カテゴリー「ニュース」の188件の記事

Occupy Central 占領中環

 こちらの続きになるか。
 まだ事態は進行中で予断を許さないのだが、記録のために。
 「Occupy Central 占領中環」が始まってしまった。

 りんご新聞がこちらの特設ページで生中継中。これとツイッターの#occupycentralを午後からずっと見ている。youtubeのライブはこちら(6万人が視聴中)。
 金鐘の香港特別行政区政府総部の前に人々が集まっていて、前の広場に入れないよう警察が封鎖していたのだが、歩道に集まっていた人々が現在は車道いっぱいに広がり、ものすごい数である。りんご新聞によると、コンノートロード、クイーンズロード、金鐘道、告士打道などは通れないらしく、バスも全部止まっているとのこと。地下鉄も金鐘は停まらなくなっているらしい。
 市民は丸腰で両手を上げているのだが、警官は催涙弾を少なくとも10発以上撃った。「警察も香港人だろう」という書き込みがどこかであり、警官も香港人として辛いだろうと思う。「退去しないと発砲する」という警告看板もあったのだが、それは間違いらしい。現在は大群衆と警察がにらみ合っている。
 しかし、香港政府が金鐘・中環の通信(インターネット含む)を遮断するという情報があったり(今のところ新聞の中継は続いているので遮断はされていない模様)、人民解放軍の武装車が粉嶺から向かっているという情報があったり、事態は予断を許さない。
 報道機関が香港に支局をおいていないこともあって、日本の報道は遅れていて、ツイッターを見ていると古い情報がリツイートされていたりもするので、正確に情報が伝わっているといえないところもある。デマってこういうふうに広がるのか…とも思う。
 學民思潮の黄之峰くんが警察に拘束されているのは不当という判断がされて裁判所が即刻釈放を命じた(追記:釈放された0という明るめのニュースもあるのだが。
 台湾でも応援の座り込みが始まっているとのことなので、北京政府が黙っているとは考えにくい。
 すでに100人以上がけがをしているらしいのだが、どうかどうか、少しでも傷つく人が少なくてすみますように。香港の明日が明るいものでありますように。
 祈念明天會更好。香港加油!保重。

【2014年9月29日追記】
 人々は銅鑼湾や旺角に分散したらしい。

 学生たちについてのりんご動新聞。泣いた。

 我全面支持香港人。小心。保重。香港加油!

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香港加油!2014年9月

 朝から、これを見てごうごう泣いてしまった。

 こちらのりえさんの記事の後半にもあるのだが、北京政府は、2017年の特首選挙で立候補できるのは中央政府に与する者のみとし、民主派が立候補できないことをほぼ決定したのである。

 流れている歌はこれだ。

 動画は四川大地震のときに香港演藝人協会がチャリティで作った曲のもの(こちらの記事参照)。ビヨンドの曲に劉徳華が歌詞をつけた。昨日流れていたのは元の曲のこれ
 この動画はロングバージョンもあって、四川の地震の様子も出てくるのだが、これを見てもわかるように、香港の芸能人は大陸中国のために一致団結してチャリティを行ったわけです。これぞ香港精神。
 大陸中国は香港のために何をした?
 今回の北京政府の決定は、香港精神を殺そうとするものである。
 現在の一国二制度制は、それが(中央政府はともかくとして)大陸の人々にとっても望ましいことであるのは、香港に押し寄せる人々の波を見ても明らか。
 このまま香港が大陸中国と同化してしまったら、それは中国にとっても大きなかけがえのない宝を失ってしまうことになるだろう。
 私は香港を愛している。だから、香港民主を心から支持する。そして、(既にいろいろとまずいことはあるにしても)香港が大陸中国とは別のものとしてあり続け、このまま永く続くことを、普通の香港の人々が幸せに暮らしていけることを強く強く願う。

 それにしても、本日のりんご新聞のトップ動画ときたら。

 一つ目の動画の前の動新聞なのだが、内容の深刻さと記事のテイストのギャップがものすごい。さりげなく「香港人心の特首候補」華仔がインサートされているし。さすが蘋果というべきか。中央政府に真っ先に目をつけられること間違いないのに。偉いぞ蘋果日報!
 蘋果日報は「オキュパイ・セントラル(占領中環)」の専用ページを設置している。Occupy Central with Love and Peace 。
 まだ希望があることを、誰も傷ついたりしないことを、これからの香港の幸せを心から心から願っている。

 りえさんのところからお借りした動画をもうひとつ。
 7月1日の大遊行の定点観測動画。51万人が参加したそうです。自分たちの街を自分たちで守るために。あと、こちらも。りえさんのこの記事も。

 希望明天會更好。
 加油!香港!!

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《問誰未發聲》

 最近、よく見るのがこの動画。見るたびに涙が出る。


 
 原曲は「レ・ミゼラブル」の劇中歌で、それを広東語に訳したもの。
 もとの動画はこちららしい。歌詞は以下の通り。

 試問誰還未發聲
 都捨我其誰衛我城
 天生有權還有心可作主
 誰要認命噤聲
 試問誰能未覺醒
 聽真那自由在奏鳴
 激起再難違背的那份良知和應

 為何美夢仍是個夢 還想等恩賜泡影
 為這黑與白這非與是 真與偽來做證
 為這世代有未來 要及時擦亮眼睛

 無人有權沉默 看著萬家燈火變了色
 問我心再用我手 去為選我命途力拼
 人既是人 有責任有自由決定遠景

 りんご新聞が「みんなで歌おう」大キャンペーン中。何節か歌った動画をアップして送ってくださいと呼びかけている。再生リストはこちら

 秋生さんや台湾の人々も歌っている。

 原曲が歌われる文脈といい、広東語の歌詞といい、りんご新聞の方向性といい、意図するところは明らかだと思う。
 大遊行やヴィクトリア・パークで大合唱すればいいな。

 今日は6月4日。あれから25年目。
 香港が、いつまでも自由な場所であることを心から祈る。

【追記】
 6月5日のりんご新聞。 讓全世界看到 我們的燭光

 りんご新聞の天安門事件25周年ページがこちらに。

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「コーマン帝国」

 いまいち体調不良なので、おうちで録画消化。
 WOWOWでロジャー・コーマン特集があったのをまとめて録画しておいたのを見て、「コーマン帝国」で感動して泣いた。
 もともと、くだらない映画、それも確信犯的にやっているやつが大好きで、たとえば「死霊の盆踊り」、映画館で「わかった、もうわかった」と言いながら大爆笑したものだが、なんで自分がくだらない映画が好きで苦手なものが苦手なのかよくわかったのだった。
 すみません、今日も心の狭さが全開です。

 ロジャー・コーマンは、低予算・短期間で大量の映画を作り続け黒字を出し続けた。『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝』という本もあるのだが、絶版…。古本屋で探そう。
 「コーマン帝国」の内容は、映画の紹介、本人へのインタビュー、関わった人々へのインタビュー。関わった人々は、ジャック・ニコルソン、ロン・ハワード、マーティン・スコセッシ、ゲイル・アン・ハード、ジョー・ダンテ、ビーター・フォンダ、ウィリアム・シャトナーなどなど錚々たるメンバーです。実はコーマンは人材を育てたことでもつとに有名なのであった。
 公式サイトはこちら
 予告編。

 どこで泣いたかというと、最後にアカデミー賞の特別功労賞をもらったところ。ロン・ハワードとかタランティーノが本当に嬉しそうで。その後出てきたジャック・ニコルソンも「ごめん…」と言いながら泣いている。泣いているんですよ、あのジャック・ニコルソンが!
 ロジャー・コーマンは、本当にまともな人である。「B級映画の帝王」というと世間的に軽んじられるイメージがあるけど、というか、そう思ってしまう自分自身を反省しなければならないのだが、映画制作のプロとして稼げる映画をきっちり作り、若者に仕事をまかせて人を育て、一方、自宅を抵当に入れて南部の黒人差別に反対する「侵入」という映画(ウィリアム・カーク船長・シャトナーの初主演作)を作るという気骨がある。「B級映画」と言われているけど誇りをもって作っているし。
 で、映画を改めて見ると、「白昼の幻想」とか「ロックンロール・ハイスクール」とか「デスレース2000年」とか面白いじゃないか。
 プロだ、仕事人だ。そういう人に私はなりたい。
 「コーマン帝国」で印象深かったのは、「ジョーズ」「スター・ウォーズ」が出てきたときに「これで終わったと思った。自分たちと同じことを比較にならない資金でされたらかなわない」と話していたこと。「デスレース2000年」は「スター・ウォーズ」エピソード1のポッドレース(子供のアナキンが活躍するやつ)に似てるのよ。むしろエピソード1より面白い。
 うまく言葉にできないのだが、B級映画ってこういうことかと思った。自分はそういう映画が好きだ。
 一方で苦手なのが、自意識が反映されちゃっていて自分と作品の区別がついていない、自己顕示欲がちらちらしているような映画。でも、たぶん自己顕示しているという自覚はなくて、ほめてほしいと思っているような。お金取っているんだから、自分のすごさじゃなくて作品を見せてというような。
 ちょっと前にtoggeterで「質疑応答なのに自分語りを始める人 あるあると有効な対策」というまとめがあって、あるある!と膝を打ってしまったのだが、それと共通するものを感じた。ほら、いるじゃありませんか、映画祭のティーチインで質問時間を独占して自分の意見を開陳しちゃうような人。きっとすごいって言ってほしいんだよなあ、でも今はそういう時間じゃないし、かえって頭悪そうに見えるわよあなた、という感じの。講演会の質疑応答とかブログのコメント欄なども例としてあがっていたけど、音楽をやっている人にも「音楽ではなく音楽をやっている自分が好き」という感じの人がいる。映画が好きな自分が好き、という人もいるような気がする。
 同じようなことを実は政治にも感じていて、たとえば、今話題の大阪市長とか元東京都知事とか元文部科学大臣などですが、何がこんなに嫌なんだろうとつらつら考えているうちに、そうか、自分の権勢欲とか支配欲とかルサンチマンとかそういったものを、おそらく無自覚に政治に持ち込んでいるのが嫌なんだと思い至った。欲は政治や仕事に持ち込むべきではないし、みだりな自己顕示はやめていただきたい。頭はきちんと使っていただきたい。

 心の広い方は、きっとそういうのに寛容なのだろうなあと思うのだが、自分の心の地雷原がどこにあるのかわかって、ちょっとすっきり。読んでくださった方、付き合わせてすみません。
 そのような部分が自分の中にあるから嫌だと思うというのはその通りなので、そうならないよう自戒したいと思います。

 いやしかし、ロジャー・コーマンは偉いぞ。
 自分がインド映画が好きなのにも、同じような理由があると思う。香港映画もそうなのだが「ほめてほしい」とは無縁の闇雲さが好きだ。「ほめてほしい」というのが心底苦手なのである。

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サルマン・カーン主演こてこて南インド風味「Wanted」(2009)

 まだまだ続くインド映画街道。
 といっても、平日は通しで見る時間的余裕はないので、夜こま切れに見ている。それも「ながら見」なので、わからなくなって戻したり。でも、インド映画が見たいのよ。紹介するなら、インド映画が盛り上がっている今でしょう。

 というわけで、数日かけて見た、「Ek Tha Tiger(タイガー伝説のスパイ)」の(と書けてとっても嬉しい)サルマン・カーン主演「Wanted」。
 2009年の映画で、かっこいいサルマンを堪能する路線の嚆矢だと思う。監督は南のダンス名人プラブデーヴァ(Prabhu Deva)で、こってこての南インド風味。ストーリーがどうというより勢いで押している感じ。ムンバイの殺し屋サルマンが、アイーシャ・タキアと恋に落ち、マフィアや悪徳警官と戦うという話。
 悪役が、悪徳警官といいマフィアといい、もうこってこての悪役で、それを復讐に燃えるサルマンが粉砕していくというのが受けたんだろうなあ。
 しかし、暴力シーンが多くて、特に女性と子供が下に見られてことごとく暴力の対象となるのが見ていて辛い。昨今のインドでの暴力事件の背景ってこんなメンタリティなんだろうなと思ったり。それより何より、うちの国の恥ずべき政治家(慰安婦を容認した上に風俗を使えと行って米軍司令官を凍り付かせたお前だよ大阪市長!)と根っこは同じだと思えるのが最高に不愉快。
 ただ、サルマンのお父さんの最期(とてもかっこよくて悲しい)のシーンで明かされる真実については、おお!と思いました。特に香港映画好きはそう思うにちがいない。

 南のダンス王プラブデーヴァが監督だけあって、ダンスシーンはすばらしい。
 特にコレ。

 アイテムボーイが「スラム・ドッグ・ミリオネア」のみのもんたことアニル・カプール!プロデューサーがお兄さんのボニー・カプール(たしかシュリデヴィの夫君)だからかなあ。終盤には北のダンス王ゴヴィンダと監督である南のダンス王プラブデーヴァがそろい踏みし、豪華さに目がくらみそうである。

 恒例、恋に落ちて1曲。

 ヒロインのアイーシャ・タキアは「Sunday」にも出ていた。たれ目でかわいい系だけどインド人には珍しい感じ…というか、一度そう思ってしまってから、実は、泉ピン子にしか見えなくなってしまったのだった。

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プーチン、愛犬と戯れる

 繁忙期だが、今日はこれしかあるまい。
 心を鷲掴みされたAFPのニュース

秋田犬「ゆめ」と戯れるプーチン大統領、ロシア
 ロシア・モスクワ(Moscow)郊外の大統領公邸で2頭の犬と戯れるウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領。写真が撮影されたのは3月24日。2頭のうち1頭は秋田県から贈呈された秋田犬の「ゆめ」(左)で、昨年6月にメキシコで開かれた主要20か国・地域(G20)首脳会議で当時の野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相がプーチン大統領に贈呈を申し出たことから実現した。もう1頭はブルガリアから贈られた「バフィー」(2013年3月24日撮影)。

 このニュースが人々の心をどのぐらい鷲掴みにしたかというと、執筆時のAFPのニュースアクセスランキングは、第2位が「プーチン露大統領に贈呈、秋田犬「ゆめ」の写真公開」、第3位「プーチン露首相、シェパード犬のプレゼントに笑顔」、第6位「プーチン氏の「子犬外交」、ベネズエラのチャベス大統領にプレゼント」。みなさん、どれだけお好きなんだ。他人様のことはいえませんが。もちろん、この記事が第1位です。
 なんたって、

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 秋田県からもらわれていった秋田犬のゆめちゃんと、ブルガリアン・シェパードのバッフィーちゃんのその後なんである!

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 うわあ。

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 うわあ。

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 この幸せ者!

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 それにしてもバッフィーちゃん、でかいぞ。
 でも、甘ったれたれちゃんなんだなあ。この図体で。

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 ゆめちゃんとバッフィーちゃんは仲良しらしい。
 こちらにもう少し写真が。BBCでも放送されたらしい。
 ゆめちゃんもバッフィーちゃんも幸せそうでよかったよかった。

 ついでに、こちらは、ゆめちゃんのお返しに秋田県に贈られたシベリア猫のミール君の近況です。

 秋田犬の佐竹知事はこちらこちらで猫について熱く語っておられます。ほんとにお好きなのね。
 犬好きのプーチンとの間に友情が芽生えればいいと思う。
 …というか、犬猫ってもしや中国におけるパンダのようなロシア最強の外交兵器なのかしら。おそロシア。 

【追記】
 これは、ゆめちゃん到着時のロシアのニュースらしい。

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プーチン、秋田県にシベリア猫をくれる

 今日は「にゃーにゃーにゃー(222)」で猫の日らしい。
 その今日になって知ったのだが、ロシアのプーチン大統領が猫をくれたんだそうだ。
 こちらでご紹介した秋田犬「ゆめ」ちゃんのお返しらしい。
 名前は「ミール」くん。

 うわー!もっふもふである。
 シベリア猫というだけあって寒冷地対応なのか。
 でかいけど、もうすぐ1才らしい。なんだ、そのおっとりぶりと、柔らかそうな前足と鳴き声は!
 やるな、プーチン。

20130222mir_the_cat

 秋田県庁のツイート画像だそうです。

 こちらは秋田犬「ゆめ」ちゃんの動画。
 佐竹知事、動物好きですね。

 で、ミールくんはどこで飼われるのだろう。
 まさか、秋田県庁に…ということはないだろうけど、幸せに暮らしてアイドルになってほしいものである。定期的に動画をアップしたりすると秋田県の人気も急上昇するのではないか。ブログでも可。
【追記】
 …と思ったらfacebookで絶賛画像公開中のようです。
 佐竹知事のコメント:「12日に家族みんなで、ミール君の1歳の誕生日のお祝いをしました。我が家に来てから2週間以上になり、生活にも慣れ、 毎日先輩猫達と仲良く、元気に暮らしています。日に日に可愛さが増しており、見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。 近いうちに、動画を公開したいと考えておりますので、愛嬌のある仕草などを見ていただきたいと思います」
 いいなあ…

【2013年4月12日追記】
 ミール君のその後の動画がこちらに。熱く語る佐竹知事の動画へのリンクも。

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ロシアに隕石落ちる

 少々遅くなったけど、記録のためにアップしておく。
 ロシアのウラル地方のチェリャビンスクに隕石が落ち、1000人以上がけが。けがの原因は、隕石そのものではなく、衝撃波でガラスが割れたことによるものらしい。

 地元のニュースだと思う。
 映像はほとんどYoutubeからで、NHKのニュースの動画もほとんどYoutube由来。関連動画もいっぱい。すごい時代だなあ。暗いので夕方かと思ったら朝の9時20分頃というのも、ほお、と思う。
 映像は、ものすごく光る系と爆音系に分かれる。

 衝撃波でガラスが割れるんだなあ。車の警報も鳴っている。
 当初は通過の際の衝撃波だと思ったのだが、何度か爆発音が聞こえるのと、落下跡が複数という報道があったので空中爆発したものと推察する。

 これは怪我人が出るだろう。

 これは落下跡だろうか。でかすぎる気も。
 【追記】これはトルクメニスタンかどこかの天然ガスが吹き出している穴であるとのこと。しかし、隕石の関連動画に出てきているということは、関連づけがされているのだろうか。
 もし落下跡だとすると、衝撃波の被害を見ると、そりゃ恐竜も絶滅するだろうと思う。考えてみると、隕石と被害の因果関係がはっきりしていて映像で記録が残ったのは有史以来ではなかろうか。

 こちらは本物っぽい。
 時間がたつと真偽がわかりにくい動画が増えているなあ。

 元の動画が見つからない(一番上の動画にちょっと映っている)のだが、団地の駐車場を上から固定カメラで撮っている動画に住人と犬が映っていて、爆音が響く直前に犬が音のするほうを見て、音がしてからは人から離れなくなっていた。犬も怖かったんだろうと思う。

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ロンドンオリンピック終わる

 ばたばたしているうちに、ロンドンオリンピックが終わってしまった。この前のエントリが開会式だったので、ほとんど2週間ぶり。今日は体調がいまひとつだったので、おうちで閉会式を見た。
 閉会式は下馬評通り、音楽てんこ盛り。

20120813spicegirls

 拾いものだが、この日のために再結成したスパイス・ガールズ。メルが2人とも痩せてるとかジュリが復帰したのかとか、いろいろ感慨深い。
 まあ、イギリスはポップ・ミュージックの宝庫なので出てこなかったミュージシャンも山のようにいたわけだけれども、好きでやってる感じがとても好ましいと思ったのだった。

 しかし、相変わらず、NHKは再放送ではカットしまくり。BSの方が若干救いようがあったが、総合の再放送はショーのメインの部分を思いっきりカットしていた。
 しかも、生中継(録画してた)の方も、実況のアナウンサーが音楽にかぶせて喋る喋る。どうも下調べを一切していない雰囲気で、出てくるミュージシャンも曲もほとんどわからず、知っている人のときは黙るけど、わからない人だと、BGMに乗っかるように選手のエビソードやら雑談を展開しており、twitterには「#アナウンサー黙れ」というハッシュタグができておった。
 いや、何というか、もちろん音楽に興味のない人もいるでしょうけれども、それにしたって、あらかじめセットリストも出ていたわけだから予習はできただろうし、ショーの意図を汲んで詳しくない人にも説明をして歌を楽しむ、ということもできたわけだよね。決断をしたのがディレクターかアナウンサーかわからないけど(でも女性のアナウンサーはとりわけよろしくなかったと思う。見たまんまのことしか言わないか余計なことを言うか)「自分たちが知らないものは無視してよい」という姿勢を公にとったのは本当によくなかった。せっかくデジタル放送にしたわけだし、せめて実況なしの副音声を用意することもできたわけでしょう。その想像力のなさが致命的。公共放送がそんな頭の悪さを率先するようなことしたら駄目でしょうが。
 あと、パフォーマンスの最中に日本選手団の絵が挿入されたために、映像もちゃんと見られず。アニー・レノックスもオリンピック公式ソングもちゃんと聴けなかった。

20120813london_closing_brian

 このシーンも見られなかったなあ。
 でも、この前にフレディが映像で登場したときには泣きました。クイーンは、やっぱりイギリス屈指のバンドなのね。ブライアンのお洋服にアナグマとコーギーちゃんのワッペンがついていて心温まった。

 しかし、十分に聞けなかったとはいえ、この歌を知ることができたのはよかったと思う。

 Always Look on the Bright Side of Life。
 イギリスでは、「葬儀にかけてほしい曲」として名前が多く挙がる、とても有名な曲だという。
 実は、自分はモンティ・パイソンはよく知らないんだけどね。これを好きだというイギリス人はいいなあと思う。で、これにもアナウンスかぶりまくり(ディレクターもアナウンサーもよく知らなかったらしい)映像も全部は見られずで、後から、かなり不愉快な気持ちになった。自分たちの不勉強を恥じないという気持ちは非常によくありません。
 モンティ・パイソンは、たしかどこかにDVDがあったはずなので見てみようと思う。

 次回のオリンピックはリオ・デ・ジャネイロで開催されるとのことで、ブラジルのパフォーマンスもよかった。開会式が楽しみだ。

 ひるがえって我が国であるが、オリンピックをやりたいという人が一部にいるらしいけど、いったいどうするんだろうと思う。どうしても長野オリンピックのセレモニーの惨状を思い出してしまうのだけれども、一部の自己満足と利益誘導で作ったような、どこにも好きという気持ちが感じられず自国に誇りも持てないようなことをまたしてしまうような気がして、断じて賛成できないぞ。
 
 そのせいなのかどうか、ただいまツイッターで絶賛中なのがハッシュタグ「#大阪オリンピック」。最初は大阪では無理だろうと思っていたのだが、にじみ出る大阪愛に、これはこれでいいかという気にもなってきた。

 目指せ開催!もしも #大阪オリンピック が実現していたら まとめ
  togetter 大阪オリンピック!

 ともあれ、みなさまお疲れ様でした。ロンドンのみなさん、ありがとう。次はパラリンピックだ(この動画かっこよすぎ)。パラリンピックのプロモーションビデオはこちら(「ParalympicSportTV」というチャンネルがあるのね)。

【2012年8月13日追記】閉会式のパフォーマンスの動画は、今のところ、こちらで見られるようです(【更に追記】削除されました)。NHK版はこちらでも(ただし、残るものにこんな仕打ちをしたNHKに改めて腹がたちますが)。

【2012年11月6日追記】
 と思ったら、こちらに公式フル動画が上がってました。
 そして、エリック・アイドルのパートの動画も。

 古代ローマ兵士やインド人も踊っている。
 たしかにイギリス史の一部なんだよなあ。
 クイーンのパートはこちらに。

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ロンドンオリンピック開会式

 えらく長い間更新していなかった。今日は、出かける用事をキャンセルして3週間ぶりに空けたのである。明日はまた仕事。
 で、休んで何をしていたかというと、ロンドン五輪の開会式を見ていたのだった。だって、オリンピックって開会式がいちばん好きなんだもん。
 実は、今年はオリンピックがロンドンで開かれるということは知っていたのだが、いつからかは皆目眼中になく、しかし、開会式は、芸術監督が「スラムドッグ・ミリオネア」のダニー・ボイルということで、俄然見る気になったのだった。アカデミー賞の授賞式で好感度が大アップしたしね。うちのイルファン・カーンとアニル・カプールが心から嬉しそうだったし。
 4年前がチャン・イーモウが総力を挙げた北京オリンピックだったので、どうなるかなあと思っていたのだが。イギリス人であることへの誇りが伺える大変好ましいものであった。
 「イギリス人は何者か」がテーマらしいのだが、イギリスはなんぼでもネタがありそうなので、たとえばローマ時代やその前のストーンヘンジの時代から歴史を掘り起こしていくということも可能であったろうけど、そのあたりはすっぱりカット。スタジアムの真ん中に緑の丘が築かれ(「Lord of the Rings」のホビット庄のようであった)農村風景から始まって、移民が来て産業革命が起こってというあたりが強調され、その後は(順番違ったかも)英国が誇る児童病院と福祉とファンタジー。メアリー・ポピンズがフィーチャーされていたのはよかったのだが、「Lord of the Rings」が出てこなかったのが残念。やっぱりハリー・ポッターなのかのう。
 マイク・オールドフィールドがチューブラーベルズを生演奏というのもよかった。その後は「ロックの歴史」であって、ボヘミアン・ラプソディが出てきてフレディを彷彿とさせる白黒レオタードが出てきたときには立ち上がったが、もうちょっと出して欲しかったなあ。NHKの再放送では思いっきりカットされたけど。
 ぐっときたのは、

20120728london1

 鍛冶屋が作った五輪。さすが「トレインスポッティング」を撮ったダニー・ボイルである。その前後は、宮崎駿の「天空の城ラピュタ」(一番好き)のようであった。まあ、あのあたりがモデルなんだけど。

 そして、何と言っても、

20120804loyalbelubelu

 「女王陛下の007大フィーチャリング女王陛下のコーギー犬」。
 ダニエル・クレイグと女王陛下のコーギー犬(ころころとよく肥えていたが本物?…たぶんそうだな。ちゃんと女王陛下の顔を見上げておった)という大好物に加えて、本物の女王陛下が登場。あらゆる意味で最高のボンドガールであった。国民の歓呼に迎えられつつヘリコプターでスタジアムに向かい、会場へはパラシュートで降下…はさすがにスタントマンであろうけれども、その流れで女王陛下は会場に現れたのであった。
 動画(生中継を録画もした)は、あんまり好きで何度も何度も見た。IOCに見つかると削除されそうなのであるが、またアップされるであろう。でも念のため、こちらの3つめで見られます。
 (【追記】…と書いているそばから最初にアップした動画が削除されたので、拾いものの写真に差し替えました。ニコニコ動画も削除された)
 コーギーちゃんがあんまりかわいいので、こんなものも見つけた。

  英国女王エリザベス2世のコーギー好きは異常

 ただいまNHKBSで放送中の「シャーロック」第2シーズン第1話(すんごく面白かった!)でも「小型犬が3匹」と出てたしなあ(コーギーは小型犬じゃないし上記動画には2匹しか出てこないけど)。王室のコーギーは有名なんだろうなあ。個人的には、ダニエル・クレイグ演じるところのジェームズ・ボンドが、ヘリコプターを首をかしげて見送るコーギーを見下ろしてちょっと笑うところがとっても好きです。

 閉会式ではもっとライブが見られるという噂があるので、閉会式も刮目して待ちたいと思う。(【追記】記事はこちらに)

【2012年7月30日追記】
 よりによってインド選手団の入場行進に全然関係ない人(ショーに出ていたバンガロールの大学生という報道あり)が混じっていたというニュース。

India_team_2012_olympic_games_in_lo

 たしかに混じってるわ。
 最初は笑ってしまったのだが、ショックなのは、この場面を生でも再放送でも間違いなく見ていたのに(録画を確認した)まったく気がつかなかったし記憶にもなかったことである。人間の情報処理能力はたいしたことないんだなあ。
 インドがオリンピック委員会に警備に問題ありという抗議をしたらしいが、ショーの出演者なら会場にいたのだろうし、だいたい、チームの人が誰も突っ込まなかったら、周囲も関係者と判断するだろうし、責めるのは酷というものであろう。
 いやしかし、インド選手団のユニフォームがサリーであるのは大変よかった。日本選手団はぜひとも凛々しく袴を着用してほしいと心から思う。

【同月同日さらに追記】
 検索ワードが「オリンピック」「開会式」「コーギー」で埋まっていた(「女王陛下」などもあり)。同好の士は多いのだなあ。著作権の問題もあるのだろうが、あまり厳しくなくネット上で見られるようにしてくださると嬉しいなあ。さもなければ、映画化を希望するぞ。

【2012年11月6日追記】
 オリンピック委員会が動画をアップしてました。

 開会式のフル動画はこちらに。

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