カテゴリー「映画(インド)」の57件の記事

プリヤンカ様に同情できない「7 khoon maat」

 買ってあったのをやっと見た。
 元ミス・ワールドのプリヤンカ・チョープラー主演、7人の夫を持った女性の話。たしかハリウッドかどこかの映画が元ネタになっていたと思う。IMDbのページはこちら

 予告編。

 プリヤンカ演じるスザンナ・アナマリア・ヨハネス(って名前からして既にインド的じゃないし)が冒頭ピストルで頭を撃つという場面から始まり、子供の頃からスザンナに恋していたアルンが妻(コンコナだ−)にことの次第を語る。
 スザンナの1人目の夫は大佐、尊大で狩りに行ってクロヒョウに襲われて死ぬ。2人目の夫はロックスター(ジョン・アブラハム)、盗作疑惑をかけられ麻薬のオーバードースで死ぬ。
 で、三番目の夫が「うちの」イルファン・カーン(IMDbはこちら)なわけです。イスラム教の聖職者(たぶん)で人望も篤くお説教もうまい。プリヤンカに後ろから「わっ」とおどかされて、びっくりするところは可愛らしい(予告編にあり)。プリヤンカ様はキリスト教だったのをイスラム教にあっさり改宗。なのに、イルファンったら、寝室じゃ暴力野郎で殴ったり殴られたりするのが趣味(…)。そういう役もうまいんですけどね>イルファン。雪の中で生き埋めになって死んでしまう。
 4人目はロシア人の科学者。スパイくさい。かねてからプリヤンカ様の可愛がっていた蛇たち(毒あり)がいる井戸に自ら入って行って死ぬ。5人目は捜査に来た刑事。バイアグラの飲み過ぎで死ぬ。
 そして、6人目が、ナッスルディン・シャー。医者で、自殺をはかったプリヤンカ様の命を救う。人格者で温厚でユーモアもある。それなのに、なんでそんなことするかな、プリヤンカ様は。自分がロシアンルーレットするのは勝手だけど、つきあわせちゃいかんでしょ。好きなんだよ、ナッスルディン・シャー。
 それだけじゃなくて、昔っからとってもに仕えてくれた使用人もだよね。死にたかったら、家の中の下の方に油をまくんじゃなくて、もっと確実な方法をとれよ。あげくの果てに逃げるなよ。
 …というわけで、プリヤンカ様にまったく同情できず。
 7人目の夫については、それはずるいだろう!と思う。それに、その人にスーフィーのくるくる回る踊りを踊らせるのは、キリスト教徒から抗議されるんじゃないのかなあ。自分だけ楽になっちゃいかんだろ。
 まあ、音楽はわりとよかったんだけどさ。

 うちのイルファン様がわりとフィーチャーされている。
 白い猫さんがかわいい。

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マードゥリーとシャールクのダンスが素敵な「Dil to Pagal Hai」(1997)

 2010年の11月に下書きしてあったのを発掘。ダンスシーンを貼りたいがためにアップする次第。
 一時いちばん好きなインド映画だった。1997年公開。

 タイトルソング。

 この曲は、1998年に初めて重慶マンションで買ったマードゥリー・ディークシットのベスト版VCDに入っていて、何度も何度も何度も見たけど、ストーリーの予想がまるでつかなかった。よく見ると、マードゥリーとアクシャイ・クマール、カリシュマ・カプール(カリーナのお姉さん)とシャールクと、カップルが2組いるし。

 お話は、マードゥリーにはアクシャイという婚約者がいるのだが、行く先々でシャールクと出くわしてしまい、結局、音楽プロデューサーであるシャールクのステージに出ることになる。2人は当然惹かれ合うわけで、それにシャールクの恋人であるカリシュマ(ダンサーで途中で足を怪我する)が焼きもちを焼く(マードゥリーを前にライバル心むき出しで躍ったりする)のだが…というものである。

 この曲の口笛が出くわすたびに流れたり。
 この映画はダンスシーンがいいと思うのだが、

 特に、これがとても好き。
 この時期のマードゥリーはもう全盛期は過ぎていて、休刊してしまった『旅行人』の対談で、たしかグレゴリ青山さんが「マードゥリーを見るとうわっと思う」というような発言をしていて、それを受けた松岡環さんが「マードゥリーは踊ると蜜がこぼれるようだ」とおっしゃっていた。グレゴリさんはこの映画をマンガでも書いてらして、ええ、最後は泣けますとも。
 この映画で最初に見たので、どうしてもアクシャイ・クマールはいいやつだというイメージを持ってしまうのだった。
 Youtubeで250円で見られるらしいので、ご興味をお持ちの向きはどうぞ。

 なお、マードゥリーの公式サイトが開設準備中のようです。入り口はこちら。マードゥリー、美しいわあ。

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「ロボット」ついに日本公開

 こちらで教えていただきました。
 見たいと思っていて、ゆうばりファンタでタミル語版DVD(英語字幕)をスクリーンで見た「ロボット」が、5月12日に、いよいよ日本公開。

 日本版予告編。

 なんだか、ものすごくしみじみする。
 その理由をよく考えてみると、

  日本語字幕!
  ナレーターが山寺宏一!
 
 監督のシャンカルがちゃんと紹介されている。ラフマーンはアカデミー賞も獲ったし、まあ考えられるのだが。アクション監督のユエン・ウーピンもちゃんと紹介されているな。
 あと、「ラジニカントの」がついてない。「踊る」もついていない。よかった!
 珍品じゃなく普通の映画扱いだと思う。
 それにしても、日本語字幕はいいなあ!

 折しも、なつかし「ムトゥ」の予告編を発見したのだが、

 スタッフとかあまり紹介されていないよね。
 ラフマーンが「インドの小室哲哉」(…)というのは出てるけどさ、ええい、格が違うわ。控えおろう。
 だいたい、これはタミル映画で、ヒンディとかテルグとか、インドのあちらこちらで映画が作られているわけだし、「インド映画総力をあげて」ということはないし。
 自分もごたぶんにもれず、スクリーンでいわゆるマサラ・ムービーというものを見たのは「ムトゥ」が初めてだったんだけどね(そして馬車が川を飛び越えるシーンで根負けして恋に落ちた)。やっぱり、「ロボット」に比べて、当時はインド映画が知られていなかったんだなあという感じがする。
 願わくば、今回はインド映画が一過性のブームに終わらず、末永く日本のみなさんに見ていただける起爆剤になれば、と祈るばかりである。
 せっかく日本語字幕版があるので、「3 idiots(3馬鹿に乾杯!)」「Om Shanti Om」なども合わせて公開してくれないかしら。

 だって、インド映画はぜったい面白いんだもの。

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見たいぞ インド映画「Knock Out」

 本日、大お仕事日。
 仕事の合間に動画界をさまよってしまったのだが、思わぬ映画を見つけてしまった。ブログに貼っていつでも見たいという動機で更新だ。

 予告編。

 タイトルは「Knock Out」。
 なんと、「うちの」イルファン・カーンサンジャイ・ダット兄貴が共演らしい。ヒロインはカングナ。
 今まで全くのノーマークだったのだが、見たい!

 予告編ぽい音楽動画。上とかぶりますが。

 あまりにも好みで鼻血が出そうです。
 特に、踊るイルファン(滅多に踊らない)!

 この曲もすてき。

 今度インドのDVDを買う機会があったら、これと「Rog」を必ず買ってこようと思う。
 さて、お仕事お仕事。

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「3 Idiots」

 実はこの記事、2010年の初めに下書きをしてあった。なぜなら札幌でばったり会ったインド人の知り合いがDVDを貸してくれたから。
 しかし、今回、香港・台湾で大ヒット。香港では9月から公開されているのだが、なんとまだロングラン中。1日1回の上映なのだが満員である。旺角で見ようと思ったら満席でapmの映画館でやっと見られたのだった。前2列を残して人はぎっしり。客層は老若男女。ホンコンヤンの皆様はどっかんどっかん笑ってました。一緒に見られて幸せだ。

 2009年末にインドで大ヒット。賞もたくさん獲った。貸してくれたインド人も「素晴らしい!」と大絶賛していた。
 アーミル・カーンはインドでは「ミスター・パーフェクト」と呼ばれているらしく、作品の選択にはずれなし、「他の俳優は前払いでギャラを求めるが、アーミル・カーンは公開後も最後まで宣伝につきあってくれる」というコメントをどこかで読んだことがある。個人的には、なんとなくトム・ハンクスと印象がかぶる。
 見直して驚いたのは、先生を演じていたボーマン・イラーニーで、この人インドで見たコメディ映画で空気の読めないおじさんを演じていた人だよ。同一人物とはとても思えない。うますぎる。【追記】と思ったら、別人でした。失礼しました。同一人物と思えなくてあたりまえだ。ああ、びっくりした。でも、うまいよね、ボーマン・イラーニ。
 それにしても「3 Idiots」って何をどう訳しても「三馬鹿」だよなあ、と思っていたのだが、日本でも「3馬鹿に乾杯!」というタイトルだったっけか、映画祭で公開されたのよね。なんで一般公開しないんだろ。インド映画はラジニとシャールクだけじゃないのになあ。

 ともあれ予告編を張ろうと思ったら、軒並み埋め込み不可。香港版の予告編はこちら。インド版はこちら

 実質的な主人公はアーミル・カーン演じるランチョー。そして、その親友ファルハーンとラジュー。この3人がすなわち「三馬鹿」。
 物語は、大学を卒業した10年後、かつての同級生チャトゥルにファルハーンとラジューが呼び出されるところから始まる。チャトゥルはランチョー・ファルハーン・ラジューに恨みをもっており、10年後に自分が成功したことを誇示しようとしていた。
 映画は、現在と主人公たちの過去が交互に描かれる。
 彼らはインドの名門工科大学に入学したのだが、インドの受験競争は厳しく、工科大を卒業するとその後の進路は保証されるが、学内での競争もまた激しい。本当にエンジニアになりたくなくても出世や収入や名声のために入ってくる者もあり、その親もまたしかり。重圧のため自殺する者も出る。劇中にも出てくるのだが、インドの若者の自殺率は高いらしい。舞台の大学はどう見ても実在のインド工科大学だ。ラジューみたいな境遇(貧しくて「昔の広東語映画のよう」と香港の中国語字幕では書かれていた)の学生もきっといるよなあ。
 ストーリーはそんな風潮をやんわりと批判しつつ、笑いあり涙ありラブストーリーあり感動あり。香港ではインターミッションなしの3時間ぶっとおしなのでお腹いっぱい楽しめる。時々やりすぎじゃないのと思うところもある(スピーチを書き換えるとか)が、とにかくアーミル演じるランチョーは頭がよく人の心もわかるとってもいい奴。カリーナもかわいいなあ。

 アーミルはシャールクと違って、あまりずぶぬれにならない方がいいと思うけど。

 最後のラダックとか、バックの風景もとてもきれいで、大きなスクリーンで見られてよかったよかった。
 それにしても終わるや否やエンディングソングが流れているのに立ち上がるのは、さすが香港だと思いました。
 (帰ってから加筆するかもしれません)

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「Dil Se…」はやっぱり名作だと思う。

 ネットで見られる無料インド映画シリーズ。
 シャールク・カーンの名作である。こちらの一番下に貼り付けた動画で、浜村淳が激賞していた。

 本編はこちら

 たぶん正規版だと思う。

 お話は、ラジオの仕事をしているシャールクが、政情不安なインド北西部に取材に出かけ、マニーシャ・コイララと出会うというお話。マニーシャはとても訳ありっぽく、シャールクは、途中で婚約したりするんだけど(相手役は「Kal Ho Naa Ho」のプリティ・ジンター)どんどん彼女に惹かれていき(ほとんどストーカーだ)、最後は大変である。
 重ーい話なんだけどね。
 なんたって、A.R.Rahmanの音楽がすばらしい。

 この「Chaiyya Chaiyya」は今も昔もボリウッド最高峰だと思う。振り付けは「Om Shanti Om」監督のファラ・カーン。

 こちらの「Dil Se Re」(タイトルソングですな)も、ほとんどすっぴんのマニーシャが美しい。特にふわーっと微笑むところで見とれてしまう。途中で子供が出てくる構成もすごい。

 火曜日は大お仕事デーなのだが、今回はこれがBGVで、ブログに貼り付けたいために記事を書いたのだった。ブルーレイの普及のためか、動画の画質向上にはすごいものがあるな。
 さーて、仕事だ。

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イルファン・カーン主演「Rog」(字幕なし)

 前回の続き。

 イルファン・カーンは、ボリウッド俳優の中でもっとも英語圏の映画に出ていると思う。「ニューヨーク・アイラブユー」とか(ナタリー・ポートマンに惚れられる役です!)「ダージリン特急」とか「その名にちなんで」とか。
 なんと言っても有名なのはアカデミー賞撮りまくりの「スラムドッグ・ミリオネア」で、何が嬉しいって客席のイルファンや作品賞でステージに上がるイルファンが見られたことだ。録画を消したのが今でも悔やまれる。
 しかし、一方で、すごく変な映画にも出ている。

  

 へび映画。
 何故これの日本版が出るのか理解できない。
 これを出すぐらいなら「Om Shanti Om」とか「Dabangg」とか、他にも出すべきものがいっぱいあるでしょう!
 しかし、主演がイルファン。私にいったいどうしろと。借りるか?買うか?とても悩ましい。

 で、「Rog」である。動画を発見したのだが重慶マンションに買いに行ったら初めて「ない」と言われた。その後、無料で丸ごと見られることがわかったので、ついに、ながらで見ました。だって、字幕がないので言葉がわからないんだもん。2時間を切るというインド映画では異例の短さだし。
 …これは字幕があった方がよかった。冒頭のイルファンのモノローグをはじめ、細かいことがまるでわからない。何が起こったかは何とかわかるんだけど、何でそうなったのか全く不明。

 曲はいいんだけどね。
 K.Kとかシェリヤ・ゴーシャルが歌ってるし。

 ストーリーは、解説によると、

Rog is the story of a troubled police officer who falls in love with a dead woman whose murder he is investigating. Maya Solomon mesmerizes all who surround her with her breathtaking beauty and sensuality. Thus giving more twists and turns in the game of life. Where by the police officer also entraps himself in a situation that might as well add to more conflicts in society.

 というものらしい。
 例によって刑事役のイルファンが、殺人事件の被害者である女性(当然死んでいる)に恋してしまうのであった。インド映画では、サンジャイ・ダット兄貴といいイルファンといい、おっさんが恋に落ちて当たり前なところがすばらしいと思う。

 しかし、話の真ん中へんで「えっ」という事態が起こる。しかし、そうなった理由は不明。展開の詳細も不明。最後もどうしてそうなるのか不明。とりあえず、イルファンよ、その女はやめておいたほうがいいんじゃないか、と思う。
 出てくるお部屋とかレストランは素敵モードなので、観客に夢を売る系の映画だとは思うんだけどね。しかし、イルファン以外の出演者に知っている人がいない(あまり詳しくないけれども)。ヒロインが無名なのはインド映画では珍しいシーンがあるからかなあとは思うんだけど。
 …と奥歯に物がはさまったように書いていますが。

2011121rog_poster

 DVDのジャケットのイルファンはかっこいいと思います。いや、強面の警察の役は似合いすぎるぐらいに似合うし(そんな役ばっかりや)おろおろしているところとか、いいです。顔が好きだ(自分でも何でと思うけど)。

 なので、たのむから出る映画を選んでちょうだい。たとえば「Life in a Metro」(大好きだ−)みたいなのにもっと出てほしい。心から。

 なお、本編はこちらです。

 やっぱり字幕つきで見たいなあ。

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インド映画の無料動画チャンネル

 火曜日は一大お仕事デーなのだが、自分のため更新。

 前にもちょっと書いたのだが、某動画サイトで、インド映画が高画質で丸ごと見られるようになってしまった。もちろん全部じゃないけども。
 あんまりすごくて鼻血が出そうじゃ。
 たまげたのは BoxOfficeのオフィシャルチャンネルで、

 Om Shanti Omが!丸ごと!高画質で!英語字幕つきで!埋め込み可!何なのこの太っ腹さかげんは!!

 重慶マンションで見つけられなかった、イルファン・カーン様の「Rog」(こちらで紹介したやつです)が!字幕ないけど見られる〜っ!

 あと、見たいものリスト

  Rakta Charitra 1(復讐ものの名作)
  Rakta Charitra 2(その続編)
  Ready(サルマン・カーンの明るい映画)
  Love In Tokyo(日本が舞台!)
  Hum Aapke Hain Koun(メガヒットした家族映画)
  Dil Se (話は重いが音楽最高)
  Bombay(これもA.R.Rahmanが音楽)
  Roja(これも)

 これもか!今年公開したばかりのヒット作。インドのおっさんが驚喜したらしい。ぜったい好きだな>自分。

  Singham(アジャイ・デーヴガンが最高に強面で素敵)

 T-Seriesのオフィシャルサイトも大充実。
 新作案内も豊富で、「4080」見たいなあ。ナッスルディン・シャーとK.K.メノンという曲者おっさん俳優共演の警察映画らしい。

 見たい映画で検索かけると見られちゃいそう。
 嬉しいけど、問題は、いつ見るかだわ。

 実は「Bombay to Nagoya」が見たいのだが、さすがにこれは見つからない。…と思ったら、意外なところで予告編が見られた。なんと名古屋を舞台にしたインド映画です。一度見たのだが、名古屋のど真ん中で踊るインド人に目が点になっている名古屋の人々が見どころ。ああ見たい。

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インド映画ですから「Kambakht Ishq(スタローン in ハリウッド・トラブル)」

 気がついてみると「下書き」記事がたくさんたまってしまっていたので、少しずつ放出することにする。

 これは、こちらで紹介した映画。日本版DVDが出ている数少ないインド映画のひとつである。

20101123movie

 アマゾンのジャケット写真にはなかったのに、こんなことが書いてあった。くどいですが、ゲストですから。邦題は「スタローン in ハリウッド・トラブル」だけどさ。
 タイトルソング。原題の「Kambakht Ishq」とは「恋愛なんかくそくらえ」という意味らしい。

  ハリウッドでスタントマンをしているアクシャイ・クマールの弟と、外科医でモデル(時間のやりくりが大変そうだ)のカリーナ・カプールの妹が電撃結婚することになり、大反対するアクシャイとカリーナ。カリーナがスタントマンの仕事を馬鹿にしたことから犬猿の仲になるのだが、ことあるごとに出くわしてしまう2人…という話。
 ゲストでスタローンやデニス・リチャーズが出るし、アクシャイがスタントをつとめる俳優ということでスーパーマン俳優も出るし、何かの賞の流用だと思うのだが、レッドカーペットシーンでスターがいっぱい出てくる。
 在外インド人の話なんだけど、むかしだったら、インド人のアイデンティティが出てくるんだけどね(K3Gもそうだ)、そんなもんはかけらも出てこない。難しいことはなーんにも考えない娯楽映画。舞台は主にロスアンジェルスで、ロケでイタリアに行くのだが、考えてみると、昔から歌舞音曲シーンではスイスロケとかヨーロッパロケは当たり前(トルコロケとかエジプトロケも何気なくやってる)なので、海外ロケには違和感なし。アメリカに住むのは当たり前!という感じ。絵面もおされ。まあボリウッド映画は夢を売っているところもあるけど。
 アクシャイ(でへへと笑うと人がよくなるけど、サングラスをかけると強面)のスタントシーンとか、カリーナがとってもきれいとか(「DON」で踊るシーンは香港人に爆笑されたらしいが)見どころもいろいろ。個人的には、縁起物をいろいろ持ってくる親戚のキロン・ケール(「Om Shanti Om」のお母さん)、初手術にそんなもんをつけてていいのかカリーナ、自分の腹の中のことぐらい気がつけよアクシャイ、アレがいつ鳴るかいつ鳴るかと思ったらああやっぱり、というあたりがツボであった。なんでわからないんだカリーナ。あと、インド映画なのに思いっきりキスシーンが出てきたので驚いた(滅多にないのだ)。

 音楽ダンスもなかなかグッドです。

 インド映画の日本版DVDが出るのはめでたいのだが、日本語字幕版があるはずの「Om Shanti Om」とか「Deli 6(デリー6)」「3 Idiots(3バカに乾杯!)」の日本版DVDを出してはもらえないでしょうかねえ。「Om Shanti Om」なんか、ぜったいヒットすると思うんだけどなあ。「3 Idiots(3バカに乾杯!)」も台湾や香港でロングランなのに。

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インド映画「Humko Deewana Kar Gaye」

 最近、youtubeにインド映画が丸ごと上がっている。それもオフィシャルらしいので驚く。英語字幕があるのも多くて、中には字幕がないのもあるけど、むかしVCDで見ていた頃は字幕なかったし、なんとなくストーリーはわかるからいいことにする。

 その1本。
 アクシャイ・クマールとカトリーナ・カイフ(美しい!)主演の、こてこてのラブストーリーである。

 タイトルソング。

 お話は、インドの自動車会社(世界のトヨタである!)に勤めていてテストドライバーもやっているらしいアクシャイが主役。ヒパーシャ・バスと婚約したのだが、カナダに転勤になりヒパーシャも海外へ。カナダでは相変わらずトヨタに勤めているらしいのだが(ジャッキー映画における三菱自動車のごとくマークが出まくる)、行く先々でカトリーナと出くわし、だんだん仲良くなってしまう。
 カトリーナも実は婚約中で、お家はお金持ちで婚約者であるところのアニル・カプール(「スラムドック・ミリオネア」におけるみのもんた)も大富豪なのだが、だんだん抜き差しならなくなり、そして…というお話。
 ストーリー的には、お互い婚約者がいるなら、そんなにちょいちょい誘い出したり部屋に行ったりするのはいかがなものかと思うし、どうもアクシャイがヒパーシャと婚約した必然性がわからず、そんなに好きなようにも見えないし連絡もとっていないようだし、ヒパーシャはあっさりしているけどアクシャイのことは好きそうだということは押し切られたのか、それにしても、という感じで納得はいかないのだが。
 ヒメーシュの歌(Chandni Chowk to Hong Kongで生で聞いた)がなかなかよくて歌舞音曲シーンはよいし、字幕がなくてもストーリーがわかるし、何と言ってもカトリーナが美しいので眼福である。相手はアニル・カプールでもいいような気はするんだけどさ。顔は怖いけど、案外いい人そうだぞ。

 映画全部。

 埋め込み可とは太っ腹だなあ。

 インド映画の歌舞音曲シーンは、映画会社のチェックが厳しいらしく、よく削除されているのだが(代わりの動画がアップされるのでいたちごっこではある)、最近はT-Series(音楽や映画のプロデュースをしている人たち)がアップしたりもしているのでオフィシャルにアップされるようになってきているみたい。ブルーレイの普及もあってか画質もいい。
 なので、ブログの他の記事でリンク切れになった動画を再アップしたりしているのだが(なぜなら自分が見たいから)、「movie India」で検索すると丸ごと見られるインド映画の数が増えまくりで、何というかいい時代になったなあと思う。

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