフのおっちゃんたちが。

 もう何回見たかわからないけど、ディスクプレーヤーは作動してなくて、動画サイトでもなくて、これを全国のたくさんの人たちと一緒に見ているのだと思ったら、泣けてしょうがなかった。

 で、明日はNHKの「あさイチ」で『English Vinglish』と『The Lunchbox』が紹介されるのである。でもって、札幌では、今週末から『神様のくれた娘』と『English Vinglish』が、来週から『Student of the Year』が公開されるのだった。
 あとは『Dabangg』に是非とも来てほしい!NHKBSでもインドの娯楽映画を放映してほしい(もちろんノーカットでね!)…と望みは広がっていくわけで、6年前のことを考えると夢のようである。
 ふとテレビを見るとシャールクが踊っているなんてなあ…。
 
 インド映画は、普通の映画として、これから、あたりまえに定着していくのであるなあ(断言)。

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日本のお茶の間でインド映画が6本

 相変わらずハードな日々ですが、生きてます。
 下書きしてある記事もあるのだが、アップの余裕がない。
 今日の夜になって、やっと録画してあるものを見たのだが、思わず号泣しそうになったのがあって、それがなんであるかというと、wowowのインド映画特集の予告なのだった。
 前にもちょっと書いたのだが、明日から、夜9時というゴールデンタイムに、『3 idiots(きっと、うまくいく)』と『Jab Tak Hai Jaan(命ある限り)』と『Ek Tha Tiger(タイガー伝説のスパイ)』と『DON2(闇の帝王DON ベルリン強奪作戦)』と『Om shanti Om(恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)』と『マッキー』が連続で放送されるのである。
 有料放送だけど、日本のお茶の間で。普通の映画として。

 いきなり、これが、テレビの画面に映ったときの気持ちといったら。

 自分は何もディスクをかけていないのに。
 公共のテレビの電波に乗って、シャールクが、サルマンが、アーミルが、ディーピカちゃんが、カトリーナが、カリーナが、プリヤンカ様が、スディープが…。
 
 『Om Shanti Om』を日本で公開してほしいと書いたのは6年前。
 こんな日がくるとはなあ。
 ブルーレイがないものは美麗画質で録画する。
 『Om Shanti Om』はリアルタイムでちゃんと見て、テレビの前で心おきなく号泣する所存である。きっと泣きながら踊ると思う。

 これは皮切りであって、インド映画が普通の映画として日本の映画館でもテレビでも見られるように、これからきっとなると信じる。
 だって、面白いんだもの。

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「家是香港」

 「梅艶芳。10。思念。音楽。會」のTVコマーシャルで知ったのだった。
 調べてみたら、香港政府がサイトを開設している。
 香港人意識を高めるためのキャンペーンのようなものだろうか。


  家是香港 HK OUR HOME

 で、動画がこれ。
 歌唱:張學友と陳奕迅!
 そして香港人が満載!

 

 何度も見てしまった。
 歌詞は以下のとおり。

 交織了笑和淚 這小島走下去
 獅子山中見證人群裡 失散團聚
 一家親親到有時矛盾 不必以敵人自居
 同舟之情 攜手走過崎嶇

 少不免會疑慮 亦揮筆寫下去
 不朽香江到處是名句 心裡無懼
 春風吹吹過世事常變 光景冷熱成霧水
 同舟之情 情牽總有根據

 還有天地能前往 還有生命發光
 騰躍於鬧市海港 愛在舊城窄巷
 誰也經歷過迷惘 人間的波折阻不了盼望
 只須看見 有你在旁

 多想再次凝聚 願一起走下去
 紫荊花瓣散播潮流裡 沖擦疲累
 分開不感到過份遙遠 星空有萬人默許
 放不放開 理想還是要追

 還有天地能前往 還有生命發光
 騰躍於鬧市海港 愛在舊城窄巷
 誰也經歷過迷惘 人間的波折阻不了盼望
 投進每個 信任眼光

 人生 不免崎嶇
 難以 絕無掛慮
 既是同舟 在獅子山下且共濟
 拋棄區分求共對

 還有天地能前往 還有生命發光
 騰躍於鬧市海港 愛在舊城窄巷
 誰也經歷過迷惘 人間的波折在風雨中抵抗
 才知胸襟多寬廣

 還有希望能前往 還有親善眼光
 騰躍於鬧市海港 愛在舊城窄巷
 誰也經歷過迷惘 人間的恩怨幾許已淡忘
 只須看見 有我在旁
 為你一直護航

 英語字幕版はこちら

 これは、新「獅子山下」を意図しているのだろうなあ。一部含まれているし。
 香港で好きなところのひとつは、何かあると人々が一緒に立ち上がって行動することなのだが、政府の意図はどうあれ、そのいいところが出ていると思う。
 実は、觀塘の記事の物華街臨時小販の前の電柱に「家是香港」の看板がついているのだが(真ん中よりちょっと左上)、

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 ほんとうに、末永く香港が香港人のよき家になっていってほしいと心から願う。「愛在舊城窄巷(愛は古い街の狭い路地にある:超訳)」んだし。
 そして、自分は香港を心に日本でがんばろうと思うのであった。
 「アンパンマンのマーチ」を合わせて聴いたりして。

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遅まきながら川勝正幸を知る

 実は名前も書いたものも(企画したものも)ずっと目にしていたのに今まであまり認識していなかったのだが、『ポップの現場から』を読むに至って、やっとちゃんと認識するに到った。
 この本です。

 川勝正幸氏は「ポップ・カルチャーを中心に活動を続けたエディター/ライター」である。2012年1月31日未明に自宅の火災で亡くなった。享年55。
 創刊以来25年連載を続けていたという『TVブロス』はずっと購読しているので、コラムは読んでいたはずなのである。ナンシー関七回忌の菊池成孔との対談「ナンシー関はテレビの守護神だった」も絶対読んでいる。というか「ナンシー関大ハンコ展」の実行委員だったんですか!ナンシーからのカラオケの誘いを3回続けて断ったら「自分たちと遊ぶのが嫌なのかカラオケが嫌なのか」聞かれて後者だと答え「ならいい」と勘弁してもらえたらしい。
 とにかく音楽・映画・ドラマ・演劇その他のポップカルチャーについて膨大な知識と愛情を持ち、いいと思ったものには惜しみなく肩入れしデビュー前のバンドにも惜しみなく力を貸し、クレイジーケンバンドを世に知らしめ、勝新太郎が好きで(だからプロダクションの名前が川勝プロダクション)デイヴィッド・リンチが好きではっぴいえんどが好きで、礼儀正しく腰が低く、人望があること限りなく、没後『TVブロス』連載のコラム「Too old to ROCK'N' ROLL Too Young to DIE」のあとを受ける形で同じタイトルで錚々たるメンバーが綴ったコラムは約1年続いた。
 実は名前を意識したのは、その追悼コラムを読んでからである。
 『あまちゃんファンブック』の対談で湯浅学さんが「琥珀の勉さんは川勝さんだ」と発言していたのだが、本当に、この人は勉さんのモデルだったのではないかと思う。顔も似ているし。著書の中で大人計画への言及があったので、クドカンとも絶対親交があったはずだし。小泉今日子とも深く関わりがあった人だし。(『ポップ中毒者の手記(約10年分)』巻末の小泉今日子インタビューによる)。そう思うと、「リアス」のカウンターで春子さんを見る勉さんの見方が変わってしまう。
 『ポップの現場から』のTVブロス編集部の後書きも、ものすごく愛情が籠もっていて、また、しりあがり寿のイラストが(追悼文はひとっことも書いていないけれども)いいのね。特に奥付のイラストは泣ける。
 なんで今まで気がつかなかったのだろうと(目にしていたのに!)不明を恥じつつ、書かれたものを改めてちびちびと読み始めているのだった。
 こういう人になれるといいなと思う。

 で、最後にひとつどうしても。1994年3月26日号掲載のコラムにですね、アメリカのクライテリオン社から出た『狼/男たちの挽歌最終章』レーザーディスクのことが書いてあるのだが、「ボツ場面、予告編などはまだしも学生時代の映画(非アクション。大林宣彦監督風)まで収録されているのには、泣き」って何ですか。それ。見たい。

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『あまちゃん』終わる

 『あまちゃん』が終わってしまった。
 昨日から『あまちゃん』のことを考えているので、書いてしまうことにする。

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 予告編も放送時も録画でも泣けたシーン。
 トンネルに向かって叫んでいた2人が笑いながらトンネルを駆け抜けていく。この物語は、明日も明後日も続いていく話であり、来年には向こうに行ける話であり、自分は偽らなくてもよいという話であり、成長しなければならないと思っていなくても人は成長するし、何年経っても、どこにいても、人は変われるし復興していけるという話である。
 しかし、制作者(クドカンかディレクターだったと思う)もストーブさんも言っていたように、主人公のアキちゃんはほとんど変わらない(成長はしていると思う)。周囲の人々が変わる。だから、実質的な主人公は周囲の人々だ。
 
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 これは、オオシカケンイチさんが描いてくださったものをお借りした。
 本当に、捨て駒がひとっつもない。みんなに物語がある。キャスティングもすばらしい。
 個人的には、本来の主人公であるアキちゃんに加えて、ユイちゃんと春子さんと鈴鹿さんの物語だった。都会から地元に来たアキちゃん、地元で生き続けていくユイちゃん、地元から都会に行った春子さん、都会で生き続けていく鈴鹿さん。地元と都会の関係がみんな違う。
 その中でも、一番感情移入してしまうのは、こちらでさんざん書いたように鈴鹿さんなのだが、東京とアイドルに憧れて、でも行けなくてなれなくて、いろいろあってぐれて、でも復活して、震災に遭って、最後にめんどくさい本来の自分になって地元で生きていくユイちゃんも、最終週になってとても好きになった。
 最終回1つ手前の155話で、1984年で時間の止まった春子さんの部屋で、聖子ちゃんのポスターを貼ったドアをあけて小泉今日子が入ってきて、テクニクスのコマーシャルのようにヘッドホンをしていた薬師丸ひろ子と、渋谷哲平や太川陽介について盛り上がるという、もう朝ドラだか何だかわからないありがたいシーンが展開されたのだが。「ふっきれた?」「あたしも」「それは、よかった」で、すべて終わったのだなあと思って泣けた。
 鈴鹿さんが本当は歌えたのかどうかは藪の中だけれども、本当は歌えなくて歌えるようになったとすれば、それはそれでいい話だし、本当は歌えたのだとしたら、それは鈴鹿さんが25年間プロとして生きてきた話なので、もう、どちらでもいいと思う。どちらにしても鈴鹿さんは辛かったわけで、解放されて、本当に本当によかった。
 アキちゃんは劇中ではもともと解放されていたように見えるけど、東京では「地味で暗くて(以下略)」だったので、みんな解放されたのであるなあ。

 主人公が変わらないことにくわえて、『あまちゃん』主人公の恋愛・結婚の扱いが軽いという点で画期的だった。思い起こすと、ほとんどの朝ドラでは、主人公の恋愛にスポットが当たっていたり、結婚したりしているような気がするが、たしかに種市先輩のエピソードはあるが、物語を進める機能は果たしているものの、それ以上ではない。特に、復興編では、つきあっているのかどうかもわからない描き方だった。周りの人が変わっていく群像劇なので、それでいい。 
 お座敷列車で続けてアップになっていた三大イケメンについては、水口には、嘘から出た誠(本当はデザイン専攻だったのに「考古学専攻だった」と嘘をついて勉さんに弟子入りした)で考古学を学んでほしい気がする。種市先輩はあのまんま生きていけそうなので、あまり心配していない。アキちゃんは北三陸で早々に結婚してしまいそうな気がするが、相手は誰でもいいと思う。個人的にはストーブさん(成長したよね!)に是非とも幸せになってほしい。

 井上ディレクターによると、最終回はなるべく地元のみなさんを映すようにしたとのこと。地元や80年代やいろいろなことにリスペクトが溢れていたのもよかったことのひとつだと思う。同じくNHKの公式ページにある「北三陸観光協会」のサイト(『あまちゃん』は、このような細部までの作り込みもすばらしかった!)のストーブさんが撮った(本当に小池徹平が撮っている)「潮騒のメモリー」の動画がとてもよい。

 最終回の日に行われた勉さんこと塩見三省さんとプロデューサーの訓覇さんの対談を書き起こしてくださった方がいらして(こちら)、とてもよかった。アキちゃんの猫背は直せと言われて直らなかった結果なのか、「チーズかける?」は小泉今日子に「すごいのが撮れた」と言わしめたアドリブシーンだったのか、など、興味深い。たしかに、勉さんには最後まで天使でいてほしかった気はする。
 あと、復興編(特に披露宴の余興)に花巻さんが、最後のニュースに眉毛こと高瀬アナウンサーが出てくると尚よかった。サダヲちゃんも見たかった。中村勘三郎が存命なら出ていたかも。

 覚え書きとして書くのだが、個人的ベストシーン(暫定・やや順不同)は、
 
 1 鈴鹿さん、自分の声で歌う(153話)
 2 「それは、よかった」(155話)
 3 ユイちゃんの「やるよ!」(たしか145話)
 4 勉さんの「チーズ、かける?」までの一連の流れ(第14週)
 5 ミズタク怒濤の留守番電話(第16週)
 6 花巻さんのフレディ(第64話)
 7 兎忠と粂八の共演
 
 週としては、第9週(お座敷列車の週)と第25週(最終週の1週前)が好きだなあと思っていたのだが、思い起こすと、第16週(「おらのママに歴史あり2」)その他、思い出は尽きない。

 この半年間、本当によいものを見せてもらった。NHKでこういうものを作るにあたっては、勇気も要ったろうし、上層部の反対もあったのではないかと推察するけれども、おかげで「いい仕事」を目の当たりにできた。スタッフのみなさま、ありがとうございました。

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『あまちゃん』あと8回

(【追記】ついに鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子が歌ったので、加筆しました)

 繁忙期ではないのだが、なかなかハードな日々。明日から出張である。
 今しか書けないので書いてしまおう。
 巷で話題が沸騰しているに違いないあのドラマである。
 ついにこれを買ってしまったのだった。

 なぜなら、作業中にずっと春子さんの動画を流していたからである。
 もしかして、この曲は今カラオケで一番歌われているかもと思う。

 しかし、このCDには鈴鹿さんバージョンは入っていないのだなあ。
 なぜ、春子さんの動画を流していたかというと、昨日の、鈴鹿さんが自分で歌う!と宣言して春子さんが「やりましょう!」というくだりで号泣したからである。その前の日はユイちゃんが「やるよ!」と言ったしなあ。今日は大吉さんにもらい泣きだったしなあ。

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 拾いものですが、この写真がとても好きだ。

 8月末に出たファンブックが既に4刷というのにも驚いたのだが、8月末に出たということは、まだアキちゃんはGMTにいるわけで、春子さんは北三陸にいるわけで、映画のオーディションなんか夢にも出てきていないわけで。
 熱心に語っている皆さま、鈴鹿さんや春子さんがどうなると思いますか!と言いたい気持ちでいっぱいになる。
 最初の頃は、都会から田舎に戻った人、田舎にずっといる人、都会に出たいけど出られない人など、田舎と都会の話かと思った。もちろん、そういう面もある。しかし、その他にも、影武者が影武者ではなくなる話であり、奈落から浮かび上がる話であり、逆回転(再生)の話であり、人生にはそれはそれはいろいろなことがあるけれども、人は変われるし変わらないところもあるし生きていけるという話であり、おそらく、見ている人は、みんなどこかに自分の物語を見つけられるのではないかと思う。
 おまけに、周到すぎる伏線や繰り返されるテーマや膨大な小ネタ、無駄玉がひとっつもない配役、朝っぱらから豪華すぎる絵面(小泉今日子と薬師丸ひろ子が並んでいるとかフレディとか)などなどのために、何か言いたくなってしまうのだなあ。本当にすごいよクドカンと演出・スタッフのみなさん。
 昨夜ほとんど徹夜で明日も早いというのに、つい40話から見直してしまい(全部録画してある)、ミズタクの初登場は41話で鈴鹿さんは45話だったのか、など発見もありつつ、今になってはエピソードが全然違って見える(夏さんがリアスのカウンターにいるときの勉さんとか)のでなかなか寝られない。
 「潮騒のメモリー」を初めてカラオケで歌う春子さんとか、お座敷列車での「潮騒のメモリー」とか、大漁旗を振る夏さんとか、ミズタク怒濤の留守番電話とか、粉チーズをかけてあげる勉さんとか、白くなっていく太巻とか、無頼寿司の梅さんとか、兎忠と粂八が義理の親子とか(個人的にとてもツボ)、人によって好きなエピソードは違うと思うのだが、自分としては、今週が、もしかすると今まで一番かもしれない。
 あと8回で終わってしまうことについては、早すぎるとは思わない。これが1年だったら身体がもたないような気がする。8回しかないといっても、3分で市長選挙が終わったりするので油断はできないし。
 おそらく、最終回は初回と同じ7月1日なんだよね。鈴鹿さんもユイちゃんも「潮騒のメモリー」歌うんだよね。お座敷列車でみんな勢揃いだね(泣)。
 薬師丸ひろ子が「潮騒のメモリー」をフルコーラスで歌うソフトが出たら絶対に買います。映像版の歌のアルバムがいいな。

【2013年9月25日(水)追記】
 薬師丸ひろ子というか鈴鹿さん、ついに歌いました。ほとんどフルコーラスで(伴奏が音楽担当の大友さんのギターとヴァイオリンとチェロとピアノのアコースティックバーション)。予想より早く最終回の3回前で。予想のはるか上をいく展開で。
 若き日の春子は成仏する、そこだけナレーションがアキちゃんになる(本来ナレーション担当の春子は当事者だから)、「三途の川のマーメイド」が実は壮大な伏線だった。すごい、すごいよ!クドカンと演出の井上さんと編集の人!!
 号泣のあまり、仕事がたてこんでいないのを幸い午前は休みにしてしまったのだった。

【2013年9月26日さらに追記】
 …と思っていたら、鈴鹿さんは10曲を見事歌いきり、今日になって「実は歌えた説」が浮上(春子さんによる)。歌が苦手で駆け出しで断れなかったため。もし、そうだとしたら、音痴のふりをしたことで太巻が影武者を立てたがために春子の人生が狂い、それがわかったときには真相が言えず、夫である太巻にも言わず、子供にも「死霊のだんご三兄弟」を歌ってきかせるぐらい徹底して嘘をつき続けた25年間だったわけで、それは凄まじい人生だったのではないか。舞台から春子さんを見たときの表情も「歌いたい」と言ったことの意味も全く変わってしまう。春子さんが「プロだわ!」というわけである。
 もしかしたら影武者だったことを明らかにするのかと思ったらそれはしないようで、真相は藪の中。視聴者の心の中には謎が残るのであった。しかし、この期に及んでこんなことをするクドカン、どれだけ話をひねるんだ。

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「あまちゃん」後半戦に

 一週間のご無沙汰でした。
 繁忙期ではなく、やろうと思えばしようと思うことはできるのだが、眩暈が一進一退、精密検査中で検査の結果が出るのは来月、とりあえず薬は飲んでいるのだが「この症状はストレスなんだよねえ…」と言われてしまった今日このごろ。早寝早起き早帰りしているので、けっこう休んでます。これ以上休めませんて。
 そんな毎日の楽しみは、御多分に漏れず「あまちゃん」である。
 こちらにもちょっと書いたのだが、いやーうまいわ、宮藤官九郎。
 先週で前半の北三陸編が終わり、もっぱら爆笑しながら見ていたのだが、最後は泣いた。脇役が、宮本信子、小泉今日子、杉本哲太、吹越満、木野花、渡辺えり子、美保純など水も漏らさぬ鉄壁の布陣。小池徹平はストーブさん呼ばわりだし。1984年と2009年が交互に出てきて「テレビの前にカセットテープレコーダーを置いて録音する(ライン入力なし)」とか「わかるやつだけわかればいい」ネタが満載だし。ゲームネタとか気がついていない小ネタもけっこうありそうだし(どこかでまとめてくれないだろうか)。
 そうなんだよ、ご家庭にはビデオなんてものはなかったんだよ。Blu-rayなんて夢想だにしなかった。「宇宙戦艦ヤマト2199」などもやっているので、遠い昔を思い出して遠い目になるし。思えば遠くに来たものだ。
 ある年齢層にはど真ん中のネタを満載にしつつ、実は、小泉今日子と薬師丸ひろ子だけが存在しないパラレル・ワールドものでもあるんだけどね。
 今週からは、惜しむ声を振り切り東京編に突入。
 やたら人数の多いアイドルには全くうといのでどうなることやらと思っていたのだが、昨日今日のアイドル事務所の奈落編は、わざと「うわあああ」と思わせているんだろうなあ。
 今日は、

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 「増殖する勉さん」で不覚にも爆笑。
 中の人は強面なのに…。

 ちなみに、いままでで最も笑ったのは、

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 花巻さんの「レディオ・ガガ」。
 あったまったのか、客席。見たかったなあ。
 しかも、このあとアキちゃんが「ありがとう、フレディ」って言うし。NHKの朝の連続ドラマなのに。
 ツイッターで回ってきた写真を更にリツイートしたところ、それがさらに回ってメンション欄が花巻さんのフレディでいっぱいになりました。

 幸い、後半になってもオープニングは変わらなかったので(一部「変わる」という噂があった)、毎日「北三陸に帰りたいなあ」と思いながら見るんだろうと思う(たぶん作る側の思うつぼ)。

 公式サイトのリンクを張ろうと思ったら、「潮騒のメモリー」のカラオケページができているのを発見(ちゃんと2番まである)。北三陸市観光協会のサイトといい、芸が細かすぎるぞ>NHK。

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『あのひととここだけのおしゃべり(文庫版)』は初版を買う

 ずっとインド映画の話題が続いているのだが、もとから下書きがたくさんあるうえに(覚え書きを書いて放ってあるもの多し)最近のお楽しみと頭休めはインド映画なので、ますます下書きが増える一方で。
 しかし、これは早いほうがいいので割り込み。

 本屋に行ったら、これが出ていた。

 前にこちらでご紹介したことがある『あのひととここだけのおしゃべり』(よしながふみ)が文庫になっていたのである。
 単行本は好きで何度も読むあまり手垢がつきまくっているのだが、買った。
 なぜなら、文庫版には新たに堺雅人さん(「大奥」の映画版とテレビドラマ版で主演)との対談が入っているうえに、初版にはおまけがついている。
 堺雅人さんは「目が笑っているくせに奥では笑っていない」(そのとおりです、よしながさん。お父さんもすごいわ)ところがいいと思うのだが(うんと怖い役をやってほしい)、羽海野チカさんとか漫画家さんとも親交があるのね。そういえば「ハチミツとクローバー」で修ちゃんだったっけ。こちらの対談も面白かった。話が面白い人なんだな。
 で、初版限定のおまけは、雑誌『メロディ』に掲載された「大奥」映像化記事のイラストエッセイが挟まっているのだが、何がツボだったといって、「何話してるんですか」「火付盗賊改筆頭与力佐嶋さまのお話を」というところ。
 佐嶋!

20130512sajima
 
 借り物の写真ですが、この人です。
 髙橋悦史さん演じる佐嶋はテレビ版の「鬼平犯科帳」で一番好きな登場人物なんである。出てくると「さじまー!」と言いながら手を振ってしまう。「うさぎ…」と苦り切っているところなど最高。残念ながら髙橋さんは亡くなってしまい以後佐嶋は出てこないので、そのあたりはあまり見ていないのであった。
 佐嶋!いいよね!よしながさん!
 ついでに書くと、現在絶賛放映中のNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」には「鬼平」の兎忠と粂八が義理の親子設定で出てきて(わざとか?このキャスティング)先週は酒を酌み交わしていたので、お好きな方は大喜びであったろうと思う。「あまちゃん」は毎日見ているうえに、80年代歌謡映像満載で大丈夫かDVD?とも思っているので録画もしているのであった。クドカンさすがである。

【追記】
 実は、上記の記事はざっと読んだ時点で書いていて最後のほうを見落としていたのだが、菅野美穂さんのことが話されていて、しかし、対談の時点では結婚の話はまったく出ていなくて、「ああよかったね」と心から思った。おめでとうございます。お幸せに。
 「佐嶋」が出てくるイラストは、実は本冊にも出てきていました。でも、ほかのイラストもあるので、やっぱり初版を買った方がいいと思う。菅野美穂さんは男らしいのか。

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新年快樂! 2013

 あまり実感がともなわないまま年が変わってしまった感もあるのですが、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 お年始代わりのカウントダウン@りんご動画新聞。

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 レーザー光線で見えにくいのだが、湾仔のエキシビジョンセンターが年末から一生懸命カウントダウンの練習をしていて可愛かった。

 昨年末は仕事の切りがつくや否や香港に高飛びし、年が変わる寸前に帰って来ました。近年では珍しく(!)雪の影響なしに飛行機が飛んでよかったよかった。
 今回の香港は、いろいろ疲れていたところにもってきて風邪を引いてしまい、着いて2日目が雨、その後気温が急降下し(晴れたけど)体力を勘案しつつ映画を見て古い街をぷらぷらし買い物は驚異的に少ないという滞在になりました。
 ホテルのテレビに有線の電影台が入っていて、わりと古めの映画がいろいろ見られて、

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 チョン・プイさん&梁家輝!

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 トニーさん!

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 ティ・ロン兄貴!

 朝っぱらから「人民英雄」を見てしまったり。
 1989年の作品で、みなさんの若さが感慨深い。
 別の時間帯は劉青雲+古天楽がチャンネルの表裏で出ていて10年のタイムラグがあったので(「アンディ・ラウの麻雀大将」と「盗聴犯」)これまた感慨深かった。

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 土瓜灣・觀塘・紅磡あたりは重建が進んでいて、胸を突かれるものがあった。古い建物がどんどんなくなっていたり、住人が立ち退いて重建局の紙が貼られていたり。
 ということで、またしばらく香港話です。

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